「NotebookLM(ノートブックエルエム)って何ができるの?」「ChatGPTとはどう違うの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、読み込ませた資料をもとに要約・調査ができる生成AI「NotebookLM」の使い方を、できることから基本操作、注意点までやさしく解説します。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」で、資料整理の作業に未経験から取り組む様子も紹介します。
NotebookLMの使い方はこの3ステップ。まず結論
NotebookLMの使い方は、①資料(ソース)をアップロードする ②その資料について質問する ③返ってきた要約や答えを人が確認する、の3ステップが基本です。ふつうの生成AIと一番ちがうのは、自分が読み込ませた資料だけをもとに答える点で、長い資料の要約や調べ物と相性がよいAIです。
NotebookLMは、PDFやテキスト、ウェブページ、メモなどを読み込ませると、その中身について答えてくれるツールです。「どこに何が書いてあるか」を探したり、長い文章を短くまとめたりする調査・整理の作業に向いています。まず押さえておきたい点をまとめます。
- 資料が主役:自分でアップロードした資料の範囲で答えるので、見当ちがいの情報が混じりにくい
- 得意なのは要約・調査:長い資料の要点整理、「この資料のどこに書いてある?」の確認に向いています
- 答えは必ず人が確認する:要約や引用元の場所まで含めて、最後は人が読んで確かめます
- 機微な資料に注意:個人情報や見せてはいけない資料を読み込ませないかを先に確認します
どの生成AIにも得意・不得意があり、優劣を一言で決められるものではありません。ここからは、NotebookLMとは何かという基本と、使い方の手順・注意点を順に見ていきます。
NotebookLMとは?資料を読み込んで答えるAI
NotebookLMとは、グーグルが提供している、読み込ませた資料(ソース)をもとに質問へ答えてくれる生成AIサービスのことです。一般的なチャットAIが幅広い知識から答えるのに対し、NotebookLMは「自分がアップロードした資料の範囲」で要約や回答を返すのが特長です。資料に書かれていない話を作りにくく、調べ物や読み込みの作業と相性がよいと言われます。
生成AIとは、人が出した指示(プロンプト)に応じて、文章などを自動でつくり出すAIのことです。NotebookLMはそのうち「手元の資料を読み解く」ことに特化したサービスにあたります。幅広い話題をチャットで聞ける生成AIは「Geminiの使い方」でも紹介しています。役割がちがうので、用途で使い分けると便利です。
どんな場面で向いているかを、一般的なチャットAIと並べて整理すると、次のとおりです。
| 観点 | NotebookLM | 一般的なチャットAI |
|---|---|---|
| 答えのもと | 自分が読み込ませた資料が中心 | 学習した幅広い知識 |
| 得意なこと | 長い資料の要約・調べ物・出どころの確認 | 雑談・アイデア出し・文章づくり |
| 向いている作業 | 議事録や資料の要点整理、複数資料の横断確認 | 下書き作成、言い換え、相談相手 |
| 注意したいこと | 読み込ませる資料の中身(機微情報)に注意 | 事実の裏取り・個人情報の扱いに注意 |
NotebookLMは「資料を渡して、その中から答えてもらう」道具だと考えると分かりやすいです。手元にある長い文章を読み解く作業を助けてくれる一方、資料に入っていない最新情報や一般的な雑談には向きません。次の章で、実際の使い方の手順を見ていきます。
NotebookLMの基本の使い方(読み込ませる→質問する)
NotebookLMの基本操作は、資料をアップロードして質問する流れで、大きく5つのステップに分かれます。むずかしい設定は不要で、日本語で質問できます。料金や使える範囲、画面の細かな名称は変わることがあるため、最新の内容は公式の案内で確認してください。
- 公式サイトにアクセスして始める:パソコンのブラウザから利用でき、グーグルのアカウントでログインします
- ノートブックを作り、資料を読み込ませる:PDFやテキスト、ウェブページなどを「ソース」として追加します
- 資料について質問する:「この資料の要点を3つにまとめて」「○○について書かれている箇所は?」のように日本語で聞きます
- 答えと引用元を確認する:返ってきた要約や答えが、資料のどこをもとにしているかを照らし合わせます
- 必要なら質問を続ける:「もっと短く」「表にして」など、追加でお願いして整えます
頼み方のコツは、ふだん人にお願いするときと同じ言葉で、目的を添えて書くことです。たとえば次のように頼むと、ねらいに近い答えが返ってきます。
| やりたいこと | お願いの文章の例 |
|---|---|
| 要点をつかむ | 「この資料を、初めて読む人向けに3つのポイントで要約して」 |
| 場所を探す | 「申込みの締め切りについて書かれている部分を教えて」 |
| 比べる | 「2つの資料で言っていることのちがいを表にして」 |
| 整理する | 「この議事録から、決まったことと宿題に分けてまとめて」 |
最初から完璧をめざさず、返ってきた答えを見て質問を言い直す、という往復で十分です。要約の根拠になった箇所を示してくれるので、「本当にそう書いてあるか」を自分で確かめながら使えるのも、調べ物に向いている理由です。
NotebookLMを使うときに気をつけたいこと
NotebookLMを使うときは、「答えをうのみにしない」「読み込ませる資料の中身に注意する」の2点をまず意識すると安心です。資料をもとに答える仕組みでも、要約の取りちがえは起こりえますし、何を読み込ませるかには配慮が必要だからです。
生成AIは、もっともらしい文章を作るのが得意な反面、資料の内容を読みちがえたり、ニュアンスを変えてまとめたりすることがあります。とくに日付・数字・固有名詞は、引用元の箇所と照らして人が確かめましょう。使う前に、次のチェックリストを確認しておくと安心です。
- 要約や答えは下書きとして受け取り、引用元の箇所を見て人が確認・修正する
- 個人情報や、見せてはいけない資料・機密の資料を読み込ませない
- 数字・日付・制度の内容など、事実は元の資料や公式の情報で裏を取る
- 無料で使える範囲や機能は変わることがあるので、最新は公式の案内で確認する
- 仕事で使うときは、職場のルールで生成AIへの資料アップロードが認められているかを確かめる
もうひとつ大切なのは、読み込ませる資料を自分で選ぶことです。NotebookLMは渡した資料を主役にして答えるため、どの資料を入れるかで答えの質が決まります。信頼できる資料を選び、機微な情報は入れない——この見きわめも作業の一部です。Geminiなど他の生成AIにもそれぞれ得意分野があるので、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
ぽちぽちの道の場合(資料整理・調べ物をAIと練習する)
「NotebookLMで資料を整理してみたいけれど、一人だと使いこなせるか不安」という方もいます。資料を読み込ませて質問する操作自体は難しくありませんが、よい質問の出し方や、引用元を確かめる習慣は、誰かと一緒のほうが安心して身につきます。ぽちぽちの道は、その練習を作業の中で積み重ねられる場です。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。事業所では生成AI(ぽちぽちAI)を業務の相棒として活用していて、長い資料の要点整理や調べ物といった作業に、AIへの質問の仕方を学びながら取り組めます。
作業はパソコン中心で、資料の要約・調べ物のほか、データ入力やCanvaでの画像・SNS素材づくり、文章の下書きなどに、未経験から取り組めます。パソコンが苦手な方も、スタッフと生成AIがサポートするので心配いりません。「何をどう質問すればいいか分からない」という段階から、その日の体調に合わせて少しずつ進められます。AIを使った調べ物・リサーチの進め方は「AIを使った調べ物・リサーチ作業」でくわしく紹介しています。
「自分にもAIを使った作業ができるだろうか」と気になったら、見学の際に実際の画面を見ていただくのが一番わかりやすいです。週1日からの通所も相談でき、まずは見学だけでも大丈夫です。作業内容を見るページや、LINEでの相談や見学からお気軽にどうぞ。
NotebookLMの使い方についてよくある質問
Q. NotebookLMとは何ですか?ChatGPTと何が違いますか?
A. NotebookLMは、グーグルが提供する、自分で読み込ませた資料をもとに答える生成AIです。幅広い知識から答えるChatGPTに対し、NotebookLMは「アップロードした資料の範囲」で要約や回答を返すのが特長です。長い資料の要約や調べ物にはNotebookLM、雑談や下書きにはチャットAI、と用途で使い分けるのがおすすめです。
Q. NotebookLMで資料を要約するのは難しいですか?パソコンが苦手でも使えますか?
A. 基本は資料を読み込ませて日本語で質問するだけなので、難しくありません。パソコンが苦手な方でも始められます。ぽちぽちの道では、資料の読み込ませ方や質問の出し方をスタッフがサポートしながら、作業の中で少しずつ覚えていけます。
Q. NotebookLMが作った要約は、そのまま使って大丈夫ですか?
A. そのまま使わず、最後は人が引用元の箇所を見て確認・修正することをおすすめします。資料をもとに答える仕組みでも、要点を取りちがえることはあります。とくに日付や数字、固有名詞は元の資料と照らして確かめると安心です。
Q. NotebookLMにどんな資料でも読み込ませてよいですか?
A. 個人情報や、見せてはいけない資料・機密の資料は読み込ませないのが基本です。NotebookLMは渡した資料を主役にして答えるため、信頼できる資料を選ぶことが大切です。仕事で使うときは、職場で資料のアップロードが認められているかも確かめておきましょう。
Q. NotebookLMは無料で使えますか?仕様は変わりませんか?
A. 無料で使える範囲から始められますが、使える量や機能には上限がある場合があります。料金や使える範囲、画面の名称は変わることがあるため、最新の内容は公式の案内で確認してください。本記事の操作の説明も、時期によって画面と異なることがあります。
まとめ
NotebookLMとは、読み込ませた資料をもとに要約・調査ができる生成AIで、使い方は「資料を読み込ませる・質問する・答えを人が確認する」の3ステップが基本です。資料の範囲で答えるぶん調べ物に向きますが、要約はうのみにせず引用元を確かめ、機微な資料は入れないことを意識して使いましょう。生成AIに優劣はなく、用途に合う道具を選ぶのが一番です。
ぽちぽちの道は、生成AIを使った資料整理や調べ物に未経験から取り組める、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「自分にもAIを使った作業ができる?」と気になったら、作業内容を見るページやLINEでの相談や見学から始めてみてください。見学だけでも大丈夫です。事業所でできる作業の全体像は「ぽちぽちの道でできる作業内容」も参考にしてください。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

