「子どもにB型事業所を勧めたいけれど、どう伝えれば傷つけずにすむだろう」——そんな思いで言葉を探しているご家族の方へ。この記事では、障害のあるお子さん本人を傷つけない、B型の勧め方・伝え方を、本人の気持ちを尊重する観点からわかりやすく解説します。家族同席の見学ができる、志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道での相談方法もご案内します。
子どもにB型を勧めたいとき、どう伝えればいい?
子どもにB型を勧めたいときは、本人の気持ちを尊重し、押しつけず、選択肢の一つとして一緒に考えるのが伝え方の基本です。「働かないとダメ」と急かすのではなく、「こういう場所もあるみたいだよ」と情報を差し出し、最後は本人が選べるように寄り添う姿勢が、本人を傷つけずに前へ進む近道になります。
就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働ける就労系の福祉サービスのことです。障害や難病があり、一般企業での就労がまだ難しい方が、無理のない時間や日数から作業に取り組めます。ご家族から見ると「早く通ってほしい」と感じる場面もありますが、B型は本来あせって決める場所ではありません。本人が「やってみようかな」と思えるまで待つことも、立派な関わり方の一つです。
伝え方のポイントを、先にまとめておきます。
- 本人の今の気持ちや不安を、否定せずにまず聴く
- 「○○すべき」と追い込まず、選択肢の一つとして差し出す
- メリットを押しつけず、一緒に調べて共有する
- 見学に「一緒に行ってみない?」と軽く誘ってみる
- 本人が前向きなとき(タイミング)を選んで話す
- 必要なら相談支援員やスタッフに間に入ってもらう
主役はあくまで本人で、ご家族は伴走役です。これらを意識すると、勧める言葉が「追い詰める言葉」になりにくくなります。順番に見ていきます。
本人を傷つけないB型の伝え方(6つの基本と一覧表)
本人を傷つけないB型の伝え方は、「本人の気持ちを否定しない・押しつけない・一緒に考える」が土台です。同じ内容でも、伝える順番や言葉の選び方しだいで、本人の受け取り方は大きく変わります。ここでは6つの基本を、具体的な声かけの例とあわせて整理します。
まず大切なのは、本人の今の気持ちを否定しないことです。「働きたくない」「外に出るのがこわい」という言葉が出たとき、それを正そうとせず、「そう感じているんだね」とまず受けとめます。気持ちを否定されないと感じられて初めて、本人は次の話に耳を傾けられます。
次に、押しつけないことです。「絶対に通ったほうがいい」と結論から迫るのではなく、「合わなければやめてもいいから、見るだけ見てみない?」とハードルを下げます。決定権が自分にあると分かると、本人は身構えずにすみます。
メリットを伝えるときも、一方的に並べるのではなく一緒に調べる形にします。「自分のペースで通えるらしいよ」「パソコンのスキルが身につくみたい」と情報を差し出し、本人がどう感じるかを聞きます。タイミングも重要で、体調が悪いときや気分が沈んでいるときは避け、本人が落ち着いて前向きなときを選びます。そして、ご家族だけで抱え込まず、相談支援員や事業所スタッフに間に入ってもらうことで、親子だけでは言いにくい話もやわらかく進みます。
| 伝え方の基本 | 具体的な声かけ・関わりの例 |
|---|---|
| 気持ちを否定しない | 「働きたくない」と言われても正そうとせず「そう感じているんだね」とまず受けとめる |
| 押しつけない | 「絶対通うべき」ではなく「合わなければやめていいから見るだけ」とハードルを下げる |
| メリットを一緒に考える | 自分のペース・スキル・居場所などの良さを並べ立てず、一緒に調べて感想を聞く |
| 選択肢として提示する | 「こういう場所もあるよ」と一つの選択肢として差し出し、選ぶのは本人に任せる |
| タイミングを見る | 体調や気分が落ち着いて前向きなときを選び、急かさず短く伝える |
| 相談支援員に間に入ってもらう | 親子だけで煮詰まったら、相談支援員やスタッフに同席・仲介してもらう |
この表は「正解の台本」ではなく、関わり方の引き出しです。本人の性格やそのときの状態に合わせて、使えそうなものを選んでください。なお、本人が前向きになれず、むしろご家族との間で意見が食い違ってしまうこともあります。本人の立場から「親に反対されているとき、どう話せばいい?」という視点で考えることも、家族側の伝え方を見直すヒントになります。
一緒に見学・確認したいこと(チェックリスト)
本人を傷つけずにB型を勧める次の一歩は、「決めるための見学」ではなく「一緒に見てみるための見学」を提案することです。ご家族が先に良し悪しを決めてしまうと、本人は「もう決められている」と感じてしまいます。あくまで一緒に確かめる姿勢で、見学の前後に次の点を意識しておくと安心です。
見学を勧めるときに気をつけたいことを、チェックリストにまとめます。
- 「決めるための見学」ではなく「見るだけの見学」として誘えているか
- 本人が「行ってみてもいい」と思えるタイミングまで待てているか
- ご家族の希望より、本人が何を不安に思っているかを先に聞けているか
- 見学では本人の感想を先に聞き、ご家族の意見を上から重ねていないか
- 「合わなかったらやめてもいい」と本人に伝えられているか
- 家族同席で見学できるか、本人が望めば一人でも見学できるかを確認したか
見学のときに、本人と一緒に見ておきたい観点もあわせて挙げておきます。
- 本人の「やってみたい」「気になる」に合う作業があるか
- 無理なく通える場所・頻度か(週何日から始められるか)
- 困ったときに相談しやすい雰囲気・スタッフかどうか
- 本人が見学中に、表情や言葉で安心している様子があるか
- パソコンが未経験・苦手でもサポートしてもらえるか
なお、受給者証(障害福祉サービス受給者証)の申請手続きについては、お住まいの市区町村の障害福祉窓口が相談先になります。見学そのものの流れや持ち物・当日の質問例については、関連コラム「B型事業所の見学では何をする?服装・持ち物・質問例まで解説」もあわせてご覧ください。ご家族の目線での事業所の選び方は、「ご家族がB型事業所を選ぶときに見ておきたいポイント」でくわしく紹介しています。
ぽちぽちの道の場合(家族同席で、選択肢として一緒に見られます)
ぽちぽちの道では、ご家族が同席しての見学・相談を受け付けています。「本人にB型を勧めたいけれど、一人で見学に行かせるのは不安」というときも、ご家族が一緒に作業内容や雰囲気を見て、その場で疑問を相談できます。本人が望めば一人での見学にも対応しており、本人の意思を尊重しながら進められます。志木駅から徒歩2分という通いやすい立地も、本人の負担が少ないポイントです。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。袋詰めや清掃といった軽作業ではなく、データ入力・Canvaでの画像づくり・生成AIを使った文章や調査のお手伝いなど、続けるほどパソコンやAIのスキルが身につく実際の作業に取り組めます。「本人がパソコンに興味がある」「将来につながることをさせたい」というご家族の思いに合いやすい事業所です。
ご家族と本人の双方に安心していただける点を、いくつかご紹介します。
- 家族同席で見学・相談ができ、その場で疑問を解消できます
- 本人が望めば一人での見学にも対応し、本人のペースを尊重します
- パソコンが未経験・苦手な方も、文字入力からスタッフがサポートします
- 生成AI(ぽちぽちAI)も活用しながら、本人のペースで進められます
- 週1日からの通所もご相談でき、体調や生活リズムに合わせられます
- 志木駅から徒歩2分で、朝霞市・新座市など東上線沿線からも通いやすい立地です
ぽちぽちの道では、本人の「やってみたい」を何より大切にしています。ご家族が「ここがいい」と感じても、B型はあくまで選択肢の一つとして、本人が見学して自分で選べるように寄り添います。無理に通所をすすめることはありません。志木駅・東上線沿線エリアにお住まいで、お子さんへの伝え方に悩んでいる方は、まずはご家族だけの相談からでも大丈夫です。本人が「行ってみようかな」と思えたタイミングで、家族同席の見学にお越しください。
子どもにB型を勧めるときによくある質問
Q. 子どもにB型を勧めると、傷つけてしまわないか心配です。
A. 勧め方しだいで、傷つけずに伝えることはできます。大切なのは「働くべき」と結論から迫らず、「こういう場所もあるよ」と選択肢の一つとして差し出すことです。本人の気持ちをまず聴き、決めるのは本人だと伝われば、否定された感じにはなりにくくなります。
Q. 本人が「働きたくない」と言うとき、どう声をかければいいですか?
A. まずはその気持ちを否定せず、「そう感じているんだね」と受けとめるところから始めるのがおすすめです。就労継続支援B型はあせって決める場所ではありません。すぐに通うことを目標にせず、見学だけ・相談だけでもよいと伝えると、本人の身構えがやわらぎやすくなります。
Q. メリットを伝えても響きません。何が足りないのでしょうか?
A. メリットを一方的に並べると、本人には「説得」と受け取られやすくなります。良さを一緒に調べて「どう思う?」と感想を聞く形にすると、自分ごととして考えやすくなります。自分のペースで通える・スキルが身につく・居場所になる、といった点を押しつけずに共有してみてください。
Q. 見学を勧めても本人が動きません。無理に連れて行くべきですか?
A. 無理に連れて行くのは避けたほうが安心です。本人が「見るだけなら」と思えたタイミングを待ち、「合わなければやめていいから」と添えて誘うと、ハードルが下がります。家族同席で見学できる事業所も多いので、付き添う形で一緒に行く提案をしてみてください。
Q. 親子だけで話すと、いつも言い合いになってしまいます。
A. 親子だけで煮詰まるときは、相談支援員や事業所スタッフに間に入ってもらうのがおすすめです。第三者が同席すると、家庭では言いにくい本音もやわらかく伝わりやすくなります。ぽちぽちの道でも、ご家族と本人の双方のお話をうかがいながら、無理のない進め方を一緒に考えます。
まとめ
子どもにB型を勧めたいときは、本人の気持ちを尊重し、押しつけず、選択肢の一つとして一緒に考えるのが、本人を傷つけない伝え方の基本です。「働くべき」と急かすのではなく、気持ちをまず聴き、見学も「一緒に見てみる」姿勢で誘い、最後は本人が選べるように寄り添うことが、長く続くための近道になります。ご家族は決める人ではなく、伴走する人で十分です。
お子さんへの伝え方に迷ったら、まずは家族同席の見学からでも大丈夫です。志木駅徒歩2分のぽちぽちの道で、本人に合う作業や雰囲気を、ご家族と一緒に確かめましょう。ご家族だけの相談も受け付けていますので、見学だけでも大丈夫です。お気軽にお越しください。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

