「文章で説明しても伝わらない情報を、図にして分かりやすくしたい」「図解って、絵が苦手でも作れるの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、複雑な情報を絵にする図解の作り方を、初心者向けに手順で整理します。図解のコツや生成AIの使い方、志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」での作業の実際も紹介します。
図解の作り方は「情報を整理→関係を示す→絵に置き換える」
図解の作り方は、いきなり絵を描き始めるのではなく、①伝えたい情報を整理する→②情報どうしの関係を矢印や枠で示す→③それを絵や記号に置き換える、という順番で進めるのが基本です。絵のうまさよりも、情報を整理する力のほうが大切です。だからこそ、絵が苦手な方でも取り組める作業です。
まず、この記事の結論を先にまとめます。
- 図解とは:文章だけでは分かりにくい情報を、図形・矢印・絵などで視覚的に表したもの
- 最初にやること:絵を描くことではなく、「何を一番伝えたいか」を1つに絞ること
- 作り方の軸:情報を整理する→関係(順番・対比・包含など)を見つける→図のパターンに当てはめる
- 絵心は不要:四角・丸・矢印・アイコンの組み合わせで十分。ツールやAIが見た目を助ける
図解は「絵のセンス」で決まるものではなく、情報の整理と、見せ方の型を知っているかで決まります。次の章で、その型と手順を具体的に見ていきます。なお、ここで紹介するのは一般的な進め方の一例で、扱う情報によって最適な見せ方は変わります。
図解のパターンと作り方の手順
図解は、伝えたい情報の「関係の種類」に合わせて、決まった型(パターン)に当てはめると作りやすくなります。ゼロから構図を考えるのではなく、「これは流れの話だから手順図」「これは比較だから表」と、型を選ぶところから始めるのがコツです。
図解とは、情報どうしの関係を、位置・線・大きさといった見た目の違いで表す技術のことです。たとえば「Aの次にB」という順番なら矢印で、「AとBは別物」という対比なら左右に並べて、と関係の種類ごとに見せ方が決まっています。よく使う基本パターンを整理します。
| 伝えたい関係 | 向いている図解パターン | 使う場面の例 |
|---|---|---|
| 順番・流れ | フロー図(矢印でつなぐ) | 手続きの流れ、作業の工程 |
| 比較・対比 | 表、左右に並べる図 | サービスの違い、選択肢の比較 |
| 全体と部分 | 階層図、入れ子の枠 | 組織図、分類、目次 |
| 量・割合 | グラフ(棒・円) | アンケート結果、内訳 |
| つながり・関連 | 相関図(線で結ぶ) | 人物の関係、要素の関連 |
この表からわかるのは、「何を伝えたいか」が決まれば、使う図解パターンはほぼ決まるということです。逆に、伝えたいことがあいまいなまま描き始めると、ごちゃごちゃした図になりがちです。図解を作る基本の手順は、次のとおりです。
- 目的を1つに絞る:この図で一番伝えたいことを1文で言葉にする
- 情報を書き出す:必要な要素を、まずは箇条書きで全部出す
- 関係を見つける:要素どうしが「順番・対比・包含」などどの関係かを整理する
- パターンを選ぶ:関係に合う図解パターン(フロー図・表・階層図など)を決める
- 配置して整える:四角・丸・矢印で要素を置き、色や文字の大きさで強弱をつける
最後の「整える」工程では、CanvaのようなデザインツールやAIを使うと、見た目をきれいにする部分を助けてもらえます。手描きで下書きしてから、ツールで清書するという進め方もしやすいです。
図解を作るときのコツとAI活用チェックリスト
図解を分かりやすくするコツは、「要素を詰め込みすぎないこと」と「視線の流れを意識すること」の2つです。1枚の図に情報を盛り込みすぎると、かえって伝わらなくなります。1枚=1メッセージを目安に、思い切って削るのが、見やすい図解への近道です。
初心者がつまずきやすいのは、「きれいに描こう」として手が止まることです。最初から完成形を目指さず、手描きのラフ→ツールで清書という二段階で進めると、ぐっと楽になります。図解づくりで意識したいコツと、AIの活かし方を整理します。
- 1枚に1メッセージ:盛り込みすぎない。複雑なら2枚に分ける
- そろえる・余白をとる:要素の位置や大きさをそろえ、詰め込まずに余白を残す
- 色は3色まで:使う色を絞ると、強調したい部分が目立つ
- 視線の流れ:人の目は左上から右下へ動く。順番のある図はその流れに沿わせる
- AIに構成を相談する:「この内容を図解するなら、どんなパターンが合う?」と生成AIに聞き、たたき台をもらう
- AIに要素の整理を頼む:長い文章から「図にすべき要点」を箇条書きにしてもらう
ここで気をつけたいのは、AIが出した構成や要約はそのまま使わず、人が確かめて整えることです。生成AIは図解の方向性のアイデア出しや、情報を箇条書きに整理するのは得意ですが、その内容が正しいか、伝えたいことに合っているかまでは保証しません。図の中の数値や事実は、必ず元の資料と照らし合わせて確認しましょう。AIと人で作業を分担する考え方は「ぽちぽちの道でできる作業内容」でも紹介しています。これらのコツは、見学のときにスタッフへ遠慮なく質問して大丈夫です。
ぽちぽちの道の場合(情報を整理して、絵にする作業を未経験から)
「複雑な情報を絵にする」と聞くと専門技術のように感じますが、実際の作業に分けてみると、情報を整理する工程と、ツールで形にする工程の組み合わせです。ぽちぽちの道では、この図解づくりを日々のパソコン作業の一つとして、未経験の方も取り組んでいます。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。たとえば、長い説明文を読みやすい手順図にしたり、サービスの違いを比較表にまとめたりする作業に、図解パターンの型を使いながら取り組めます。情報の整理や構成のたたき台づくりには生成AI(ぽちぽちAI)を使い、図の清書にはCanvaでの画像づくりを活用します。AIが出した構成や要約はそのまま使わず、内容が合っているかを人が確かめて仕上げる——という分担で進めるのが特徴です。
この進め方には、利点があります。絵を描くのが苦手でも、情報を整理する工程や、ツールで型に当てはめる工程から始められるので、作業のハードルが下がります。文章をスライドにまとめる作業に近い「資料作成の作業」とあわせて取り組むと、「伝わる見せ方」の引き出しが増えていきます。どの工程から関わるかは、サービス管理責任者と一緒に個別支援計画を立てながら決めます。パソコンが苦手な方や未経験の方も、要素を箇条書きにする・色を選ぶといった入りやすい工程からスタートでき、スタッフと生成AIがサポートします。週1日からの通所も相談できるので、その日の体調に合わせて関わる範囲を調整できます。実際にできる作業の種類は、作業内容のページで紹介しています。
「自分にも図解づくりができるのか不安」というときは、見学の際に、情報を整理して絵にする作業の流れを実際に見ていただけます。見学やLINEでの相談も受け付けています。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
図解の作り方についてよくある質問
Q. 絵が苦手でも、図解は作れますか?
A. はい、作れます。図解は絵のうまさよりも、情報を整理して関係を見つける力が中心だからです。実際の図は、四角・丸・矢印・アイコンの組み合わせで十分に作れますし、見た目の清書はCanvaなどのツールが助けてくれます。ぽちぽちの道でも、絵が苦手な方が情報整理の工程から取り組んでいます。
Q. 図解とインフォグラフィックは何が違うのですか?
A. どちらも情報を視覚的に表したものですが、図解は1つの内容の関係を分かりやすく示すもの、インフォグラフィックは複数のデータや情報をまとめて1枚で見せるもの、という使い分けが一般的です。インフォグラフィックは図解やグラフ、アイコンを組み合わせた、より情報量の多い表現と考えると分かりやすいです。初心者はまず、1つの関係を表す基本の図解から始めると取り組みやすいです。
Q. 図解づくりに生成AIはどう使えますか?
A. 生成AIは、図解の構成のアイデア出しや、長い文章から要点を箇条書きにする「下ごしらえ」に使えます。「この内容を図解するならどんなパターンが合う?」と相談すると、たたき台が得られます。ただし、AIの出力が正しいか・伝えたいことに合っているかは人が確認し、図の中の数値や事実は元の資料と照らし合わせて仕上げます。
Q. 図解を分かりやすくするコツはありますか?
A. 「1枚に1メッセージ」「色は3色まで」「要素をそろえて余白をとる」の3つが基本のコツです。情報を詰め込みすぎると、かえって伝わりにくくなります。複雑な内容は無理に1枚に収めず、2枚に分けるほうが分かりやすくなることも多いです。まずは手描きのラフを描き、ツールで清書する二段階で進めると失敗しにくいです。
Q. 図解の作り方は、B型事業所の作業として学べますか?
A. はい、ぽちぽちの道では、情報を整理して図解にする作業に、未経験から取り組めます。志木駅から徒歩2分です。要素を箇条書きにする工程や、ツールで型に当てはめる工程など、入りやすいところからスタートでき、スタッフと生成AI(ぽちぽちAI)がサポートします。気になる方は、見学やLINEでの相談からお気軽にお問い合わせください。
まとめ
図解の作り方は、絵を描くことから始めるのではなく、伝えたい情報を整理し、関係(順番・対比・包含など)を見つけ、それを図解パターンに当てはめて絵に置き換える、という手順で進めます。「1枚に1メッセージ」「色は3色まで」を意識し、構成のたたき台や情報整理には生成AIを活かしつつ、内容が正しいかは人が確かめて仕上げます。絵心よりも情報を整理する力が中心なので、絵が苦手な方でも取り組める作業です。
ぽちぽちの道は、情報を整理して絵にする図解づくりに未経験から取り組める、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「自分にもできそうか見てみたい」と思ったら、まずは実際にできる作業をのぞいてみてください。見学やLINEでの相談も受け付けています。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

