障害者雇用とは?B型の次のステップとして知る

障害者雇用とは?B型の次のステップとして知る

「障害者雇用ってどんな働き方?」「一般雇用と何が違うの?」——そんな疑問を持つ本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、障害者雇用とは何か、一般雇用との違いやメリット、知っておきたい留意点までを、中立にやさしく解説します。就労継続支援B型の「次の選択肢の一つ」として知っておきたい方に向けて、志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化のB型)の考え方もあわせて紹介します。

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目次

障害者雇用とは?障害への配慮を受けながら働く働き方

障害者雇用とは、障害のある人が障害への配慮を受けながら、障害者雇用枠で企業や自治体などに雇用される働き方のことです。 勤務時間や業務内容、通院への配慮などを受けやすい点が特徴で、一般雇用とは応募する「枠」が分かれています。

障害者雇用の制度や法定雇用率については、厚生労働省「障害者雇用対策」のページで確認できます。

まず押さえておきたいポイントを、先に整理します。

  • 障害のある人が、障害者雇用枠で企業・自治体などに雇われて働く
  • 障害特性に応じた配慮(勤務時間・業務内容・通院など)を受けやすい
  • 応募時に障害者手帳が必要なことが多い
  • 企業には障害者を一定割合雇う法定雇用率の仕組みがある

ただし、求人数・職種・賃金・働きやすさは企業によって大きく異なります。「障害者雇用ならどこでも働きやすい」と一律に決まっているわけではないため、自分に合う配慮があるかを一つずつ確認していくことが大切です。次の段落から、一般雇用との違いやメリット、確認しておきたいことを順に見ていきます。

障害者雇用と一般雇用の違い・メリット

障害者雇用と一般雇用の主な違いは、「障害への配慮を受けやすいか」「応募に障害者手帳が必要なことが多いか」「法定雇用率の仕組みが関わるか」の3点です。 どちらが良い・悪いというものではなく、自分の状況に合うほうを選べる、という関係です。

それぞれの言葉を、先に定義しておきます。

障害者雇用とは、障害のある人が障害への配慮を受けながら、障害者雇用枠で雇われて働く働き方です。 障害があることを職場に開示したうえで、必要な配慮を相談しながら働くのが基本です。

一般雇用とは、障害の有無を前提とせず、一般の求人枠で雇われて働く働き方です。 障害を開示せずに働く選択もできますが、その場合は障害特性に応じた配慮を受けにくいことがあります。

両者の違いを表で整理すると、次のようになります。

観点 障害者雇用 一般雇用
応募する枠 障害者雇用枠 一般の求人枠
障害への配慮 受けやすい(勤務時間・業務・通院など) 受けられるとは限らない
障害者手帳 必要なことが多い 原則不要
法定雇用率 関わる仕組みがある 直接は関わらない
障害の開示 開示して働くのが基本 開示するかは本人が選べる

法定雇用率とは、企業や自治体などに対して、従業員のうち一定割合以上の障害のある人を雇うよう求める制度のことです。 この仕組みがあるため、企業側にも障害のある人を受け入れる体制づくりが進みやすい、という背景があります。

障害者雇用のメリットは、障害への配慮やサポートを受けながら働きやすい点にあります。たとえば、通院のための休みを取りやすい、業務量や勤務時間を相談しながら調整できる、困ったときに相談できる担当者がいる、といった環境が整いやすくなります。自分の体調や特性に合わせて働き方を相談できることは、長く働き続けるうえで大きな安心につながります。

一方で、配慮の内容や働きやすさ、賃金、求人の数は企業によって異なります。同じ「障害者雇用枠」でも、職種や仕事の幅は職場ごとにさまざまです。だからこそ、求人を見るときは「どんな配慮が受けられるか」を具体的に確認することが、自分に合う職場を見つける近道になります。なお、A型・B型・就労移行支援といった福祉サービスとの位置づけの違いを整理したい方は、関連コラム「A型・B型・就労移行支援の違いとは?迷ったときの選び方」もあわせてご覧ください。

障害者雇用で知っておきたいこと・留意点(チェックリスト)

障害者雇用を考えるときに知っておきたいのは、「求人数・職種・賃金・働きやすさは企業によって大きく異なる」という前提です。 制度として配慮を受けやすい仕組みはありますが、実際にどんな配慮が受けられるかは職場ごとに違います。だからこそ、応募や見学の前に、自分に合う配慮があるかを確認しておくと安心です。

次の項目を、無理のない範囲で確認してみてください。

  • その職場でどんな配慮が受けられるか(勤務時間・業務量・通院など)
  • 仕事の内容が、自分の得意・体調に合っているか
  • 通いやすさ(通勤時間・在宅勤務の可否など)はどうか
  • 困ったときに相談できる担当者がいるか
  • 応募に必要な障害者手帳を持っているか(多くの場合、必要です)
  • 自分の希望や不安を、言葉にして伝えられているか

すべてが整っていなくても大丈夫です。確認できていない項目は、見学や面接のときに質問していけばよいところです。賃金や働きやすさを一律に保証することはできませんが、こうした点を一つずつ確かめていくことで、自分に合った働き方を選びやすくなります。

なお、障害者雇用枠への応募には障害者手帳が必要なことが多いですが、手帳の要否や種類の扱いは制度や状況によって異なります。障害者手帳の申請や更新は、お住まいの市区町村の窓口が手続きの相談先です。取得を考えている方は、まず市区町村の障害福祉担当窓口に相談してみてください。

ぽちぽちの道の場合(B型でスキルや生活リズムを整え、将来の選択肢に)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。障害者雇用そのものを行う場所ではありませんが、「いずれは障害者雇用も考えたい」という方が、その前に生活リズムやスキルを整える場として活用できます。

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに自分のペースで働きながら工賃を受け取れる福祉サービスです。ここで生活リズムを整え、パソコンや生成AIのスキルを少しずつ積み重ねていくことが、将来、障害者雇用や一般就労を考えるときの土台づくりにつながります。ぽちぽちの道では、袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った実際の作業に未経験から取り組めます。

  • データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
  • Canvaを使った画像・SNS素材づくり
  • 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
  • SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成

こうした作業は、続けるほどパソコンやAIのスキルとして残ります。「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。工賃や利用料は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。

将来、B型から障害者雇用や一般就労へ進む場合は、就労移行支援などを経ることも多く、進み方は人それぞれです。働き始めたあとに職場へ定着するための「就労定着支援」という仕組みもあります。ぽちぽちの道は「必ず就職を目指す場所」ではありません。自分のペースで長く通い続けることも、いつか次の段階へ進むことも、どちらも尊重します。「いずれは障害者雇用も考えたい」という希望があれば、支援員と相談しながら、その人に合った進め方を一緒に考えます。 B型からのステップアップの考え方そのものを詳しく知りたい方は、関連コラム「B型事業所から一般就労・A型を目指すには?ステップアップの考え方」もあわせてご覧ください。志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方は、見学のときに作業を見ながら相談することもできます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。

障害者雇用についてよくある質問

Q. 障害者雇用と一般雇用は、どちらが良いのですか?
A. どちらが良い・悪いと一概には言えません。障害者雇用は障害への配慮を受けやすい一方、一般雇用は求人の幅が広いなど、それぞれに特徴があります。大切なのは、自分の体調や希望、受けたい配慮に合うほうを選ぶことです。迷うときは、相談支援専門員や支援員と一緒に整理していくと考えやすくなります。

Q. 障害者雇用には障害者手帳が必要ですか?
A. 障害者雇用枠への応募には、障害者手帳が必要なことが多いです。ただし、要否や扱いは制度や状況によって異なります。手帳の申請や更新は、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口が手続きの相談先です。取得を考えている方は、まず窓口に相談してみてください。

Q. 障害者雇用のメリットは何ですか?
A. 障害への配慮やサポートを受けながら働きやすい点が、大きなメリットです。通院のための休みを取りやすかったり、勤務時間や業務量を相談しながら調整できたりします。ただし、受けられる配慮の内容や働きやすさは企業によって異なるため、求人ごとに確認することが大切です。

Q. 障害者雇用の賃金や働きやすさは、どこも同じですか?
A. 同じではありません。賃金・職種・求人数・働きやすさは、企業によって大きく異なります。「障害者雇用ならどこでも働きやすい」と一律には言えないため、応募や見学のときに、どんな配慮や仕事内容かを具体的に確かめることをおすすめします。

Q. B型に通いながら、障害者雇用を目指せますか?
A. はい、将来の選択肢として目指すことは可能です。B型で生活リズムやスキルを整えてから、就労移行支援などを経て障害者雇用や一般就労へ進む道もあります。進み方は人それぞれで、B型に通い続ける選択も含めて、その人に合った道筋を支援員と相談しながら決めていけます。

まとめ

障害者雇用とは、障害のある人が障害への配慮を受けながら、障害者雇用枠で企業や自治体などに雇用される働き方です。一般雇用との違いは、配慮を受けやすいこと・障害者手帳が必要なことが多いこと・法定雇用率の仕組みが関わることの3点です。求人数や職種、賃金、働きやすさは企業によって大きく異なるため、自分に合う配慮があるかを確認することが大切です。ぽちぽちの道は、自分のペースでパソコン・生成AIのスキルを身につけ、生活リズムを整えられる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。障害者雇用を将来の選択肢の一つとして考えたい方の土台づくりにも活用できます。

気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。


見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。

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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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