「画像生成AIで作った絵に著作権はあるの?」「SNSやブログに使っても大丈夫?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、画像生成AIの著作権はどうなるのかを、作品づくりで気をつけることとあわせてやさしく整理します。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」で、ルールを確認しながら制作する進め方も紹介します。
画像生成AIの著作権はどうなる?まず結論
画像生成AIの著作権は、「AIが作った画像をそのまま使ってよいか」と「他人の権利を侵していないか」の2つに分けて考えると整理しやすいです。結論から言うと、どちらもケースによって変わり、ひとことで「大丈夫」「ダメ」とは言い切れません。だからこそ、使う前に確認する習慣が大切になります。
先に、おさえておきたいポイントを3つにまとめます。
- 使ってよいかの確認:まずは利用するAIサービスの利用規約を確認する(商用利用の可否は規約で決まることが多い)
- 権利を侵さない確認:実在の人物・既存のキャラクター・ブランドのロゴなどをまねた画像になっていないか確認する
- 判断に迷うとき:自己判断で進めず、文化庁などの公式情報を確認したり、弁護士など専門の窓口に相談したりする
著作権に関する制度や考え方は、法改正や個別の事情によって変わります。この記事は一般的な整理であり、最終的な権利の判断を保証するものではありません。具体的なケースで迷うときは、文化庁「著作権」などの公式情報を確認し、必要に応じて専門の窓口へ相談してください。
AI画像と著作権の基本(用語と考え方を整理)
AI画像と著作権を考えるときは、「AIが作った画像の権利」と「他人の著作物との関係」という2つの面があります。前者は”その画像を自分の作品として扱えるか”、後者は”知らないうちに誰かの権利を侵していないか”という話で、混同しやすいので分けて理解しておくと安心です。
著作権とは、文章・絵・写真・音楽などの「作品(著作物)」を作った人に与えられる、その作品を勝手に使われないための権利のことです。画像生成AIを使うと簡単に画像が手に入りますが、簡単に作れることと、自由に何にでも使えることは別の話だ、という点をまず押さえておきましょう。
AI画像をめぐってよく出てくる用語を、下の表で整理します。言葉の意味が分かると、規約や注意書きを読むときに迷いにくくなります。
| 用語 | かんたんな意味 |
|---|---|
| 著作権 | 作品を作った人に与えられる、無断使用を防ぐ権利 |
| 利用規約 | AIサービスを使うときのルール。生成画像をどう使ってよいかが書かれていることが多い |
| 商用利用 | 販売・広告・仕事など、お金や事業に関わる使い方 |
| 肖像権 | 自分の顔や姿を勝手に使われないための権利。実在の人物に関わる |
| 商標 | 企業のロゴやブランド名などを保護する権利 |
ここで大事なのは、画像生成AIの著作権や商用利用の扱いは、使うサービスごとに、また使い方ごとに変わるということです。同じように見える画像でも、「個人で楽しむ分にはよいが、販売はできない」といった条件がついていることもあります。判断に迷うときは、思い込みで進めず、規約や公式情報を確認するのが基本です。最新の考え方は文化庁の公式情報で確認でき、個別のケースは専門家への相談が安心につながります。
なお、画像生成AIそのものでどんな制作ができるかは、関連コラム「画像生成AIを使った作業とは?」でくわしく紹介しています。あわせて読むと、作業のイメージがつかみやすくなります。
作品づくりで気をつけること(チェックリスト)
AI画像を作品づくりやSNS・ブログに使うときは、「規約の確認」「他人の権利の確認」「人による最終チェック」の3つを習慣にすると安心です。便利な道具だからこそ、公開・配布の前にひと呼吸おいて確認することが、安心して制作を続けるコツになります。
公開・配布する前に、次のチェックリストを目安にしてみてください。すべてに自信を持って「はい」と言えるかを確認すると、トラブルを避けやすくなります。
- [ ] 使ったAIサービスの利用規約を確認したか(特に商用利用の可否)
- [ ] 実在の人物に似せた画像になっていないか(肖像権への配慮)
- [ ] 既存のキャラクター・作品・ブランドのロゴをまねた画像になっていないか
- [ ] 公開・販売してよい範囲かを確認したか
- [ ] 公開・配布の前に、人が内容を見て確認したか
- [ ] 誰かを傷つける表現や、ふさわしくない画像になっていないか
ここで挙げたのは一般的な目安で、細かいルールはAIサービスや使い方によって変わります。特に商用利用(販売や広告での使用)は、個人で楽しむ場合よりも条件が厳しいことがあるため、注意が必要です。「この使い方は大丈夫かな」と少しでも迷ったら、進める前に規約を読み直したり、公式情報を確認したりしましょう。
もうひとつ大切なのが、AIが作った画像をそのまま公開しないことです。AIは時に、意図せず既存の作品に似た画像や、ふさわしくない画像を出すことがあります。だからこそ、最後に人が見て「これは公開してよいか」を判断する工程を必ず入れてください。この「確認して仕上げる」習慣は、画像にかぎらず生成AIを使った作業すべてに共通する基本です。作った画像を作品として残していく方法は、関連コラム「生成AIで作る作品ポートフォリオとは」も参考になります。
それでも判断がつかないケース——たとえば「このイラストを販売してよいか」「特定の作風に似せても問題ないか」など——は、自己判断で結論を出さず、専門の窓口に相談するのが安心です。著作権の相談先には、文化庁の案内ページのほか、弁護士や、自治体・公的機関が開く無料の法律相談などがあります。不安を抱えたまま進めるより、確かな情報をもとに判断するほうが、結果的に制作を長く続けられます。
ぽちぽちの道の場合(ルールを一緒に確認しながら作る)
「著作権が心配で、AIで作った画像を使うのがこわい」という方も、ルールを一緒に確認できる環境なら、安心して制作に取り組めます。一人で規約を読み解くのは大変でも、スタッフと確認しながら進めれば、「これは大丈夫」「これは避けよう」の判断が少しずつ身についていきます。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら作業スキルや生活リズムを整えられる福祉サービスです。著作権やルールの面では、次のような進め方をしています。
- 規約を一緒に確認:画像生成AIを使うときは、利用規約や商用利用の条件をスタッフと一緒に確認しながら進めます。一人で抱え込まずに済みます。
- 人による最終チェック:AIが作った画像はそのまま使わず、人が内容を見て、公開してよいかを確認してから仕上げます。
- ふさわしい作品づくり:実在の人物や既存のキャラクターをまねない、誰かを傷つけない、という基本を大切にして制作します。
- 無理のないペース:パソコンや生成AIが初めての方も、基礎からスタッフがサポートします。週1日からの通所もご相談いただけます。
実際の作業は、画像生成AIで素材を作り、Canvaで文字やレイアウトを整える、といった流れで進みます。データ入力や生成AIを使った文章作成など、形に残る作業に未経験から取り組めるのも特徴です。パソコンが苦手な方も、スタッフと生成AI(ぽちぽちAI)がサポートします。
なお、ぽちぽちの道は法律の相談を受ける場所ではありません。具体的な権利関係の判断が必要なときは、文化庁の公式情報や専門の窓口をご案内しながら、安心して制作を続けられるようサポートします。「どんな作業ができるのか見てみたい」という方は、見学やLINEでの相談からお気軽にどうぞ。まず質問だけでも大丈夫です。
画像生成AIの著作権についてよくある質問
Q. 画像生成AIで作った画像に、著作権はありますか?
A. ケースによって変わり、ひとことでは言い切れません。AIが作った画像の権利の扱いは、使ったAIサービスの規約や、人がどれだけ創作に関わったかなどによって考え方が分かれます。最新の整理は文化庁の公式情報で確認でき、具体的なケースは専門の窓口に相談すると安心です。
Q. AI画像を商用利用(販売や広告)してもよいですか?
A. 使うAIサービスの利用規約によります。商用利用ができるかどうかは規約に書かれていることが多く、個人で楽しむ場合より条件が厳しいこともあります。販売や広告に使う前に、必ず規約を確認し、迷うときは専門家に相談してください。
Q. 好きなアニメや有名キャラクターに似せた画像を作っても大丈夫ですか?
A. 既存のキャラクターやブランドをまねた画像は、著作権や商標などの権利に関わるため注意が必要です。個人で楽しむ範囲と、公開・販売する場合とでは扱いも変わります。判断に迷うときは公開・配布をせず、公式情報の確認や専門の窓口への相談をおすすめします。
Q. 著作権について判断に迷ったら、どこに相談すればよいですか?
A. まずは文化庁「著作権」のページなど公式情報を確認するのがおすすめです。個別の判断が必要なときは、弁護士や、自治体・公的機関が開く法律相談などの専門の窓口に相談すると安心です。ぽちぽちの道でも、こうした相談先のご案内はできます。
Q. ぽちぽちの道では、著作権に気をつけながら画像づくりができますか?
A. はい。画像生成AIを使うときは、利用規約や商用利用の条件をスタッフと一緒に確認しながら進めます。AIが作った画像は人が最終チェックしてから仕上げるため、ルールに配慮した制作に未経験から取り組めます。
まとめ
画像生成AIの著作権は、「AI画像を使ってよいか」と「他人の権利を侵していないか」の2つに分けて考えると整理しやすく、どちらもケースによって変わります。作品づくりでは、利用規約の確認・他人の権利への配慮・人による最終チェックの3つを習慣にすると安心です。判断に迷うときは断定せず、文化庁の公式情報や専門の窓口で確認してください。
ぽちぽちの道は、ルールを一緒に確認しながら画像づくりに取り組める、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「どんな作業ができるの?」と気になったら、見学やLINEでの相談から始めてみてください。質問だけでも大丈夫です。ぽちぽちの道でできる作業の全体像は「B型でできる作業内容」でも紹介しています。
- 60分個別相談
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

