個別支援計画とは?B型での目標設定と見直しの流れ

個別支援計画とは?B型での目標設定と見直しの流れ

「個別支援計画って何のための書類?」「自分の目標は反映されるの?一方的に決められたりしない?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、個別支援計画の意味と、B型での目標設定から見直し(モニタリング)までの流れを、表と番号リストでわかりやすく整理します。よく混同される「サービス等利用計画」との違いも解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化の就労継続支援B型)での進め方もあわせて紹介します。

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目次

個別支援計画とは、事業所が本人と一緒に作る目標と支援の計画

個別支援計画とは、B型などの事業所が、サービス管理責任者を中心に作成する、本人の目標と支援内容を定めた計画のことです。 「どんなことを目指して、そのために事業所がどう支援していくか」を、本人の希望を聞き取りながら一枚にまとめた書類です。事業所が一方的に決めるものではなく、本人の意向を反映して作り、本人の同意を得たうえで進めていくのが大きな特徴です。

ポイントを先にまとめると、次のとおりです。

  • 何のための計画か:事業所での支援の方向性を、本人の目標に沿って具体的に定めるための計画。
  • だれが作るか:その事業所のサービス管理責任者(サビ管)を中心に作成する。本人・家族の意向の聞き取りが出発点。
  • 何を書くか:本人の目標(例:生活リズムを整える、パソコンスキルを身につける)と、それに向けた支援内容。
  • 作って終わりではない:定期的にモニタリング(見直し)を行い、状況に合わせて更新していく。

「自分の目標が反映される計画」と聞くと安心できるかもしれません。実際、個別支援計画は本人の「こうなりたい」を起点に作ります。まずは「事業所での支援の土台になる計画がある」と知っておくだけで十分です。ここからは、よく似た計画との違い、作り方と見直しの流れを順番に見ていきます。

個別支援計画とサービス等利用計画の違い

個別支援計画とよく混同されるのが「サービス等利用計画」です。この2つは作る人も役割も異なります。個別支援計画は「事業所(サビ管)が作る、その事業所での支援の計画」、サービス等利用計画は「相談支援専門員が作る、暮らし全体のサービス利用の計画」です。 名前が似ていて分かりにくいので、まず表で整理します。

観点 個別支援計画 サービス等利用計画
だれが作るか 事業所のサービス管理責任者(サビ管) 相談支援専門員(指定特定相談支援事業所)
何の計画か その事業所での支援の目標・内容 暮らし全体で使うサービスの組み立て
範囲 利用しているB型事業所の中 複数のサービス・関係機関を横断
位置づけ 利用開始後、事業所が作成 サービス利用の前提となる土台の計画
見直し 事業所が定期的にモニタリング 相談支援専門員が定期的にモニタリング

ざっくり言うと、サービス等利用計画が「暮らし全体の地図」だとすれば、個別支援計画は「その中の一つの事業所での具体的な進め方」にあたります。たとえばB型を利用するとき、相談支援専門員が暮らし全体を見すえたサービス等利用計画を作り、それを受けて、通うことになったB型事業所が、その事業所での支援を定める個別支援計画を作る、というイメージです。

どちらも本人の意向を中心に作られ、定期的に見直される点は共通しています。サービス等利用計画について詳しく知りたい方は、関連コラム「サービス等利用計画とは?相談支援専門員が作る計画の役割」もあわせてご覧ください。2つの計画は別物ですが、本人の「こうなりたい」を支えるという目的でつながっています。

個別支援計画づくりと見直しの流れ

個別支援計画は、本人の希望を聞き取るところから始まり、計画を作り、同意を得て支援を進め、定期的に見直す、という流れで進みます。順番に番号で整理します。

  1. 意向の聞き取り(アセスメント):サービス管理責任者を中心に、本人やご家族から「どんなことができるようになりたいか」「困っていること」「得意なこと」をていねいに聞き取ります。ここが計画づくりの出発点です。
  2. 計画案の作成:聞き取った内容をもとに、本人の目標(例:生活リズムを整える、パソコンスキルを身につける)と、それに向けた具体的な支援内容を計画案にまとめます。
  3. 説明と同意:作成した計画案を本人に分かりやすく説明し、内容に納得いただいたうえで同意を得ます。気になる点があれば、この段階で相談しながら調整できます。
  4. 計画にもとづく支援:同意された計画にそって、日々の作業や支援を進めます。計画は「一方的に決めるもの」ではなく、本人と事業所が共有する目標になります。
  5. モニタリング(定期的な見直し):一定の期間ごとに、「計画どおりに進んでいるか」「目標や支援内容が今の状況に合っているか」を本人と一緒に振り返ります。必要に応じて目標や支援を見直し、計画を更新します。

大切なのは、個別支援計画が作って終わりではないという点です。体調や気持ち、できることは少しずつ変わっていきます。モニタリングで定期的に見直すので、「最初に決めた目標がずっと固定される」という心配はいりません。目標が達成できたら次の目標へ、難しければ無理のない内容へと、状況に合わせて調整していけます。見直しの頻度などの細かい運用は事業所によって異なるため、気になるときは利用までの流れを確認したり、見学や相談のときに聞いてみてください。

ぽちぽちの道の場合(本人の目標を一緒に・サビ管が伴走)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。ぽちぽちの道では、個別支援計画を「事業所が決めるもの」ではなく、本人の『こうなりたい』を一緒に形にするものとして大切にしています。サービス管理責任者が、計画づくりから見直しまで伴走します。

たとえば、次のような目標を本人と相談しながら設定していきます。

  • まずは生活リズムを整え、決まった時間に通うことに慣れる
  • パソコンの基本操作や文字入力に、未経験から少しずつ慣れる
  • Canvaでの画像づくりや、生成AI(ぽちぽちAI)を使った文章作成に挑戦してみる
  • 体調と相談しながら、通う日数を無理なく増やしていく

目標は人それぞれで、「正解」があるわけではありません。「最初から大きな目標を立てなくては」と気負う必要もありません。ぽちぽちの道では、本人のペースや得意なことに合わせて目標を一緒に考え、定期的なモニタリングで見直しながら、少しずつ前に進めるように支援します。実際に支援にあたるスタッフの役割や日々の関わりについては、関連コラム「B型事業所の支援員の役割」もあわせてご覧ください。

「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。「自分にどんな目標が合うのか分からない」という方も、見学のときに作業を見ながら一緒に考えられます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。

個別支援計画についてよくある質問

Q. 個別支援計画はだれが作るのですか?
A. 利用している事業所のサービス管理責任者(サビ管)を中心に作成します。本人やご家族から目標や希望を聞き取り、それをもとに支援内容をまとめます。本人の意向を反映して作り、同意を得たうえで進めるので、事業所が一方的に決めるものではありません。

Q. 個別支援計画とサービス等利用計画は何が違うのですか?
A. 作る人と範囲が違います。個別支援計画は事業所のサビ管が作る「その事業所での支援の計画」、サービス等利用計画は相談支援専門員が作る「暮らし全体でのサービス利用の計画」です。サービス等利用計画が全体の地図、個別支援計画はその中の一つの事業所での具体的な進め方、とイメージすると分かりやすいです。

Q. 自分の目標や希望は計画に反映されますか?
A. はい、反映されます。個別支援計画は本人の「こうなりたい」を起点に作る計画です。サビ管が希望や困りごとをていねいに聞き取り、目標と支援内容を一緒に決めます。作成した計画は本人に説明し、同意を得たうえで進めるので、一方的に決められることはありません。

Q. 一度決めた計画は途中で変えられますか?
A. 変えられます。個別支援計画は定期的にモニタリング(見直し)を行い、今の状況に合っているかを本人と一緒に振り返ります。体調や気持ちの変化に合わせて目標や支援内容を更新できるので、「最初に決めたら変えられない」という心配はいりません。

Q. 計画づくりは難しそうですが、自分一人で書くのですか?
A. 一人で書く必要はありません。個別支援計画はサービス管理責任者を中心に事業所が作成します。本人はまず「どうなりたいか」「困っていること」を話すところから始められます。書類の作成や言葉のまとめはサビ管が担うので、気負わずに相談してみてください。

まとめ

個別支援計画とは、B型などの事業所がサービス管理責任者を中心に作る、本人の目標と支援内容を定めた計画です。本人の希望を聞き取って作り、同意を得て進め、定期的なモニタリングで見直していきます。相談支援専門員が作る「サービス等利用計画」とは別物で、個別支援計画は「その事業所での支援の計画」という位置づけです。自分の目標が反映される計画なので、一方的に決められる心配はいりません。ぽちぽちの道は、本人の目標を一緒に考え、サビ管が伴走する、志木駅徒歩2分のB型事業所です。

気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。


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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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