障害者グループホームの過ごし方|平日は日中活動へ、休日は何をする?

障害者グループホームの過ごし方|平日は日中活動へ、休日は何をする?

「グループホームに入ったら、毎日どんなふうに暮らすのだろう」と気になっている本人・ご家族の方へ。この記事では、障害者グループホームの過ごし方を、平日と休日の一日の流れの一例で紹介します。世話人が手伝ってくれることや食事のしくみ、平日の日中に通う先との関係もあわせて整理しました。

  • 見学だけでもOK
  • その場で決めなくてOK
  • ご家族・支援者と参加OK

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目次

障害者グループホームの過ごし方は「平日の日中は外へ、朝晩と休日はホームで」が基本です

障害者グループホームの過ごし方は、平日の日中は仕事やB型事業所などの通い先へ出かけ、朝と夜、休日はホームで暮らすという形が基本です。ホームは「住まい」で、日中の居場所は別に持つ人が多くいます。

障害者グループホームとは、障害のある人が世話人や生活支援員の支援を受けながら、少人数で共同生活を送る住まいのことです。制度上の名前は「共同生活援助」といいます。厚生労働省「障害福祉サービスについて」では、主として夜間に、住居で相談や入浴・排せつ・食事の介護などの日常生活上の援助を行うサービスと説明されています。

暮らしのイメージをつかむために、先に押さえておきたいことは次の3つです。

  • 平日の日中は通い先で過ごす人が多い:働く、B型事業所や生活介護に通うなど、日中活動の場を別に持ちます
  • 朝晩と休日はホームで暮らす:食事や身の回りのこと、服薬や金銭管理などを、世話人の支援を受けながら進めます
  • 一日の流れはホームと本人によって違う:起床や食事の時間、門限などのルールはホームごとに決まっています

グループホームの種類や入居条件から知りたい方は、「障害者グループホームとは」で全体像をまとめています。

平日の一日の流れ|起床から就寝までの一例

平日は、朝にホームで身支度と朝食をすませて日中の通い先へ出かけ、夕方に戻って夕食と入浴、自由時間を過ごして休む、という流れが一般的な一例です。下の表はあくまで一例で、時間帯の区切りや支援の中身はホームごと、人ごとに異なります。

時間帯本人の過ごし方の例ホームの支援の例
朝(起床・身支度)起きて顔を洗い、着替える声かけ、体調の確認
朝(朝食)食堂などで朝食をとる食事の提供、服薬の声かけ
朝(出発)日中の通い先へ出かける忘れ物や体調の最終確認
日中仕事、B型事業所、生活介護などで過ごす通い先との連絡調整
夕方(帰宅)ホームに戻り、休憩する一日の様子を聞く
夜(夕食・入浴)夕食をとり、入浴する食事の提供、必要に応じて入浴の介助
夜(自由時間・就寝)テレビや趣味、洗濯などをして休む相談対応、夜間の見守り

表のとおり、平日のホームの役割は「朝に送り出し、夕方から夜の暮らしを支える」ことが中心になります。日中の通い先での過ごし方は、B型事業所の場合「B型事業所の一日のスケジュール例」で紹介しています。

障害者グループホームの食事はどうしている?

グループホームの食事は、世話人が用意したものを食堂などでとる形が基本です。どの食事をいつ提供するかはホームごとに決まっているため、入居前に確認しておくと安心です。

厚生労働省「共同生活援助における運営や支援に関するガイドライン(第1版)」(令和8年2月)では、世話人の役割の一つに住居での食事の提供が挙げられています。食材料費については、食事の提供回数などを利用者とあらかじめ確認したうえで徴収額を決め、残額が出たときは返金するなど適切に扱うこととされています。

また、同じガイドラインは、調理や買物などの家事を、原則として利用者と職員が一緒に行うよう努めるとしています。食事をただ受け取るだけでなく、配膳や片づけ、買物を一緒にする中で、生活の力を少しずつ身につけていく暮らし方もあります。平日の昼食は日中の通い先でとる人が多いため、通い先でお弁当が頼めるか、持参するかも確かめておきましょう。

世話人・生活支援員の支援内容

グループホームの支援内容は、家事や健康管理などの日常生活の援助と、食事・入浴・排せつなどの介護の2つが柱です。前者を主に世話人、後者を主に生活支援員が担います。

先のガイドラインをもとに、主な役割を整理しました。

職員主な支援内容
世話人食事の提供、清掃、洗濯、健康管理、金銭管理、服薬管理など日常生活の援助
生活支援員食事や入浴、排せつなどの介助

世話人と生活支援員の仕事の分け方は制度上決まっておらず、ホームごとに柔軟に分担できるとされています。このほか、余暇活動の支援や緊急時の対応、就労先やほかの障害福祉サービス事業所との連絡調整も、グループホームの支援に含まれます。

休日の過ごし方|決まった予定はなく、本人の希望で組み立てます

グループホームの休日は、平日のような決まった予定はなく、本人の希望に合わせて過ごすのが基本です。ホームでゆっくり休む人もいれば、買物や趣味の外出、家族に会いに行く人もいます。

ガイドラインでは、就労や日中活動だけでなく、その人らしい余暇を過ごすことが大切だとされています。ホームは、利用者の希望を尊重したうえで、余暇の過ごし方を提案したり企画したりするよう努めることになっています。家族と交流できる機会を確保するよう努めることも、ホームの役割です。

休日の過ごし方の一例を表にしました。平日と同じく、ホームのルールや本人の体調によって変わります。

時間帯休日の過ごし方の例
平日より少しゆっくり起きて、朝食をとる
午前洗濯や居室の掃除、職員と一緒に買物に出る
ホームで昼食をとる、または外出先で食べる
午後趣味や散歩、ホームの行事やレクリエーションに参加する
夕方〜夜夕食と入浴をすませ、翌週に向けて早めに休む

休日の外出には、市町村が行う移動支援などのサービスを使える場合があると、ガイドラインに書かれています。門限や外泊、来客の決まりはホームによって異なるため、休日の自由度は見学の際に聞いておくと安心です。

体調が悪い日や、日中の予定がない日

体調が悪い日は、無理に通い先へ出かけず、ホームで休んだり受診したりします。ガイドラインでも、体調不良が見られる場合は無理に日中活動や就労をさせず、医療機関の受診につなげる必要があるとされています。

常時の支援が必要で日中もホームで過ごすことが多い方には、日中も支援体制をとる類型があります。くわしくは「日中サービス支援型グループホーム」をご覧ください。なお、同じガイドラインでは、介護保険サービスの対象となる65歳以上の利用者は、原則として介護保険が優先されるため、日中活動に通所介護(デイサービス)などを利用できるとしています。

見学・体験で確かめたい暮らしのポイント

グループホームでの暮らしが自分に合うかは、見学や体験利用で実際の生活の場を見て確かめるのがいちばん確実です。ガイドラインでも、希望する人に見学や体験利用の機会を提供することが望ましいとされ、自宅で家族と暮らしている人も体験利用ができると書かれています。

見学や体験のときは、設備だけでなく「毎日の過ごし方」に関わる点を中心に確認してみてください。

  • 平日の起床・朝食・帰宅・夕食のおおよその時間
  • 食事は朝・夕のどれを提供しているか、食材料費はどう決めているか
  • 服薬や金銭管理など、本人に必要な支援を受けられるか
  • 休日の過ごし方や、ホームで行う行事・レクリエーションの有無
  • 門限・外泊・来客など、暮らしのルール
  • 居室は個室か、居間や食堂など共用の場所はどう使うか
  • 平日の日中の通い先まで、無理なく移動できるか

居室の広さや定員には基準があり、ガイドラインでは、ユニットの入居定員は2人以上10人以下、一つの居室の定員は原則1人(サービス提供上必要と認められた場合は2人)とされています。居間や食堂など、入居者同士が交流できる場所を設けることも決まっています。

候補の探し方は、相談支援専門員やお住まいの市区町村の障害福祉担当窓口に聞くほか、WAM NET 障害福祉サービス等情報検索でも地域の事業所を調べられます。家賃や食費などの実費と、サービスの利用者負担を合わせた費用の考え方は、厚生労働省「障害者の利用者負担」に負担上限月額のしくみが載っています。実際の負担額は世帯や自治体、年度によって変わるため、個別の判断は相談支援専門員や市区町村の窓口で確認してください。

B型(日中活動)との接点|平日の「出かける先」が暮らしのリズムをつくります

グループホームでの平日の過ごし方は、日中にどこへ通うかで大きく変わります。ガイドラインでも、利用者の多くが生活介護や就労継続支援などの日中活動サービスを利用しており、ホームは通い先との連絡調整に努めるとされています。

就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに自分のペースで作業をし、工賃を受け取れる日中活動のサービスのことです。グループホームは住まい、B型は日中の活動の場で、役割が違うため組み合わせて利用できます。組み合わせ方の考え方は「グループホームとB型を組み合わせるという選択」でくわしく紹介しています。

同じガイドラインは、就労や日中活動をしていない利用者はホームの外とのつながりが少なくなり、孤独に陥る心配があるとも指摘しています。朝にホームを出て、通い先で作業をして、夕方に帰る。この流れがあると、生活リズムや人とのつながりを保ちやすくなります。

いきなり毎日通うのが不安な方は、通う日数を少なめにして始める方法もあります。「B型事業所は週1日からでも通える?」も参考にしてください。夜型の生活になっていて朝に出かけるのがつらい方は、「昼夜逆転を直したい」で通所を目標にした立て直し方をまとめています。

ぽちぽちの道の場合(グループホームから通う平日の日中として)

グループホームでの暮らしを思い描くとき、平日の日中をどこで過ごすかは、住まい選びと同じくらい大切なテーマです。ぽちぽちの道は就労継続支援B型の事業所で、グループホームの運営は行っていません。グループホームの紹介やあっせんもしていないため、住まいのご相談は、相談支援専門員やお住まいの市区町村の障害福祉担当窓口にお願いします。

私たちがお手伝いできるのは、グループホームから通う日中活動の場としてのご相談です。ぽちぽちの道は、IT・パソコン作業に特化したB型事業所で、東武東上線「志木駅」東口から徒歩2分にあります。送迎は行っていないため、ホームから駅まで、または駅から歩いて通えるかを一緒に確認します。

作業はパソコン中心で、データ入力、Canvaでの画像づくり、生成AIを使った文章や調べ物、SNS投稿づくりなどに取り組みます。パソコンが苦手な方や未経験の方も歓迎しています。週1日からの通所もご相談いただけるので、ホームでの生活に慣れるまでは少ない日数から始めることもできます。昼食はお弁当(実費)を用意できるため、ホームで昼食の準備が難しい方も相談してみてください。工賃は見学時にご案内します。

「ホームの暮らしと、日中の通い方をどう組み合わせればいいか」を考えたいときは、見学で作業の様子を見ながらお話しできます。気になったら、見学だけでも大丈夫です。

障害者グループホームの過ごし方についてよくある質問

Q. 障害者グループホームで暮らすと、平日の昼間はホームにいられないのですか?
A. 平日の昼間にホームにいてはいけないという決まりはありませんが、多くの人は仕事やB型事業所などの通い先で日中を過ごします。体調が悪い日は、無理に出かけずホームで休んだり受診したりします。日中も支援が必要な方には日中サービス支援型という類型もあるため、相談支援専門員に相談してみてください。

Q. 障害者グループホームの食事は、一日何回出るのですか?
A. 食事の提供回数はホームごとに決まっているため、入居前の見学や契約の説明で確認してください。厚生労働省のガイドラインでは、食材料費は食事の提供回数などを利用者と事前に確認して決めることとされています。平日の昼食は通い先でとる人が多いため、通い先の昼食の用意もあわせて確かめておくと安心です。

Q. グループホームの休日は、自由に外出してもいいですか?
A. 休日は本人の希望に合わせて過ごすのが基本で、買物や趣味の外出をする人もいます。ただし、門限や外泊、来客の決まりはホームによって異なります。外出の付き添いが必要な場合は、市町村の移動支援などを使えることがあるため、市区町村の窓口に確認してください。

Q. グループホームの世話人は、どこまで生活の手伝いをしてくれますか?
A. 世話人は、食事の提供や清掃、洗濯、健康管理、金銭管理、服薬管理などの日常生活を手伝います。食事や入浴、排せつの介助は主に生活支援員が担いますが、分担はホームごとに柔軟に決められます。家事は職員と一緒に行うのが原則とされているため、どこまで自分でするかは個別支援計画で相談して決めます。

Q. グループホームから週1日だけB型に通う過ごし方もできますか?
A. B型事業所によっては、週1日などの少ない日数から通い始められます。ぽちぽちの道でも週1日からの通所をご相談いただけます。受給者証で決まる利用日数や、ホームとの連絡調整も関わるため、通い方は相談支援専門員とも話しながら決めてください。

まとめ

障害者グループホームの過ごし方は、平日の日中は通い先へ出かけ、朝晩と休日はホームで世話人の支援を受けながら暮らすのが基本です。一日の流れや食事の回数、休日のルールはホームごとに違うため、見学や体験で実際の暮らしを確かめると、入居後の「思っていたのと違う」を防ぎやすくなります。

ぽちぽちの道は、グループホームから通う日中の活動先として利用できる、志木駅徒歩2分の就労継続支援B型事業所です。平日の通い先を探し始めた段階でも、見学やLINEでの相談を受け付けています。質問だけでも大丈夫です。暮らしのお金や制度の入り口は「障害のある方のお金と制度 総まとめ」、通い先を比べる観点は「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考にしてください。


  • 見学だけでもOK
  • その場で決めなくてOK
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何かを始めたい、新しい一歩を踏み出したい方へ

まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

お電話でのご相談もお待ちしております

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受付時間:月〜土 9:30〜18:30


監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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