一般就労が不安なら|段階的に進む就労支援の使い方

一般就労が不安なら|段階的に進む就労支援の使い方

「いきなり一般就労はこわい」「働く自信はないけれど、いつかは…」——そんな不安を抱えた本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、就労支援を段階的に使いながら、一足飛びでなく自分のペースで進んでいく考え方と道筋を解説します。必ずこの順に進むものではなく、後戻りや寄り道もあってよい前提で整理します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化の就労継続支援B型)の例もあわせて紹介します。

  • 60分個別相談
  • 利用前提で
    なくてOK
  • 準備不要
    同伴者OK

B型事業所がはじめて、続けられるか不安…

まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

お電話でのご相談もお待ちしております

050-3646-8350

受付時間:月〜土 9:30〜18:30

目次

一般就労が不安でも、就労支援は段階的に使えます

一般就労が不安でも大丈夫です。就労支援は、一足飛びに就職を目指すのではなく、段階的に使えるしくみになっています。 今の自分に合う段階から始めて、自分のペースで一歩ずつ進められます。

たとえば、いきなり企業で働くのが不安なら、まずは就労継続支援B型で生活リズムや作業に慣れることから始められます。慣れてきたら、就職に向けた訓練をする就労移行支援や、雇用契約を結んで働くA型・障害者雇用へ。働き始めた後は、就労定着支援で職場に長く続けられるよう支えてもらう——というように、段階を分けて利用できます。

大切なのは、焦らないことです。一足飛びに一般就労を目指して無理をするより、自分に合う段階から始めるほうが、結果的に長く続けやすくなります。進み方や結果には個人差が大きいので、「いつまでにここまで」と急ぐ必要はありません。

なお、ここで紹介する段階は一つの例です。必ずこの順番で進むわけではなく、人によって入口も道筋も違います。 行きつ戻りつ、寄り道、後戻りもあってよい、ということを先にお伝えしておきます。

段階的に進む就労支援の全体像

段階的に進む就労支援とは、就労継続支援B型 → 就労移行支援 → A型や障害者雇用 → 就労定着支援といった段階を、本人のペースで使い分けながら一般就労や安定した働き方に近づいていく考え方です。ただし、これは代表的な例であり、決まったルートではありません。

まず、それぞれの段階を一言で整理します。

  • 就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに自分のペースで働きながら工賃を受け取れる福祉サービスです。 生活リズムを整え、作業に慣れる入口になります。
  • 就労移行支援とは、一般企業への就職を目指して原則2年間、訓練や就職活動の準備をする福祉サービスです。 働く力やビジネスマナーを身につける段階です。
  • A型(就労継続支援A型)とは、事業所と雇用契約を結んで働く福祉サービスです。 最低賃金以上の給与を受け取りながら、雇用された働き方に慣れていけます。
  • 障害者雇用とは、障害のある人が配慮を受けながら企業などで働くしくみです。 一般就労の一つの形で、合理的配慮を受けながら働けます。
  • 就労定着支援とは、一般就労した後に、職場に長く定着できるよう相談に乗ってもらえる支援です。 働き始めた後の不安を支えます。

これらを段階の例として表にまとめると、次のようになります。

段階の例 主にすること 向いている状態の目安
就労継続支援B型 自分のペースで作業を続け、生活リズムを整える まずは外に出て、働く土台をつくりたい
就労移行支援 就職に向けた訓練・就職活動の準備をする 就職を具体的に考え始めた
A型・障害者雇用 雇用契約を結び、給与を受け取って働く 働く時間や責任に少しずつ慣れたい
就労定着支援 働き始めた後の職場定着を相談で支える 就職後の継続に不安がある

番号で道筋として並べると、次のようなイメージです。

  1. 就労継続支援B型で、生活リズムや作業に慣れる
  2. 就労移行支援で、就職に向けた訓練をする
  3. A型や障害者雇用で、雇用された働き方を経験する
  4. 就労定着支援で、職場に長く続けられるよう支えてもらう

ただし、この4つを全部、順番どおりに通る必要はありません。 B型から直接、障害者雇用を目指す人もいれば、就労移行支援から始める人もいます。いったんA型やB型に戻る「後戻り」も、けっして失敗ではありません。体調や状況に合わせて、行きつ戻りつしながら進んでよいものです。各段階で相談支援専門員と利用計画を見直しながら、本人のペースで決めていけます。なお、就職後の職場定着を支える就労定着支援については、別のコラムで詳しくまとめる予定です。

段階を進めるときのコツ(チェックリスト)

段階を進めるときのコツは、「相談支援専門員と計画を立てる」「焦らない」「後戻りもOKと考える」の3つです。一人で抱え込まず、専門家と一緒に進めることが、長く続けるための土台になります。

次の項目を、無理のない範囲で意識してみてください。すべてに当てはまる必要はありません。

  • 相談支援専門員や事業所の支援員に、今の希望や不安を伝えている
  • サービス等利用計画を、節目ごとに一緒に見直している
  • 「いつまでに」と期限で自分を追い込みすぎていない
  • 体調の波があることを前提に、休む・ペースを落とす選択も持っている
  • うまくいかないときは、前の段階に戻ってもよいと考えられている
  • 次の段階の見学や体験を、無理のない範囲で試している

特に大切なのが、相談支援専門員との計画づくりです。サービス等利用計画は一度作って終わりではなく、状況に合わせて見直していくものです。「そろそろ次を考えたい」「やっぱり今は難しい」——そうした気持ちの変化も、計画の見直しに反映できます。

そして、後戻りや寄り道は、決して遠回りではありません。 一度進んだ段階が合わなければ、前の段階に戻って整え直せばよいだけです。焦って無理に進めるよりも、自分のペースで一つずつ確かめながら進むほうが、結果的に長く働き続けることにつながります。進み方や結果には個人差が大きいので、人と比べる必要はありません。

なお、サービスを利用するための受給者証は、お住まいの市区町村の窓口で申請します。手続きの相談先は市区町村やお近くの相談支援事業所になります。

ぽちぽちの道の場合(B型は段階の入口・無理なく次を見据える)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。段階的に進む就労支援でいえば、ぽちぽちの道は「入口」にあたるB型です。まずはここで生活リズムや作業に慣れながら、無理なく次の段階を見据えていけます。

ぽちぽちの道では、袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った作業が中心です。たとえば、次のような作業に未経験から取り組めます。

  • データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
  • Canvaを使った画像・SNS素材づくり
  • 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
  • SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成

こうした作業は、続けるほどパソコンやAIのスキルとして残るため、将来、就労移行支援やA型、障害者雇用、在宅ワークを考えるときの土台づくりにつながります。「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。工賃や利用料は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。実際の作業内容は、ページでも紹介しています。

もちろん、ぽちぽちの道は「必ず次の段階へ進む場所」ではありません。自分のペースで長く通い続けることも、いつか就労移行支援やA型・障害者雇用へ進むことも、どちらも尊重します。「いずれは一般就労も考えたい」という希望があれば、相談支援専門員や支援員と相談しながら、その人に合った進め方を一緒に考えます。 「いきなり次の段階は不安」という方も、まずは入口のB型で、自分のペースを大切にしてください。志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方は、見学のときに作業を見ながら相談することもできます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。

段階的に進む就労支援についてよくある質問

Q. 必ずB型から始めないといけませんか?
A. いいえ、必ずしもB型からとは限りません。入口は人によって違い、就労移行支援やA型から始める方もいます。ここで紹介した段階はあくまで一つの例です。今の自分の状態や希望に合う段階を、相談支援専門員と一緒に選んでいけます。どこから始めるのが合うか迷うときは、まず相談してみるのがおすすめです。

Q. 段階を飛ばして一般就労を目指すのはダメですか?
A. ダメということはありません。段階は必ず順番どおりに通るものではなく、状況によっては飛ばして進む方もいます。ただし、無理に一足飛びを目指すより、自分に合う段階から始めるほうが結果的に長く続けやすい、という考え方もあります。どう進めるかは、体調や希望をふまえて支援員と相談しながら決めて大丈夫です。

Q. 一度進んだ段階が合わなかったら、後戻りできますか?
A. はい、後戻りできます。前の段階に戻ることは失敗ではなく、自分に合うペースを整え直すための選択です。たとえば就労移行支援が今は難しいと感じたら、B型に戻って土台を整え直すこともできます。行きつ戻りつしながら進んでよいものなので、無理に前へ進み続ける必要はありません。

Q. 段階を進めるかどうかは、誰に相談すればいいですか?
A. 相談支援専門員や、通っている事業所の支援員に相談するのがおすすめです。サービス等利用計画を見直しながら、今の希望や体調に合わせて道筋を一緒に考えてもらえます。一度で決めきる必要はなく、「迷っている」という段階で相談しても大丈夫です。受給者証など制度の手続きは、お住まいの市区町村の窓口が相談先になります。

Q. ぽちぽちの道では、次の段階に進む相談もできますか?
A. はい、できます。ぽちぽちの道はB型なので段階の「入口」にあたりますが、パソコンや生成AIのスキルを身につけながら、将来の進み方について支援員と相談できます。「いずれは一般就労も考えたい」という希望があれば、その人に合った道筋を一緒に考えます。まずは見学やLINEでの相談から、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

一般就労が不安でも、就労支援は段階的に使えます。就労継続支援B型 → 就労移行支援 → A型や障害者雇用 → 就労定着支援といった段階を、一足飛びでなく自分のペースで進められます。必ずこの順に進むものではなく、入口も道筋も人それぞれで、後戻りや寄り道もあってよいものです。各段階で相談支援専門員と利用計画を見直しながら、焦らず進めば大丈夫です。ぽちぽちの道は、その入口にあたる、自分のペースでパソコン・生成AIのスキルを身につけられる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。

なお、各段階の違いをもっと知りたい方は、関連コラム「就労移行支援とB型の違い|どちらを選ぶか迷ったときの考え方」や「B型事業所から一般就労・A型を目指すには?ステップアップの考え方」もあわせてご覧ください。

気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。


見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。

  • 60分個別相談
  • 利用前提で
    なくてOK
  • 準備不要
    同伴者OK

B型事業所がはじめて、続けられるか不安…

まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

お電話でのご相談もお待ちしております

050-3646-8350

受付時間:月〜土 9:30〜18:30


supervisor-tanaka

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

目次