「音や光がつらくて、働き続けられるか不安」「感覚過敏があっても通える事業所はある?」——そんな方へ。感覚過敏があっても、自分に合う環境を選べば、働きやすくなります。大切なのは我慢することではなく、刺激の少ない環境を選び、配慮を相談することです。この記事では、見学で確認したい作業環境のポイントを、本人・ご家族向けに整理しました。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」も、見学だけでも受け付けています。
感覚過敏があっても、環境を選べば働きやすくなる
感覚過敏があっても、自分に合う環境を選べば、働きやすくなります。大切なのは「我慢する」ことではなく、刺激の少ない環境や、配慮を相談できる場所を選ぶことです。
おさえておきたいポイントは、次のとおりです。
- 環境で変わる:音・光・におい・人の多さなど、刺激の量は職場によって違います
- 我慢しない:つらい刺激は、配慮を相談していいものです
- 見学で確かめる:実際の環境を、自分の目や耳で確認するのが一番です
- 道具も使える:耳栓・イヤーマフ・パーテーションなどで刺激を減らせます
感覚過敏は、わがままではありません。自分に合う環境を整えることは、働き続けるための大切な工夫です。
感覚過敏とは?働くうえでの困りごと
感覚過敏とは、音・光・におい・触感などの刺激を、人より強く感じやすい状態のことです。診断名ではなく、特性の一つを表す言葉として使われることが多くあります。働く場面では、次のような困りごとにつながることがあります。
- 音:話し声・電話・機械音などが気になり、集中できない
- 光:蛍光灯の明るさやちらつきがつらい
- におい:香水・洗剤・食べ物のにおいが気になる
- 人の多さ・気配:近くに人がいると落ち着かない
- 触感:服のタグや特定の素材が気になる
これらは人によって、感じ方も、つらい刺激も違います。「自分は何が苦手か」を知っておくと、環境を選びやすくなります。感覚過敏はASD(自閉スペクトラム症)のある方に見られることもありますが、必ずしも結びつくものではありません。特性ごとの働き方は「ASD(自閉スペクトラム症)の方に合う働き方とB型」や「障害・特性別にみるB型の利用ガイド」も参考になります。
見学で確認したい作業環境のポイント
感覚過敏がある場合、見学のときに作業環境を具体的に確認しておくと、ミスマッチを防げます。次の点をチェックしてみてください。
- 音:静かに作業できる席はあるか、電話や話し声は多くないか
- 光:照明はまぶしすぎないか、席を選べるか
- 席の配置:人との距離は十分か、壁際や個別の席はあるか
- 道具の持ち込み:耳栓・イヤーマフ・サングラスなどを使ってよいか
- 休憩:刺激から離れて休めるスペースはあるか
- 配慮の相談:苦手な刺激を伝えたら、対応してもらえそうか
見学では、「ここがつらいかも」と感じた点を、遠慮なくスタッフに伝えてみてください。配慮できるかどうかは事業所によって異なるため、確認しておくことが、自分に合う場所選びにつながります。人との距離や関わり方の不安もあわせて知りたい方は「B型事業所の人間関係が不安な方へ」も参考になります。事前に「自分の苦手な刺激リスト」をメモしておくと、見学のときに確認しやすくなります。
刺激を減らす工夫は、自分でできることもあります。たとえば、音が気になるなら耳栓やノイズキャンセリングのイヤホン、光がまぶしいなら帽子やサングラス、人の気配が気になるなら壁を背にした席を選ぶ、といった方法です。集中したいときは、休憩をこまめに取って刺激から離れる時間をつくるのも効果的です。こうした工夫は、事業所によっては「合理的配慮」として相談できることもあります。合理的配慮とは、障害のある人が働きやすいように、無理のない範囲で職場が調整を行うことです。耳栓の使用を認める、静かな席を用意する、休憩のとり方を柔軟にする、といった対応が考えられます。すべての希望がかなうとは限りませんが、まずは「何があると働きやすいか」を伝えることから始めましょう。伝えることは、わがままではなく、長く働くための大切な一歩です。自分に合う工夫が見つかれば、苦手な刺激があっても、落ち着いて作業に向き合えるようになります。
ぽちぽちの道の場合(B型として)
感覚過敏があって「静かに作業できる場所がいい」という方に、パソコン中心のB型は向いていることがあります。ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。
ぽちぽちの道の作業はパソコン中心で、自分の席で黙々と進められる作業が多くあります。大きな声でのやりとりが中心の作業とは違い、自分のペースで静かに取り組みやすいのが特徴です。「どんな環境で作業するのか」「苦手な刺激を避けられそうか」は、見学で実際に確かめていただけます。
苦手な刺激は人それぞれなので、まずは見学で「自分に合いそうか」を見てみてください。気になる点は、その場でご相談いただけます。どんな配慮ができるかも、一緒に考えます。まずは見学のご予約から、気軽にどうぞ。
感覚過敏と働く環境についてよくある質問
Q. 感覚過敏があっても、B型で働けますか?
A. はい、働ける方は多くいます。大切なのは、自分の苦手な刺激が少ない環境を選ぶことです。静かに作業できる席があるか、配慮を相談できるかなどを、見学で確認しましょう。我慢せず、自分に合う環境を整えることが続けるコツです。
Q. 音が苦手です。職場で耳栓やイヤーマフを使ってもいいですか?
A. 事業所によりますが、使用を認めているところもあります。見学のときに「音が苦手なので耳栓を使いたい」と伝え、対応できるか確認してみてください。道具で刺激を減らせると、ぐっと作業しやすくなることがあります。
Q. 感覚過敏は、見学のときに伝えたほうがいいですか?
A. はい、伝えておくことをおすすめします。苦手な刺激を事前に共有すると、席の配置や作業内容を調整してもらいやすくなります。うまく言葉にできないときは、「音や光が苦手」と一言伝えるだけでも大丈夫です。
Q. パソコン作業は、感覚過敏のある人に向いていますか?
A. 向いている場合があります。パソコン作業は、自分の席で静かに進められることが多く、人と常に話し続ける必要が少ないためです。ただし、合うかどうかは人によるので、見学で実際の環境を確かめてから判断するのがおすすめです。
Q. 感覚過敏は、障害として配慮してもらえますか?
A. 感覚過敏そのものは診断名ではありませんが、つらさを伝えれば、できる範囲で配慮を相談できます。B型は一人ひとりに合わせることが前提のサービスです。どんな配慮ができるかは事業所によって異なるため、見学で確認しておきましょう。
まとめ
感覚過敏があっても、自分に合う環境を選べば、働きやすくなります。音・光・人の多さなど、苦手な刺激は人それぞれです。我慢せず、見学で作業環境を確認し、配慮を相談することが大切です。自分に合う場所を選ぶことは、働き続けるための前向きな工夫です。
ぽちぽちの道は、パソコン中心で静かに作業しやすい、志木駅徒歩2分のB型事業所です。気になったら、見学のご予約だけでも大丈夫です。特性ごとの働き方は「障害・特性別にみるB型の利用ガイド」も参考にしてください。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

