「就労継続支援B型に通っていて、いずれは雇用契約のあるA型でも働いてみたい」「でも、どうやって進めばいいの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、B型からA型へステップアップする進め方を、A型とB型の違いや、確認しておきたいことを交えてわかりやすく解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化の就労継続支援B型)の例もあわせて紹介します。
B型からA型へは、体調や作業が安定してきたら段階的に目指せる
就労継続支援B型からA型へのステップアップは、体調や通所、作業が安定してきたら、A型事業所の見学・体験や、相談支援専門員との計画づくりを通じて、段階的に目指せます。 急いで進める必要はなく、自分のペースで一歩ずつ準備を重ねていける道です。
まず、おおまかな進め方は次のように整理できます。
- 今のB型で土台を整える:生活リズム・通所の安定・作業への慣れを積み重ねる。
- A型を知る・試す:気になるA型事業所を見学し、可能なら体験してみる。
- 計画を見直す:相談支援専門員と、これからの利用計画(サービス等利用計画)を一緒に考える。
大切な前提として、A型へのステップアップはゴールでも正解でもなく、選択肢の一つです。 A型が自分に合わないと感じたら、B型を続けたり、別の道を選んだりしても、まったく問題ありません。進み方や向き不向きには個人差が大きいので、「進まなければいけない」と気負わず、まずは「知ること」から始めて大丈夫です。ここからは、A型とB型の違いや進め方を、もう少し詳しく見ていきます。
A型とは・B型との違いとステップアップの進め方
A型からステップアップを考えるうえで、まずA型とB型の違いを押さえておくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。最大の違いは「雇用契約があるかどうか」と「受け取るお金の種類」です。
就労継続支援A型とは、事業所と雇用契約を結び、最低賃金が適用される賃金を受け取って働く福祉サービスです。 雇用契約があるぶん、決まった勤務時間で働くなど、一般就労に近い働き方に慣れていけるのが特徴です。
就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら工賃を受け取る福祉サービスです。 勤務時間や日数を体調に合わせて柔軟に調整しやすく、「まずは無理なく働く練習をしたい」という方に向いています。
両者の違いを表で整理すると、次のようになります。
| 観点 | 就労継続支援B型 | 就労継続支援A型 |
|---|---|---|
| 雇用契約 | なし | あり |
| 受け取るお金 | 工賃 | 賃金(最低賃金が適用) |
| 働き方のイメージ | 体調に合わせて無理なく | 一定の勤務時間で働く |
| 向いている段階 | まず働く練習をしたい | 雇用された働き方に慣れたい |
A型・B型・就労移行支援の違いそのものをもっと詳しく知りたい方は、関連コラム「A型・B型・就労移行支援の違いとは?迷ったときの選び方」もあわせてご覧ください。
そのうえで、B型からA型を目指すステップアップの進め方を、順を追ってまとめると次のようになります。
- 今のB型で土台を整える:決まった時間に通う習慣や、続けられる作業を積み重ね、体調・通所を安定させます。
- 支援員に希望を伝える:「いずれはA型も考えたい」と、相談支援専門員や事業所の支援員に早めに伝えておきます。
- A型事業所を見学・体験する:気になるA型を見学し、可能であれば体験して、作業内容や雰囲気が自分に合うか確かめます。
- 就労アセスメント(必要な場合):A型の利用にあたっては、適性や希望を確認するアセスメントが行われることがあります。
- 利用計画を見直す:相談支援専門員と、これからのサービス等利用計画を一緒に見直し、無理のないタイミングを相談します。
このうち、どの段階にどれくらい時間をかけるかは人それぞれです。一足飛びに進む必要はなく、今できる準備から少しずつ進めていけば大丈夫です。 A型を経て一般就労を視野に入れる道筋を含めて、B型を足場に次の段階を考えたい方は、関連コラム「B型事業所から一般就労・A型を目指すには?ステップアップの考え方」も参考になります。
ステップアップ前に確認したいこと(チェックリスト)
A型へのステップアップを考えるときは、「体調・生活リズム」「作業の安定」「気持ち・相談」の3つを、無理のない範囲で見直しておくと安心です。どれか一つを急ぐより、全体のバランスを少しずつ整えるほうが、結果的に次の一歩を踏み出しやすくなります。下のチェックで、今の自分の状態を確認してみてください。
次の項目を目安に、当てはまるものを確認してみましょう。
- 決まった曜日・時間に、安定して通えるようになってきた
- 体調の波があっても、自分なりの対処や相談ができている
- 続けられる作業・得意な作業が見つかってきた
- A型の「決まった勤務時間で働く」イメージに、前向きな気持ちがある
- 雇用契約や賃金など、A型の働き方について知りたい・確認したいことが整理できている
- 「A型も考えたい」という希望を、支援員に言葉で伝えられている
すべてに当てはまる必要はありません。チェックがつかない項目は、これから整えていけばよいところです。また、見学や体験をしてみて「今はまだB型のペースが合っている」と感じたら、ステップアップを急がない選択も大切にしてください。A型に進むことだけが前進ではなく、自分に合う場所で無理なく働き続けることにも、同じだけ意味があります。
なお、A型・B型を利用する際には、お住まいの市区町村への申請や、障害福祉サービスの受給者証が必要です。申請の窓口は市区町村になりますが、進め方は相談支援専門員や事業所に相談しながら進められるので、まずは情報を集めるところから始めても大丈夫です。
ぽちぽちの道の場合(志木駅徒歩2分・生成AI特化のB型)
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。「自分のペースで働きながら、将来につながるスキルを身につけたい」という方に向いた事業所です。
ぽちぽちの道では、袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った作業が中心です。たとえば、次のような作業に未経験から取り組めます。
- データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
- Canvaを使った画像・SNS素材づくり
- 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
- SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成
こうした作業は、続けるほどパソコンやAIのスキルとして残るため、B型で土台をつくりながら、将来A型や一般就労を考えるときの足場づくりにもつながります。実際の作業の様子や、できる作業の一覧は、作業内容のページでも紹介しています。「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。工賃や利用料は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。
もちろん、ぽちぽちの道は「必ずA型や一般就労を目指す場所」ではありません。自分のペースで長く通い続けることも、いつか次の段階へ進むことも、どちらも尊重します。「いずれはA型も考えてみたい」という希望があれば、相談支援専門員や支援員と相談しながら、その人に合った進め方を一緒に考えます。 志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方で、ステップアップの進め方に迷っている方は、見学のときに作業を見ながら相談することもできます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
B型からA型へのステップアップについてよくある質問
Q. B型に通えば、必ずA型に進めますか?
A. 必ず進めるとお約束できるものではありません。A型の利用には見学・体験やアセスメント、事業所での選考などが関わることもあり、進み方には個人差があります。大切なのは、体調や通所、作業を無理なく安定させていくことです。B型に通い続ける選択も含めて、その人に合った進め方を支援員と相談しながら決めていけます。
Q. ステップアップにはどのくらいの期間がかかりますか?
A. かかる期間は人によって大きく異なるため、一概には言えません。短い人もいれば、じっくり時間をかける人もいます。期間を急ぐよりも、今の段階でできる準備を一つずつ整えるほうが、結果的に次の一歩につながりやすくなります。焦らず、自分のペースで進めて大丈夫です。
Q. A型に進むかどうかは、どう決めればよいですか?
A. 「今いちばん大事にしたいこと」と「これからどうしたいか」をもとに、相談支援専門員や支援員と相談しながら決めるのがおすすめです。A型への希望や不安、体調、生活の状況などを一緒に整理していきます。一度で決めきる必要はなく、迷っている段階で相談しても大丈夫です。
Q. A型を見学して合わないと感じたら、B型を続けてもいいですか?
A. もちろん大丈夫です。A型へのステップアップはゴールではなく選択肢の一つで、合わなければB型を続けたり、別の道を選んだりしてかまいません。自分に合う場所で無理なく働き続けることにも、大きな意味があります。進むかどうかは、本人やご家族の希望に合わせて選べます。
Q. ぽちぽちの道では、A型を目指す相談もできますか?
A. はい、できます。ぽちぽちの道では、パソコンや生成AIのスキルを身につけながら、将来の進み方について支援員と相談できます。「いずれはA型も考えたい」という希望があれば、その人に合った道筋を一緒に考えます。まずは見学やLINEでの相談から、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
B型からA型へのステップアップは、体調や通所、作業が安定してきたら、見学・体験や相談支援専門員との計画づくりを通じて段階的に目指せます。進み方には個人差があるので、焦らず、今できる準備から一歩ずつ進めるのが安心です。A型はゴールではなく選択肢の一つで、合わなければB型を続ける選択も含めて、どれも間違いではありません。ぽちぽちの道は、自分のペースでパソコン・生成AIのスキルを身につけられる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

