障害基礎年金と障害厚生年金の違いをやさしく整理

障害基礎年金と障害厚生年金の違いをやさしく整理

「障害年金には2種類あるって聞いたけれど、何が違うの?」「自分はどちらの対象になるの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、障害基礎年金と障害厚生年金の違いを、対象者・等級・上乗せ部分の観点からやさしく整理します。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」も、お金の不安を入り口にご相談を受け付けています。

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目次

障害基礎年金と障害厚生年金の違いはまず3点で整理

障害基礎年金と障害厚生年金の一番大きな違いは、「初診日にどの公的年金に加入していたか」で決まる点です。国民年金に加入していた方などは障害基礎年金、厚生年金に加入していた(会社などに勤めていた)方は障害厚生年金が対象になるのが基本です。両方は別々の制度ですが、どちらも「障害年金」というひとつの仕組みの中にあります。

迷ったときに見るポイントを、先に3点だけまとめます。

  • 対象者の違い:国民年金加入中の初診日 → 障害基礎年金/厚生年金加入中の初診日 → 障害厚生年金
  • 等級の違い:障害基礎年金は1級・2級/障害厚生年金は1級・2級・3級(より軽い状態も対象になりうる)
  • 金額の構造の違い:障害厚生年金は、障害基礎年金に「上乗せ」される形になることがある

どちらに当てはまるか、また受け取れる金額や等級は、一人ひとりの状況によって変わります。この記事では金額や等級を断定せず、しくみと違いの考え方を整理します。ご自身がどちらの対象になるかは、日本年金機構や年金事務所の窓口で確認してください。制度の概要は、日本年金機構「障害年金」のページにまとまっています。

何が違う?対象者・等級・上乗せ部分のしくみ

障害基礎年金とは、国民年金に加入している間などに初診日がある病気やけがで、一定の障害が残ったときに受け取れる障害年金です。障害厚生年金とは、厚生年金に加入している間に初診日がある病気やけがで、一定の障害が残ったときに受け取れる障害年金です。どちらも「初診日(その病気やけがで最初に医療機関にかかった日)」がどの制度の加入中だったかが出発点になります。

両者の違いを、よく聞かれる観点で並べると次のとおりです。具体的な金額・等級は個別の審査で決まるため、ここでは「考え方」を示します。

観点障害基礎年金障害厚生年金
主な対象国民年金に加入していた方(自営業・学生・専業主婦(夫)・無職の期間など)、20歳前の初診の方など厚生年金に加入していた方(会社員・公務員など、勤務先で加入していた期間)
どの制度の初診日か国民年金の加入中などに初診日がある厚生年金の加入中に初診日がある
障害等級1級・2級1級・2級・3級(3級や障害手当金の対象になりうる)
金額の構造障害の状態(等級)に応じた額障害基礎年金に「上乗せ」される部分がある場合がある
子・配偶者の加算一定の要件で子の加算がある一定の要件で配偶者の加算などがある

ここで押さえておきたいのが、「上乗せ」という考え方です。厚生年金に加入していた方が1級・2級に該当する場合、障害基礎年金に障害厚生年金が上乗せされる形になることがあります。一方で、3級など障害基礎年金には等級がない範囲では、障害厚生年金だけが対象になる場合もあります。このあたりは制度が細かく、自己判断が難しい部分です。

また、よく検索される「2級の違い」についても整理しておきます。同じ「2級」でも、障害基礎年金の2級か、障害厚生年金の2級(=障害基礎年金2級+厚生年金の上乗せ)かで、受け取れる年金の構造が変わってきます。等級の数字だけで「いくらもらえるか」は決まらず、どの制度に該当するか・加入記録・家族構成などが関わります。具体的な金額は、必ず年金事務所などの公式窓口で確認してください。

なお、初診日にどの制度に加入していたかは、過去の働き方によって変わります。「最初は会社員、その後に退職して国民年金」という方も多く、初診日が会社員時代か退職後かで対象が分かれることがあります。記憶があいまいなときほど、早めに窓口で年金記録を確認してもらうのが確実です。

自分はどちら?確認のチェックリスト

自分が障害基礎年金と障害厚生年金のどちらに当てはまるかは、「初診日」と「そのときの年金加入状況」を確認することで見当がつきます。ただし最終的な判断は年金事務所などの窓口で行うため、ここでは相談前に自分で整理しておけることをチェックリストにまとめます。

相談の前に、次の点を確認・メモしておくと話がスムーズです。

  • その病気やけがで最初に医療機関にかかった日(初診日)はいつか、思い出せる範囲で書き出した
  • 初診日のころ、会社などに勤めて厚生年金に入っていたか/国民年金だったかを確認した
  • 退職・転職・休職など、働き方が変わった時期を時系列で整理した
  • 年金手帳・ねんきん定期便・年金証書など、手元にある書類を確認した
  • 子どもや配偶者がいるなど、加算に関わりそうな家族構成を把握した
  • 相談支援専門員や家族など、一緒に相談できる人がいるか考えた

ここで大切なのは、「どちらの対象かを自分だけで結論づけない」ことです。初診日の特定や加入記録の確認は専門的で、思い込みで進めると後の手続きでつまずくことがあります。少しでも迷ったら、年金事務所・市区町村の窓口・社会保険労務士(社労士)に相談するのが近道です。申請そのものの大まかな流れは「障害年金の申請の流れ」でも整理しています。

なお、どちらの障害年金でも、受給後は障害の状態が続いていることが前提になります。B型などに通いながら受け取れるのかが気になる方は「障害年金とB型は両立できる?」もあわせてご覧ください。種類の違いを知ったうえで、「自分の場合はどう進めるか」を窓口で確認していくのがおすすめです。

ぽちぽちの道の場合(お金の不安を、相談の入り口に)

障害年金の種類の違いを調べていると、「自分はどちらなのか」「いくらもらえて、働いても大丈夫なのか」と、不安が次々に出てくるものです。お金のことが気になると、通所や就労に向けた次の一歩がなかなか踏み出せなくなりがちです。だからこそ、抱え込まずに「まず相談してみる」ことが大切だと考えています。

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。障害基礎年金か障害厚生年金かといった年金そのものの判断は、年金事務所や社会保険労務士などの専門機関の領域ですが、ぽちぽちの道では「どこに相談すればよいか分からない」という方が次の窓口にたどり着けるよう、一緒に整理することを大切にしています。週1日からの通所も相談でき、お金や生活の不安も見学のときに気軽に話せます。

作業はパソコン中心で、データ入力やCanvaでの画像づくり、生成AI(ぽちぽちAI)を使った文章の下書きなどに、未経験から取り組めます。パソコンが苦手な方も、スタッフと生成AIがサポートするので心配いりません。年金の種類によって働き方への不安は人それぞれですが、その日の体調に合わせて作業の進め方を相談できるため、自分のペースで始めやすい環境です。

「障害年金の種類のことも含めて、お金の見通しを立ててから通い始めたい」という方は、LINEでの相談や見学から始めてみてください。年金の対象や金額を私たちが決めることはできませんが、その手前の「何を、どの窓口に聞けばよいか」を一緒に整理するお手伝いはできます。まず質問だけでも大丈夫です。

障害基礎年金と障害厚生年金の違いについてよくある質問

Q. 障害基礎年金と障害厚生年金の一番の違いは何ですか?
A. 一番の違いは「初診日にどの公的年金に加入していたか」です。国民年金に加入していた方などは障害基礎年金、厚生年金に加入していた(会社などに勤めていた)方は障害厚生年金が対象になるのが基本です。どちらに当てはまるかは年金記録の確認が必要なため、年金事務所などの窓口で確かめてください。

Q. 障害基礎年金と障害厚生年金は、両方もらえることがありますか?
A. 厚生年金に加入していた方が1級・2級に該当する場合、障害基礎年金に障害厚生年金が「上乗せ」される形になることがあります。一方で3級など障害基礎年金には等級がない範囲では、障害厚生年金だけが対象になる場合もあります。受け取り方は個別の状況で変わるため、具体的なことは公式の窓口で確認してください。

Q. 同じ「2級」でも、障害基礎年金と障害厚生年金で違いはありますか?
A. 同じ2級でも、障害基礎年金の2級か、障害厚生年金の2級(障害基礎年金2級+厚生年金の上乗せ)かで、年金の構造が変わります。等級の数字だけで金額が決まるわけではなく、加入記録や家族構成なども関わります。自分の場合の金額は、年金事務所などで確認するのが確実です。

Q. 障害厚生年金にだけある「3級」とは何ですか?
A. 障害厚生年金には、1級・2級に加えて3級があり、障害基礎年金の2級より軽い状態でも対象になりうる仕組みです(障害手当金という一時金の制度もあります)。ただし対象になるかどうかは個別の審査で決まります。3級に当てはまりそうか気になるときは、自己判断せず年金事務所や社会保険労務士に相談してください。

Q. 自分がどちらの対象になるか、どこで確認できますか?
A. お住まいの地域の年金事務所、または市区町村の窓口で確認できます。初診日の特定や年金記録の確認は専門的なので、ねんきん定期便や年金手帳などを持参して相談するとスムーズです。社会保険労務士(社労士)に相談する方法もあります。B型に通いながらの受給が気になる方は、事業所でも相談に乗れます。

まとめ

障害基礎年金と障害厚生年金の違いは、「初診日にどの公的年金に加入していたか」で決まり、対象者・等級(基礎は1級・2級/厚生は1級〜3級)・上乗せ部分の3点で整理すると分かりやすくなります。ただし、どちらの対象になるか、いくら受け取れるか、どの等級にあたるかは一人ひとりの状況によって変わるため、自己判断せず、年金事務所・市区町村の窓口・社会保険労務士など公式の窓口で確認してください。

ぽちぽちの道は、お金や年金の不安を入り口に、専門の窓口へおつなぎするお手伝いができる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「自分はどちらの対象で、これからどう進めればいい?」と迷ったら、LINEでの相談や見学から始めてみてください。質問だけでも大丈夫です。事業所選びは「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考にしてください。


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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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