「自立支援医療を使いながら、就労継続支援B型にも通えるの?」「通院費とB型の利用、両方の負担が心配」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、自立支援医療と就労継続支援B型を併用できるのかを、制度のしくみと申請の流れから整理して解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化の就労継続支援B型)の例もあわせて紹介します。
自立支援医療と就労継続支援B型は別の制度で、併用できる
自立支援医療と就労継続支援B型は別の制度で、併用できます。 通院しながらB型に通う方は、自立支援医療で通院費の負担を抑えつつ、B型に通所することが可能です。どちらか一方しか使えない、という関係ではありません。
理由は、2つが目的のちがう制度だからです。自立支援医療は「医療費の自己負担を軽くする公費負担医療の制度」、就労継続支援B型は「働く機会を提供する障害福祉サービス」です。医療の制度と福祉サービスはそれぞれ別の窓口・別の手続きで利用するため、両方を同時に使えます。
たとえば、精神科や心療内科に定期的に通いながら、生活リズムを整えてB型で作業に取り組む、という使い方ができます。通院の費用は自立支援医療でやわらげ、日中の活動の場としてB型を利用する、という組み合わせです。ここからは、自立支援医療がどんな制度か、B型とどう組み合わせるのかを順に見ていきます。
自立支援医療とは(3つの種類と負担を軽くするしくみ)
自立支援医療とは、心身の障害を治療するための医療費の自己負担を軽くする、公費負担医療の制度です。 対象となる医療を続けて受ける場合に、自己負担の割合や金額をやわらげることを目的としています。
自立支援医療には、次の3つの種類があります。
| 種類 | 主な対象 |
|---|---|
| 精神通院医療 | 精神疾患で通院による治療を続けて受ける方 |
| 更生医療 | 身体障害のある方(18歳以上)の障害を軽減・改善する医療 |
| 育成医療 | 身体に障害のある児童(18歳未満)の障害を軽減・改善する医療 |
精神疾患で通院しながらB型の利用を考える方の場合は、このうち「精神通院医療」が該当することが多い種類です。うつ病や統合失調症、不安障害などで、医師の診断にもとづき継続的な通院治療を受けている方が対象になります。
負担を軽くするしくみは、大きく2つです。
- 自己負担が原則1割に軽減される:通常は医療費の3割を窓口で支払いますが、自立支援医療の対象になると、対象の医療については原則1割の負担になります。
- 所得などに応じた月額の上限が設けられる:1か月あたりに支払う自己負担額に上限が設定されます。上限を超えた分は支払わなくてよくなるため、通院や薬の費用がかさみやすい方ほど負担を抑えやすくなります。
ただし、自己負担の割合や月額上限の具体的な金額は、所得の状況や制度・自治体によって異なります。 正確な金額や、自分が対象になるかどうかは、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。この記事では金額の具体例は示さず、しくみの考え方をお伝えしています。
B型と組み合わせるメリットと申請の流れ
自立支援医療とB型を組み合わせる最大のメリットは、通院費の負担を抑えながら、無理なく日中の活動の場を持てることです。通院を続けながらB型に通う方にとって、医療と福祉の両方のサポートを受けられる形になります。
組み合わせて使うと、たとえば次のような状況に対応しやすくなります。
- 定期的な通院が必要だが、医療費の負担をできるだけ軽くしたい
- 通院しながら、生活リズムを整えたり働く練習をしたりする場がほしい
- 体調に波があるため、医療の支えを受けつつ無理のないペースで通いたい
申請の流れは、2つの制度で別々です。それぞれの窓口で手続きします。
- 自立支援医療の申請:お住まいの市区町村の窓口に申請します。申請には、医師の診断書(自立支援医療用)や、健康保険証、所得の状況がわかる書類などが必要になることが一般的です。必要書類や様式は自治体で異なるため、事前に窓口で確認すると安心です。
- 就労継続支援B型の利用申請:B型を利用するには、お住まいの市区町村への申請と、障害福祉サービスの受給者証が必要です。見学や体験を経て、相談支援専門員や事業所と相談しながら手続きを進められます。
どちらの申請も窓口は市区町村ですが、申請の種類も必要書類も別々です。具体的な要件・上限額・必要書類は、必ずお住まいの市区町村の窓口で確認してください。 B型の利用までの全体像は、関連コラム「就労継続支援B型の利用までの流れ|相談から見学・体験・利用開始まで」でもまとめています。なお、B型側の自己負担(利用料)の考え方は「B型事業所の利用料はいくら?無料になるケースと確認ポイント」もあわせてご覧ください。
ぽちぽちの道の場合(通院と両立しながら通えるB型)
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。通院を続けながら通う方にも、無理のないペースで利用していただける事業所です。
自立支援医療を使って精神科や心療内科に通院しながら、ぽちぽちの道でB型の作業に取り組む、という両立ができます。週1日からの通所もご相談いただけるので、通院日や体調に合わせて通うペースを調整しやすいのが特徴です。「通院の日は休みたい」「体調の良い日だけ通いたい」といった希望も、相談しながら決められます。
作業は袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った内容が中心です。たとえば、次のような作業に未経験から取り組めます。
- データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
- Canvaを使った画像・SNS素材づくり
- 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
- SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成
「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。自立支援医療の申請やB型の利用手続きで分からないことがあれば、見学のときに一緒に整理することもできます。なお、自立支援医療の申請先はお住まいの市区町村の窓口になります。実際の作業の様子や、できる作業の一覧は、作業内容のページでも紹介しています。
志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方で、「通院しながら通えるB型を探している」という方は、見学のときに作業や雰囲気を見ながら相談できます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
自立支援医療とB型についてよくある質問
Q. 自立支援医療と就労継続支援B型は併用できますか?
A. はい、併用できます。自立支援医療は医療費の自己負担を軽くする制度、B型は働く機会を提供する障害福祉サービスで、別々の制度です。通院しながらB型に通う方は、自立支援医療で通院費を抑えつつ通所できます。
Q. 自立支援医療にはどんな種類がありますか?
A. 自立支援医療には、精神通院医療・更生医療・育成医療の3種類があります。精神疾患で通院しながらB型の利用を考える方の場合は、このうち「精神通院医療」が該当することが多い種類です。自分が対象になるかは市区町村の窓口で確認できます。
Q. 自立支援医療を使うと通院費はどのくらい安くなりますか?
A. 対象となる医療の自己負担が原則1割に軽減され、所得などに応じた月額の上限も設けられます。ただし具体的な負担割合や上限額は、所得の状況や自治体によって異なります。正確な金額は、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。
Q. 自立支援医療の申請はどこでしますか?
A. 申請の窓口は、お住まいの市区町村です。医師の診断書(自立支援医療用)や健康保険証、所得の状況がわかる書類などが必要になることが一般的です。必要書類や様式は自治体で異なるため、事前に窓口で確認すると手続きがスムーズです。
Q. 通院しながらでもB型に通えますか?
A. はい、通院しながら通えます。ぽちぽちの道では週1日からの通所もご相談いただけるので、通院日や体調に合わせてペースを調整できます。通院の費用は自立支援医療でやわらげつつ、無理のない範囲で日中の活動の場としてB型を利用できます。
まとめ
自立支援医療と就労継続支援B型は別の制度で併用でき、通院しながら通う方は自立支援医療で通院費を抑えつつB型に通所できます。自立支援医療は精神通院医療・更生医療・育成医療の3種類があり、対象の医療費の自己負担が原則1割に軽減され、所得に応じた月額上限も設けられます。具体的な要件や金額は、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。ぽちぽちの道は、通院と両立しながら無理なく通える、志木駅徒歩2分のB型事業所です。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

