「一人暮らしは不安だけれど、日中は働く場所がほしい」「親なき後の生活が心配」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。グループホーム(共同生活援助)と就労継続支援B型は、役割が違う別のサービスとして組み合わせて利用できます。この記事では、2つの違いと組み合わせるメリット、進め方を解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化のB型)の例もあわせて紹介します。
グループホームは「住まい」、B型は「日中の活動」で、組み合わせて利用できる
グループホーム(共同生活援助)は「住まい(生活の場)」、就労継続支援B型は「日中の活動(働く場)」と役割が違う別のサービスで、この2つは組み合わせて利用できます。住まいはグループホーム、日中はB型、というかたちで、生活面の支援を受けながら日中は活動する、という暮らし方ができます。
まず、それぞれの役割を整理すると次のとおりです。
- グループホーム(共同生活援助):世話人・支援員のサポートを受けながら、少人数で共同生活する住まいの場。主に夜間や休日の生活を支えます。
- 就労継続支援B型:雇用契約を結ばず、自分のペースで働きながら工賃を受け取る、日中の活動の場。
つまり、グループホームが「暮らす場所」、B型が「日中に通って活動する場所」です。役割が重ならないため、両方を併用しても矛盾しません。「一人暮らしはまだ不安だけれど、日中は何か活動したい」という方にとって、住まいと日中の活動をそれぞれ整えられる選択肢になります。
グループホームとは?B型との役割の違い
グループホーム(共同生活援助)とは、障害のある方が世話人・支援員のサポートを受けながら、少人数で共同生活する住まいの場です。 一人ひとりの個室を基本としつつ、食事の準備や金銭管理、健康面の相談など、日々の生活で困りやすいことを支援員がサポートします。夜間や休日など、家にいる時間の生活を支えるのが中心の役割です。
一方、就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら工賃を受け取れる福祉サービスです。 こちらは日中に通って活動する場で、住まいの支援は行いません。2つは「生活の場」と「日中の活動の場」という、役割の違う別のサービスです。
主な違いを表にまとめると、次のようになります。
| 観点 | グループホーム(共同生活援助) | 就労継続支援B型 |
|---|---|---|
| 役割 | 住まい(生活の場) | 日中の活動(働く場) |
| 支える時間帯 | 主に夜間・休日 | 主に日中(通所) |
| 支援する内容 | 食事・金銭管理・健康相談など生活面 | パソコン作業や軽作業などの活動 |
| 受け取るお金 | (住む場所のため賃金等はなし) | 工賃 |
| 利用のかたち | そこで暮らす | 自宅やグループホームから通う |
このように、グループホームは「住む」ためのサービス、B型は「日中通う」ためのサービスです。役割が違うので、片方だけを使うことも、両方を組み合わせて使うこともできます。たとえば「自宅から通うのは難しいけれど、日中は活動したい」という場合に、住まいをグループホーム、日中をB型にする、という組み合わせが考えられます。
なお、グループホームもB型も、利用にはお住まいの市区町村への申請と、障害福祉サービスの受給者証(支給決定)が必要です。どちらのサービスをどう使うかは、相談支援専門員と相談しながら決められます。
組み合わせるメリットと進め方(相談支援・見学・チェックリスト)
グループホームとB型を組み合わせる一番のメリットは、生活面の支援を受けながら、日中はB型で活動できることです。住まいでは世話人・支援員のサポートを受け、日中はB型に通って自分のペースで活動する、という生活リズムを整えやすくなります。一人暮らしが不安な方や、親なき後の生活に備えたい方の選択肢にもなります。
組み合わせる主なメリットは次のとおりです。
- 夜間・休日は生活面の支援を受けながら、日中はB型で活動できる
- 「住む」と「日中通う」が分かれることで、生活にメリハリがつきやすい
- 一人暮らしがまだ不安な方が、支援を受けながら自立に向けて練習しやすい
- ご家族にとっても、住まいと日中の活動の両面で支援につながっている安心感がある
進め方は、住まい(グループホーム)と日中の活動(B型)を分けて考え、相談支援専門員と一緒に組み立てていくのが基本です。一般的には、次のような順序で進めます。
- 相談支援専門員(または市区町村の窓口)に、住まいと日中の活動の希望を相談する
- 候補となるグループホームとB型を、それぞれ見学・体験する
- お住まいの市区町村に申請し、受給者証(支給決定)を受ける
- 住まいと日中の活動を組み合わせて、無理のないペースで利用を始める
見学のときに確認しておきたいことを、チェックリストにまとめました。
- グループホームの空き状況と、入居までのおおよその流れ
- グループホームで受けられる支援の内容(食事・金銭管理・通院の付き添いなど)
- グループホームからB型まで、無理なく通える距離・時間か
- B型でどんな作業ができるか、週何日から通えるか
- 費用(家賃・食費・利用料など)の説明をどこで受けられるか
費用や空き状況はグループホームによって異なり、時期によっても変わります。具体的な金額や入居の可否は、見学のときや相談支援専門員・お住まいの市区町村の窓口で確認するのが確実です。この記事だけで判断せず、専門の窓口に相談しながら進めてください。
なお、B型を利用するまでの流れ全体は、関連コラム「就労継続支援B型の利用までの流れ|相談から見学・体験・利用開始まで」でも詳しく紹介しています。「一人暮らしはできるのか」を考えたい方は「B型に通いながら一人暮らしはできる?備えたいこと」、将来の生活設計を考えたい方は「親なき後に備える|B型と将来の生活設計」もあわせてご覧ください。
ぽちぽちの道の場合(志木駅徒歩2分・グループホーム利用の方も通えるB型)
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。グループホームに住みながら日中の活動先を探している方も、自宅から通う方と同じように、日中の活動の場としてご利用いただけます。
ぽちぽちの道はB型(日中の活動の場)であり、グループホーム(住まい)の運営は行っていません。ただ、グループホームを利用している方が日中に通う先として活用でき、住まい側の支援員や相談支援専門員と連携しながら、無理のない通い方を一緒に考えることができます。
ぽちぽちの道では、袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った作業が中心です。たとえば、次のような作業に未経験から取り組めます。
- データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
- Canvaを使った画像・SNS素材づくり
- 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
- SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成
「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、グループホームでの生活リズムに合わせて、無理のないペースで始められます。実際の作業の様子や、できる作業の一覧は、作業内容のページでも紹介しています。利用料や工賃は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。
志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方で、「グループホームとB型の組み合わせを考えたい」「日中の活動先を探している」という方は、見学のときに作業を見ながら一緒に考えることもできます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
グループホームとB型の組み合わせについてよくある質問
Q. グループホームとB型は同時に使えますか?
A. はい、グループホームとB型は役割が違う別のサービスなので、組み合わせて利用できます。住まいはグループホーム、日中の活動はB型、というかたちです。利用にはお住まいの市区町村への申請と受給者証(支給決定)が必要なので、まずは相談支援専門員や市区町村の窓口に相談してみてください。
Q. グループホームとB型は何が違うのですか?
A. グループホーム(共同生活援助)は「住まい(生活の場)」で、主に夜間・休日の生活を支援員がサポートします。B型は「日中の活動(働く場)」で、自分のペースで働きながら工賃を受け取ります。住む場所と日中通う場所、という役割の違いがあり、両方を組み合わせることもできます。
Q. 一人暮らしが不安です。グループホームとB型の組み合わせは向いていますか?
A. 一人暮らしが不安な方にとって、選択肢の一つになります。グループホームで生活面の支援を受けながら、日中はB型で活動できるため、支援を受けつつ自立に向けて練習しやすいかたちです。向き不向きは状況によって変わるので、相談支援専門員に相談しながら検討すると安心です。
Q. グループホームの費用や空き状況はどこで確認できますか?
A. 費用や空き状況はグループホームによって異なり、時期によっても変わります。具体的な金額や入居の可否は、見学のときや、相談支援専門員・お住まいの市区町村の窓口で確認するのが確実です。この記事だけで判断せず、専門の窓口に相談してください。
Q. ぽちぽちの道はグループホームも運営していますか?
A. ぽちぽちの道はB型(日中の活動の場)で、グループホーム(住まい)の運営は行っていません。ただ、グループホームを利用している方が日中に通う先としてご利用いただけます。住まい側の支援員や相談支援専門員と連携しながら、無理のない通い方を一緒に考えられます。
まとめ
グループホーム(共同生活援助)は「住まい」、B型は「日中の活動」と役割が違う別のサービスで、住まいはグループホーム・日中はB型というかたちで組み合わせて利用できます。生活面の支援を受けながら日中は活動できるため、一人暮らしが不安な方や親なき後に備えたい方の選択肢になります。費用や空き状況はグループホームによって異なるため、相談支援専門員や市区町村の窓口に相談しながら進めると安心です。ぽちぽちの道は、グループホーム利用の方も日中に通える、志木駅徒歩2分のB型事業所です。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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B型事業所がはじめて、続けられるか不安…
まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

