在宅就労・テレワークで働くという選択肢

在宅就労・テレワークで働くという選択肢

「通勤が負担で、外に働きに出るのが難しい」「体調に波があるけれど、自分のペースで働く方法はないだろうか」——そんな障害のある本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、在宅就労・テレワークという働き方を、どんな仕事があるか・何を準備しておくとよいかとあわせて、できるだけ中立にお伝えします。あわせて、いきなり在宅ではなく、まず就労継続支援B型で準備する進め方も紹介します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道でも、見学・相談を受け付けています。

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目次

在宅就労・テレワークは、働き方の選択肢の一つです

在宅就労・テレワークは、通勤が難しい方や体調に波がある方にとって、働き方の選択肢の一つになる場合があります。すべての人に向いている働き方ではありませんが、「外に通うのが負担」という事情がある方には、検討する価値のある進め方です。

まず押さえておきたいのは、次の3点です。

  • 在宅就労は「自分で作業を進める力」と「ある程度のパソコンスキル」が前提になりやすい
  • 向き不向きや、どんな求人があるか・どのくらいの収入になるかは、人や状況によって大きく異なる
  • いきなり在宅で始めるのが不安なら、まずB型でパソコンスキルや生活リズムを整えてから、段階的に進める道もある

なお、在宅就労ができるかどうか、安定した収入や就職につながるかどうかは、人それぞれの状況やそのときの求人によって変わります。この記事は「在宅という選択肢を知ってもらうこと」を目的としており、就職や収入を保証するものではありません。ここからは、在宅就労とはどんな働き方か、何を準備しておくとよいかを順に説明します。

在宅就労とは・どんな仕事があるか

在宅就労(在宅ワーク・テレワーク)とは、自宅などオフィス以外の場所で、パソコンやインターネットを使って働く働き方のことです。通勤の負担が少なく、自分の体調や生活に合わせて作業しやすい一方で、作業の進め方を自分で管理する力が求められやすい、という特徴があります。

働き方の形もさまざまで、すべてを在宅で行う「完全在宅」もあれば、通所と在宅を組み合わせる形もあります。また、近年は障害者雇用でも在宅勤務の枠が見られるようになってきています。ただし、どんな求人がどれくらいあるかは時期や地域、職種によって変わるため、ここで「必ず見つかる」と断定はできません。

在宅でできるパソコン作業には、たとえば次のような仕事があります。求められるスキルや収入の目安は仕事によって幅があり、下の表はあくまで一般的な例です。

在宅でできる仕事の例 どんな作業か 求められやすいこと
データ入力 数字や文字を決められた形式で入力する 正確さ・基本的なキーボード操作
ライティング 記事や紹介文などの文章を書く 文章をまとめる力・調べる力
画像・デザイン制作 バナーやSNS用の画像をつくる 画像作成ツールの操作・配色などの感覚
SNS運用の補助 投稿の下書きや画像の準備を手伝う こまめなやりとり・基本的なPC操作
文字起こし 音声を聞いて文字に書き起こす 集中して聞き取る力・入力の速さ

これらの仕事に共通して、在宅で働くために役立つものがあります。代表的なのは次の4つです。

  • 基本的なパソコンスキル:文字入力やファイルの保存・送信など、作業の土台になる操作
  • 自分で作業を進める力(自己管理):始める・休む・終えるを自分で決め、締め切りに合わせて進める力
  • 通信環境:安定してインターネットにつながる環境(オンラインでのやりとりやデータの送受信に必要)
  • 相談できる相手:分からないことや困ったことを聞ける人やしくみ

こうした力やものは、いきなり一人でそろえようとすると負担が大きくなりがちです。次の章では、在宅で働く前に整えておきたいことを、チェックリストの形で整理します。

在宅で働く前に整えたいこと(チェックリスト)

在宅就労を考えるときは、仕事を探す前に「自分の準備が整っているか」を一度確認しておくと、ミスマッチを減らしやすくなります。下のチェックリストは、在宅で働く前に整えておきたいことの目安です。すべてがそろっていないと働けない、というものではなく、「どこを準備していくか」を考えるための材料としてお使いください。

  • 生活リズム:決まった時間に起きて、作業を始めて終えるリズムが、ある程度できているか
  • 基本的なパソコン操作:文字入力、ファイルの保存・送信、メールやチャットの送受信ができるか
  • 自分で進める力:誰かに細かく指示されなくても、決めた作業に取りかかれるか
  • 体調との付き合い方:体調に波があるとき、休み方や無理のないペースの目安を持っているか
  • 通信環境・道具:パソコンと、安定してつながるインターネット環境があるか
  • 相談できる相手:困ったときに聞ける家族・支援者・相談先があるか

これらは、いきなり在宅で一人で身につけようとすると難しいものもあります。たとえば生活リズムや「自分で作業を進める力」は、決まった場所に通いながら練習するほうが整えやすい、という方も少なくありません。

そこで一つの進め方が、「まずB型などの福祉サービスでパソコン作業や生活リズムを整え、在宅作業を練習してから、段階的に在宅・一般就労へ」という道です。通って練習する中で土台をつくり、慣れてきたら在宅の割合を増やしていく——という形なら、準備なしで在宅に飛び込むより、無理なく進めやすくなります。なお、どのくらいの準備期間が必要かは人によって異なり、「何か月で在宅に移れる」と一律にお伝えすることはできません。

ぽちぽちの道の場合(在宅就労の準備に直結するPC・生成AI作業)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。「いずれ在宅で働くことも考えたい」という方が、その準備としてパソコン作業に取り組める場です。

就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで作業を練習できる福祉サービスのことです。ぽちぽちの道での実際の作業はパソコン中心で、データ入力、Canvaを使った画像・SNS素材づくり、生成AIを活用した文章や調査のお手伝いなどに取り組めます。これらは在宅でできる仕事の例とも重なる内容が多く、在宅就労の準備に直結しやすいのが特徴です。たとえば、文章の下書きを生成AIに手伝ってもらい、人が確認して仕上げる——といった進め方は、在宅のライティングやSNS運用の補助でも役立ちます。

「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AI(ぽちぽちAI)も相棒として活用しながら、未経験から少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。昼食はお弁当(実費)をご用意することもできます。

「いきなり在宅は不安だけれど、在宅作業の練習もしてみたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。在宅でのB型利用や在宅作業の練習ができるかどうかは、事業所や体調・状況によって変わるため、ぽちぽちの道での対応については見学のときに個別にご案内します。「いきなり見学は緊張する」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。

在宅就労・テレワークについてよくある質問

Q. 障害があっても在宅就労はできますか?
A. 在宅就労は、障害のある方にとっても働き方の選択肢の一つになる場合があります。ただし、向き不向きや、どんな求人があるか・収入がどのくらいになるかは、人や状況によって大きく異なります。「誰でも必ずできる」とは言い切れないため、自分の体調や得意なことに合うかを、相談しながら考えていくのがおすすめです。

Q. 在宅で働くには、どんなスキルが必要ですか?
A. 役立ちやすいのは、基本的なパソコンスキル、自分で作業を進める力(自己管理)、安定した通信環境、そして困ったときに相談できる相手の4つです。最初からすべてそろっている必要はありません。足りないと感じる部分は、B型などで練習しながら少しずつ整えていけます。

Q. 障害者雇用にも在宅勤務の枠はありますか?
A. 近年は障害者雇用でも在宅勤務の枠が見られるようになってきています。ただし、どんな求人がどれくらいあるかは時期や地域、職種によって変わります。最新の求人状況は、ハローワークや就労支援機関などで確認するのが確実です。

Q. いきなり在宅で働くのが不安です。何から始めればいいですか?
A. いきなり在宅が不安な場合は、まずB型などでパソコン作業や生活リズムを整え、在宅作業を練習してから段階的に進める道があります。通って土台をつくり、慣れてきたら在宅の割合を増やしていく——という形なら、無理なく進めやすくなります。

Q. B型を利用すれば、在宅就労や収入は保証されますか?
A. 就労継続支援B型は福祉サービスであり、在宅就労や一定の収入、就職を保証するものではありません。あくまで、パソコンスキルや生活リズムを整え、次の一歩に備える「準備の場」としてお考えください。受給者証の申請など利用の手続きは、お住まいの市区町村の窓口にご相談ください。

まとめ

在宅就労・テレワークは、通勤が難しい方や体調に波がある方にとって、働き方の選択肢の一つになる場合があります。在宅で働くには、基本的なパソコンスキル・自己管理・通信環境・相談できる相手が役立ちますが、向き不向きや求人・収入は人や状況によってさまざまです。いきなり在宅が不安なら、まずB型でパソコン作業や生活リズムを整え、在宅作業を練習してから段階的に進める道もあります。ぽちぽちの道は志木駅徒歩2分で、在宅就労の準備に直結するパソコン・生成AIの作業に、未経験から取り組める事業所です。

どんな作業ができるか知りたい方は、作業内容もご覧ください。気になったら、見学だけでも大丈夫です。LINEでの相談から始めても大丈夫です。


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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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