副業・フリーランスは障害があっても可能?

副業・フリーランスは障害があっても可能?

「障害があっても、フリーランスや副業で働けるのだろうか」「在宅で自分のペースで仕事を受けてみたいけれど、収入や制度のことが心配」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、障害のある方がフリーランスや副業という働き方を選べるのか、どんな仕事があるのか、始める前に確認したいお金や制度のポイントを、中立にわかりやすく整理します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道でも、見学・相談を受け付けています。

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目次

障害があっても、副業・フリーランスは可能な場合があります

障害があっても、副業やフリーランスという働き方は可能な場合があります。ただし、会社に雇われる働き方と比べて収入が不安定になりやすく、障害年金や福祉サービスを利用中の場合は収入との兼ね合いを事前に確認しておくことが大切です。

まず押さえておきたいのは、次の3点です。

  • 在宅でできるパソコン・クリエイティブ系の仕事を中心に、個人で仕事を受ける道はある
  • 収入は月ごとに変わりやすく、「必ず稼げる」と保証できるものではない
  • 障害年金・生活保護・福祉サービスとの兼ね合いは、収入によって影響する場合があるため事前に窓口で確認が必要

向いているかどうかや結果には個人差が大きく、誰にでも同じようにおすすめできるものではありません。ここからは、フリーランスとはどんな働き方か、どんな仕事があるか、始める前に確認したいことを順に説明します。いきなり独立するのではなく、福祉サービスなどで経験を積みながら小さく試す進め方もあります。

フリーランスとは?どんな仕事があり、メリットと留意点は何か

フリーランスとは、会社に雇われず、個人で仕事を受けて報酬を得る働き方のことです。副業は、本業や福祉サービスの利用などと並行して、空いた時間にこうした仕事を少しだけ受ける形を指します。どちらも「自分の裁量で働ける」一方、収入や手続きを自分で管理する必要があります。

障害のある方が取り組みやすいといわれるのは、在宅でできるパソコン・クリエイティブ系の仕事です。代表的なものを挙げます。

  • ライティング:記事や文章の作成、文字起こしなど
  • デザイン:バナー・チラシ・ロゴなどの制作
  • データ入力:表計算ソフトへの入力、リスト作成など
  • イラスト:挿絵やアイコン、SNS用の画像など
  • 動画編集:撮影された素材のカット・字幕入れなど

これらは在宅・自分のペースで進めやすく、体調に波がある方でも取り組みやすい面があります。一方で、良い点と気をつけたい点の両方があります。下の表で整理します。

観点 メリット(良い面) 留意点(気をつけたい面)
働く時間・場所 自分のペース・場所・体調に合わせやすい 仕事の量を自分で調整する必要がある
収入 受けた仕事の分が報酬になる 月ごとに収入が変わりやすく、不安定になりやすい
仕事の獲得 得意分野で直接依頼を受けられる 営業・見積もり・連絡を自分で行う必要がある
手続き 会社員より経費などの自由度がある 確定申告など税の手続きを自分で行う必要がある
支援・相談 働き方を自分で決められる 困ったとき相談できる相手を自分で確保する必要がある

メリットの中心は、自分のペース・場所・体調に合わせて働けることです。通勤や決まった勤務時間が負担になりやすい方にとって、これは大きな利点になり得ます。一方で、収入が不安定になりやすいこと、仕事の獲得や進行管理、確定申告などの税の手続きを自分で行う必要があることは、あらかじめ知っておきたい留意点です。確定申告や税金については、税務署や税理士などの専門家に相談すると安心です。なお、B型などで受け取る工賃と税の関係については、関連コラム「B型の工賃は確定申告が必要?税金の基本」でも解説しています。

始める前に確認したいこと(チェックリスト)

副業やフリーランスを始める前に、確認しておきたいことがいくつかあります。特に、障害年金や生活保護、福祉サービスを利用している場合は、収入によって影響する場合があるため、事前に専門の窓口へ相談しておくことが大切です。下のチェックリストを使って、ひとつずつ確かめてみてください。

  • 障害年金との兼ね合い:働いて収入を得ることで影響する場合があるため、年金事務所や相談支援員に確認する
  • 生活保護との兼ね合い:収入の申告が必要な場合があるため、市区町村の窓口(福祉事務所)に確認する
  • 福祉サービスとの兼ね合い:就労継続支援などを利用中・利用予定の場合、収入や働き方の影響を相談支援員や市区町村窓口に確認する
  • 確定申告・税の手続き:一定以上の収入があると申告が必要になる場合があるため、税務署や税理士などの専門家に確認する
  • 体調との兼ね合い:締め切りや作業量が体調に無理のない範囲かを考える
  • 小さく試せるか:いきなり独立せず、まずは小さな副業から試せる方法を検討する

これらは「やってはいけない」という意味ではなく、後で困らないために先に確かめておきたいことです。特にお金や制度に関わる部分は、個々の状況によって扱いが変わります。自己判断せず、年金事務所・市区町村窓口・相談支援員・税務署など、それぞれの専門窓口に確認することをおすすめします。

進め方としては、いきなり会社を辞めて独立する形だけでなく、福祉サービスなどに通いながらスキルや作品集を準備し、小さな副業から少しずつ試していく方法もあります。在宅就労やテレワークという働き方そのものに関心がある方は、別の記事でも詳しく取り上げる予定です。

ぽちぽちの道の場合(スキル・ポートフォリオづくりと「小さく試す」土台)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。「いずれ副業やフリーランスに挑戦してみたい」という方が、その土台づくりとしてパソコン作業に取り組める場です。

実際の作業はパソコン中心で、データ入力、Canvaを使った画像・SNS素材づくり、生成AIを活用した文章や調査のお手伝いなどに取り組めます。袋詰めや清掃といった軽作業とは違い、続けるほどパソコンやAIのスキルが身につくのが特徴です。フリーランスの仕事につながりやすいライティングやデザイン、データ入力といった作業に、未経験から少しずつ慣れていけます。

特に力を入れているのが、生成AIを相棒として活用しながら作業を進めることです。たとえば、文章の下書きを生成AIに手伝ってもらい、人が確認して仕上げる——といった進め方を練習できます。こうして作った文章や画像は、自分の「できること」を示す作品集(ポートフォリオ)として残せます。生成AIを使った作品づくりについては、関連コラム「生成AIで作る作品ポートフォリオとは」でも紹介しています。ポートフォリオがあると、将来仕事を受けるときに自分の力を伝えやすくなります。

「パソコンは苦手」「副業なんて自分にできるのか不安」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、週1日からの通所もご相談いただけます。ここでスキルや作品を準備し、生活リズムを整えてから、無理のない範囲で小さく副業を試していく——そんな進め方を一緒に考えられます。なお、ぽちぽちの道は副業やフリーランスでの収入を保証する場ではなく、あくまで準備や練習の土台としてご利用いただくものです。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。

よくある質問

Q. 障害があってもフリーランスや副業はできますか?
A. 可能な場合があります。在宅でできるパソコン・クリエイティブ系の仕事を中心に、個人で仕事を受ける道はあります。ただし収入は不安定になりやすく、向き不向きや結果には個人差が大きいため、「必ず稼げる」と保証できるものではありません。まずは小さく試しながら、自分に合うか確かめていくのがおすすめです。

Q. 障害年金をもらいながら副業・フリーランスをしても大丈夫ですか?
A. 働きながら障害年金を受け取れる場合もありますが、収入や働き方によって影響する場合があります。判断は個々の状況によって変わるため、自己判断せず、年金事務所や相談支援員に事前に確認してください。生活保護を利用中の場合も、収入の申告について市区町村の窓口に相談しましょう。

Q. フリーランスになると確定申告は必要ですか?
A. 一定以上の収入があると、確定申告が必要になる場合があります。必要かどうかや手続きの内容は収入や状況によって変わるため、税務署や税理士などの専門家に確認すると安心です。B型の工賃と税の関係については、関連コラムでも基本を解説しています。

Q. パソコンが初心者でも、フリーランスの準備はできますか?
A. はい、できます。文字入力やマウス操作といった基礎からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら、ライティングやデザイン、データ入力などに少しずつ慣れていけます。今のスキルより、これから身につけたいという気持ちが大切です。作った作品はポートフォリオとして残せます。

Q. いきなり独立せず、少しずつ試す方法はありますか?
A. あります。会社を辞めて独立する形だけでなく、就労継続支援B型などに通いながらスキルや作品集を準備し、小さな副業から試していく進め方もできます。生活リズムを整え、自分のペースをつかんでから次の一歩を考えると、無理なく進めやすくなります。

まとめ

障害があっても、副業やフリーランスは可能な場合があります。ただし収入は不安定になりやすく、障害年金や生活保護・福祉サービスを利用中の場合は、収入との兼ね合いを年金事務所・市区町村窓口・相談支援員などに事前に確認することが大切です。確定申告など税のことは、税務署や税理士に相談すると安心です。いきなり独立せず、スキルや作品集を準備して小さく試す進め方もあります。ぽちぽちの道は志木駅徒歩2分で、パソコン・生成AIの作業に未経験から取り組める事業所です。

気になったら、まずはLINEでの相談だけでも大丈夫です。どんな準備ができるか知りたい方は、見学だけでもお気軽にどうぞ。


見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。

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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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