「てんかんがあっても、就労継続支援B型は利用できるの?」「発作のことが心配だけれど、無理なく通えるの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、てんかんのある方が就労継続支援B型に通うときに大切にしたい配慮や、見学で確認しておきたいポイントを、やさしく整理して解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道での通い方も紹介します。
てんかんのある方も就労継続支援B型を利用でき、無理のない範囲で通えます
てんかんのある方も、就労継続支援B型を利用できます。雇用契約を結ばずに、自分の体調や生活リズムに合わせて無理のない範囲で通えるのが、このサービスの大きな特徴です。
就労継続支援B型とは、一般企業で働くことにまだ不安がある方が、雇用契約を結ばずに自分のペースで作業に取り組める福祉サービスです。てんかんのある方も利用でき、服薬や通院を続けながら通っている方もいます。てんかんとは、発作が起こることがある状態で、発作の有無・頻度・型は人によって異なり、服薬によって発作が起こりにくくなっている方も多いとされています。だからこそ、「通えるかどうか」を一律に決めるのではなく、一人ひとりの状態に合わせて考えることが大切です。
まず押さえておきたいのは、次の3点です。
- てんかんのある方も、就労継続支援B型を利用できる
- 発作の有無・頻度・型には個人差があり、無理のない範囲・ペースで通うのが大切
- 服薬・通院や体調のことは、主治医・相談支援員に相談しながら進める
体調や状態には個人差があります。ここから先は、無理なく続けるために大切にしたい配慮と、見学で確認したいポイントを順番に紹介します。具体的な進め方は、主治医や相談支援員と相談しながら決めていくのが安心です。
てんかんのある方が通うときに大切にしたいこと
てんかんのある方がB型に通うときに大切にしたいのは、服薬・通院を続けること、無理のない時間と十分な休息をとること、発作が起きたときの対応をあらかじめ共有しておくこと、そして安全に配慮した環境で過ごすことです。いずれも、本人・ご家族・主治医・スタッフが相談しながら、一人ひとりに合わせて整えていくものです。
ここでいう「配慮」とは、特別なことをするという意味ではなく、無理なく安心して通い続けられるように、あらかじめ準備や相談をしておくことです。下の表に、大切にしたい配慮と、その進め方の例を整理しました。なお、これは一般的な考え方の例であり、実際にどうするかは主治医や相談支援員と相談しながら決めていきます。
| 大切にしたい配慮 | 進め方の例 |
|---|---|
| 服薬・通院を続ける | 主治医の指示にもとづいて服薬・通院を続けられるよう、通院日は休む・時間を調整するなどを相談しておく |
| 無理のない時間と休息 | 疲労や睡眠不足に配慮し、短い時間・少ない日数から始める。休憩をとりやすくしておく |
| 発作時の対応を共有 | 発作が起きたときの対応は、あらかじめ主治医の指示にもとづいて、連絡先やかかりつけ医などをスタッフと共有しておく |
| 安全に配慮した環境 | 落ち着いて作業できる環境か、困ったときにすぐ相談できるかを確かめておく |
特に、発作が起きたときの対応は、自己判断で手順を決めるのではなく、あらかじめ主治医の指示にもとづいて、本人・ご家族・スタッフで共有しておくことが大切です。連絡してほしい相手やかかりつけ医、伝えておきたいことなどを事前に整理し、スタッフと共有しておくと、いざというときに落ち着いて対応してもらいやすくなります。
服薬や通院、体調のことは、自己判断で変えずに主治医に相談するのが基本です。スタッフや相談支援員には、今の状態や不安に思っていることを素直に伝えられる関係をつくっておくと、無理のない通い方を一緒に考えてもらいやすくなります。
通院・服薬と通所の両立をもっと知りたい方は、関連コラム「通院・服薬とB型の通所を無理なく両立するには」も参考になります。どんな人がB型を利用しているかは、関連コラム「就労継続支援B型はどんな人が利用できる?」で詳しく紹介しています。
見学で確認しておきたいポイント(チェックリスト)
てんかんのある方が事業所を選ぶときは、「配慮を相談できるか」「無理のないペースで通えるか」「困ったときに相談しやすいか」を見学で確かめるのがポイントです。同じ就労継続支援B型でも、配慮のしかたや雰囲気は事業所によって違います。
パンフレットやホームページだけでは分かりにくい部分も多いので、見学のときに次の点を確認しておくと、自分に合う事業所を見つけやすくなります。気になることは、その場で遠慮なく質問してみてください。
- 体調や状態に合わせた配慮を相談できるか
- 通所のペース(週何日・何時間から)を相談できるか
- 通院日に休んだり、時間を調整したりしやすいか
- 発作時の対応について、あらかじめ共有・相談しておけるか
- 疲れたときに、無理せず休憩・休みをとりやすい雰囲気か
- 困ったときに、スタッフへ相談しやすいか
- 通いやすい場所にあるか(移動の負担が少ないか)
これらは「正解」を探すというより、自分が安心して通えそうかを確かめるための視点です。見学で実際の様子を見て、スタッフと話してみると、文章だけでは分からない雰囲気が伝わってきます。
ご家族や相談支援員の方が一緒に見学に行くと、本人だけでは聞きにくいことも確認しやすくなります。発作時の対応や服薬・通院のことなど、専門的な判断が必要なことは主治医にも相談しながら、無理に一人で決めず、周りの人と一緒に進めていくのが安心です。
ぽちぽちの道の場合(駅徒歩2分・無理のないペース・相談しやすさ)
ぽちぽちの道は、無理のないペースで通える環境を大切にしている、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です。東武東上線「志木駅」から徒歩2分にあり、週1日からの通所もご相談いただけます(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。
ぽちぽちの道では、次のような形で、無理のない通い方をサポートしています。具体的な配慮の内容は、見学のときに体調や状況をうかがいながら、一緒に相談して決めていきます。
- 駅から徒歩2分で移動が短い:東武東上線「志木駅」から徒歩2分にあり、駅からの移動が短くてすみます。通うときの体への負担を抑えやすいのが特徴です。
- 無理のないペースで通える:週1日・短時間からの通所もご相談いただけます。体調や生活リズム、通院の予定に合わせて、無理のない範囲から始められます。慣れてきたら、少しずつ日数や時間を相談しながら調整できます。
- 静かなパソコン作業が中心:データ入力・Canvaでの画像づくり・生成AIを使った文章づくりなど、落ち着いて取り組める実際の作業が中心です。大人数での軽作業とは違う環境で、自分のペースで進められます。
- 困ったときに相談しやすい:パソコンが苦手な方・未経験の方も歓迎しています。操作で困ったときや、体調・通院のことで相談したいときに、スタッフへ声をかけやすい雰囲気を大切にしています。発作時の対応など、あらかじめ共有しておきたいことも、見学・相談のときにお聞かせください。
「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。体調や通い方、配慮してほしいことも、見学のときに一緒に相談できます。
なお、工賃や利用料は、作業内容や通所日数、お住まいの状況によって変わります。金額だけで判断せず、実際の雰囲気を見ていただくのがおすすめなので、詳しくは見学時にご案内します。利用には受給者証が必要で、申請はお住まいの市区町村の窓口で行います。手続きの進め方は、相談支援員にも相談できます。
てんかんのある方の就労継続支援B型利用についてよくある質問
Q. てんかんがあっても就労継続支援B型を利用できますか?
A. はい、利用できます。就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに自分のペースで取り組める福祉サービスで、てんかんのある方も利用しています。発作の有無・頻度・型には個人差があるため、無理のない範囲で通えるよう相談できます。利用には受給者証が必要なため、お住まいの市区町村の窓口や相談支援員にご相談ください。
Q. 発作が心配ですが、無理なく通えますか?
A. 無理のない範囲・ペースで通えるよう相談できます。週1日や短時間から始め、疲労や睡眠不足に配慮しながら、慣れてきたら少しずつ調整していく方法もあります。発作が起きたときの対応は、あらかじめ主治医の指示にもとづいてスタッフと共有しておくと安心です。
Q. 服薬や通院を続けながら通えますか?
A. はい、服薬や通院を続けながら通っている方もいます。通院日は休んだり時間を調整したりできるよう、あらかじめ相談しておくとよいでしょう。服薬や通院のことは自己判断で変えず、主治医に相談しながら続けるのが基本です。
Q. 発作が起きたときの対応はどうなりますか?
A. 発作が起きたときの対応は、あらかじめ主治医の指示にもとづいて、連絡先やかかりつけ医などをスタッフと共有しておきます。事前に共有しておくことで、いざというときに落ち着いて対応してもらいやすくなります。詳しくは見学・相談のときにお話しできます。
Q. 家族や相談支援員と一緒に見学できますか?
A. はい、ご家族や相談支援員の方とご一緒の見学も歓迎しています。発作時の対応や服薬・通院のことなど、一人では聞きにくいことも確認しやすくなります。LINEでの相談から始めても大丈夫です。
まとめ
てんかんのある方も、就労継続支援B型を利用でき、無理のない範囲で通えます。大切なのは、服薬・通院を主治医の指示のもとで続けること、無理のない時間と休息をとること、発作時の対応をあらかじめスタッフと共有しておくこと、そして安心して通える環境かどうかを見学で確かめることです。ぽちぽちの道は、志木駅徒歩2分で移動が短く、無理のないペースで通えて相談しやすい事業所です。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。体調や通い方、配慮してほしいことも一緒に相談できます。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
ほかの障害・特性別の記事は障害・特性別にみるB型の利用ガイド|まとめからまとめてご覧いただけます。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

