「いくつも同時に進めるのが苦手」「マルチタスクで混乱して、仕事が続かなかった」——そんな方へ。マルチタスクが苦手でも、一つずつ進める作業を選べば、無理なく働けます。大切なのは、同時進行を頑張ることではなく、自分に合った進め方ができる作業を選ぶことです。この記事では、一つずつ進める工夫とPC作業の進め方を、本人・ご家族向けに整理しました。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」も、作業内容を見学で確かめられます。
マルチタスクが苦手でも、一つずつ進める仕事を選べば大丈夫
マルチタスクが苦手でも、一つずつ進める「シングルタスク」の作業を選べば、無理なく働けます。大切なのは、同時進行を頑張ることではなく、自分に合った進め方ができる作業や環境を選ぶことです。
おさえておきたいポイントは、次のとおりです。
- 同時進行を無理にしない:一つずつ進めればいい
- シングルタスクは強みになる:一つに集中できることは長所
- 作業の選び方が大事:マルチタスクが少ない作業を選ぶ
- 仕組みで補える:メモ・手順・道具で混乱を減らせる
「いくつも同時にできない」ことは、欠点ではありません。一つずつていねいに進められることは、立派な強みです。
マルチタスクが苦手とは?シングルタスクの強み
マルチタスクとは、複数の作業を同時に進めたり、短時間で切り替えたりすることです。これが苦手な場合、電話を受けながらメモを取る、複数の仕事を並行する、といった場面で混乱しやすくなります。ただし、これは「能力が低い」ということではありません。
- 一つに集中できる:シングルタスクなら、ていねいに正確に進められる
- 切り替えが少ない作業が合う:一つの作業をまとまった時間続けられる仕事が向く
- 特性が関わることも:ADHDやASDのある方に見られることもあります
苦手なことを無理に克服しようとするより、得意な進め方(一つずつ)が活きる作業を選ぶほうが、力を発揮しやすくなります。特性ごとの働き方は「ADHDの方がB型のパソコン作業で力を発揮するには」や「ASD(自閉スペクトラム症)の方に合う働き方とB型」も参考になります。
一つずつ進めるための工夫・PC作業の進め方
マルチタスクが苦手でも、次のような工夫で、一つずつ落ち着いて進められます。できそうなものから取り入れてみてください。
- やることを書き出す:頭の中で抱えず、メモやリストにする
- 順番を決める:一度に一つ、優先順位をつけて取りかかる
- 一つ終わってから次へ:途中で切り替えず、区切りまで進める
- 通知を切る:作業中はスマホやメールの通知をオフにする
- 手順を見える化する:作業の手順をメモにして、迷わないようにする
- 道具・AIを使う:生成AIに段取りを整理してもらう、下書きを手伝ってもらう
パソコン作業は、こうした「一つずつ進める」やり方と相性が良い作業です。自分の席で、一つの作業にまとまった時間取り組めるためです。集中が続かないと感じる方は「集中力が続かないときに向いた作業」も参考になります。マルチタスクを求められる作業を避け、シングルタスクで進められる作業を選ぶことが、無理なく働くコツです。
具体的な例で考えてみましょう。たとえば「アンケートのデータを入力しながら、グラフも作る」という作業があったとします。マルチタスクが苦手な場合は、これを「①まずデータをすべて入力する」「②入力が終わってからグラフを作る」というように、二つの作業に分けて、順番に進めます。こうすると、頭の切り替えが減り、ミスも起きにくくなります。生成AIを使えば、「この作業をどんな順番で進めればいい?」と相談して、段取りを一緒に整理してもらうこともできます。やることが多くて混乱しそうなときは、まずAIや紙の上で「やることリスト」を作り、一つずつ消していくと、落ち着いて進められます。一度に全部を完璧にこなそうとせず、「今はこれだけ」と決めることが、マルチタスクの苦手さを助けてくれます。自分を急かさず、一つずつ片づけていけば大丈夫です。
ぽちぽちの道の場合(B型として)
「一つずつ集中して進めたい」という方に、パソコン中心のB型は向いていることがあります。ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。
ぽちぽちの道の作業はパソコン中心で、データ入力やCanva、文章作成など、一つの作業にじっくり取り組める作業が多くあります。電話を受けながら別の作業をする、といった同時進行は基本的に少なく、自分のペースで一つずつ進めやすいのが特徴です。生成AIは、作業の段取りを整理したり、下書きを手伝ったりと、「頭の中の整理」もサポートしてくれます。
「マルチタスクが苦手で、仕事が続かなかった」という方も、進め方の合う作業なら力を発揮できることがあります。どんな作業があるかは、作業内容のページや見学で確かめていただけます。気になったら、見学やLINE相談から始めてみてください。
マルチタスクが苦手な方の働き方についてよくある質問
Q. マルチタスクが苦手でも、B型で働けますか?
A. はい、働けます。B型には、一つずつ進められる作業も多くあります。マルチタスクを無理に頑張るより、シングルタスクで取り組める作業を選ぶことが大切です。自分に合った進め方ができれば、無理なく続けられます。
Q. 同時進行ができないのは、能力が低いからですか?
A. いいえ、そうではありません。一つに集中できることは、ていねいで正確な仕事につながる強みです。人には得意な進め方があり、「一つずつ」が合う人もいます。苦手を責めるより、得意な進め方が活きる作業を選びましょう。
Q. パソコン作業は、マルチタスクが苦手でもできますか?
A. できる場合が多いです。パソコン作業は、自分の席で一つの作業にまとまった時間取り組めることが多く、シングルタスクと相性が良いためです。データ入力や文章作成など、一つずつ進められる作業から始めるのがおすすめです。
Q. 作業中に別の指示が入ると混乱します。どうすればいいですか?
A. 「今の作業が終わってから対応します」と一言伝えてよいか、事業所に相談してみましょう。やることをメモして順番に片づける、通知を切るなどの工夫も有効です。混乱しやすいことを伝えておくと、配慮してもらいやすくなります。
Q. マルチタスクが苦手なことは、事業所に伝えたほうがいいですか?
A. はい、伝えておくのがおすすめです。一つずつ進められる作業を割り振ってもらえたり、指示の出し方を工夫してもらえたりします。「同時進行が苦手」と伝えるだけでも大丈夫です。自分に合う進め方を、一緒に見つけていけます。
まとめ
マルチタスクが苦手でも、一つずつ進める作業を選べば、無理なく働けます。同時進行を頑張るより、シングルタスクが活きる作業や、混乱を減らす工夫(メモ・手順・道具)を取り入れましょう。「一つに集中できる」ことは強みです。自分に合った進め方ができる場所を選ぶことが、長く働くコツです。
ぽちぽちの道は、一つずつ集中して進めやすい、志木駅徒歩2分のB型事業所です。どんな作業ができるかは、実際の作業内容を見学で確かめられます。事業所選びは「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考にしてください。
- 60分個別相談
- 利用前提で
なくてOK - 準備不要
同伴者OK
B型事業所がはじめて、続けられるか不安…
まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

