「作ったファイルがどこにいったか分からない」「デスクトップがアイコンだらけで探すのに時間がかかる」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、パソコンのファイル整理の基本を、フォルダ分けの考え方・名前の付け方・デスクトップの片づけまでやさしく解説します。志木駅から徒歩2分でパソコン作業中心の「ぽちぽちの道」でも、未経験の方が無理なく整理のコツを身につけています。
ファイル整理の基本は「フォルダ分け」と「名前のルール」
パソコンのファイル整理でいちばん大事なのは、①フォルダで大きく仕分けすること と ②ファイル名に簡単なルールを決めること の2つです。この2つさえ押さえれば、ファイルが迷子になりにくくなり、「あれはどこ?」と探す時間がぐっと減ります。
先に結論をまとめます。難しいソフトや特別な技術は要りません。
- フォルダで仕分ける:種類や用途ごとに箱(フォルダ)を作り、ファイルをその中にしまう
- 名前にルールを決める:「日付+内容」など、自分が後で探しやすい付け方に統一する
- デスクトップは置き場にしない:作業中のものだけ置き、終わったらフォルダへ移す
- 完璧を目指さない:最初はざっくり3〜5個のフォルダから。使いながら少しずつ整える
整理が苦手でも大丈夫です。一度に全部を片づけようとせず、「新しく作るファイルから、決めた場所にしまう」だけでも、散らかり方は確実にゆるやかになります。ここからは、それぞれのコツを順番に見ていきます。
フォルダ分けの考え方と名前の付け方
ファイル整理の土台は「フォルダ分け」です。フォルダとは、関係するファイルをまとめてしまっておく”箱”のことで、机の引き出しをイメージすると分かりやすいです。引き出しを「文房具」「書類」と分けるように、パソコンの中も「仕事」「写真」「学習」のように分けます。
フォルダは「大きく分けて、必要なら中で細かく」
フォルダ分けのコツは、いきなり細かくしないことです。まずは大きな分類を3〜5個だけ作り、ファイルが増えてきたら、その中にさらに小さなフォルダ(サブフォルダ)を作って枝分かれさせます。最初から細かく分けすぎると、「どこにしまうか」を迷う時間が増えて、かえって続きません。
| 分け方の例 | 中に入れるもの | サブフォルダの例 |
|---|---|---|
| 仕事・作業 | 作成中の資料、提出物 | 案件ごと・月ごと |
| 写真・画像 | 撮った写真、作った画像 | 年ごと・行事ごと |
| 学習・メモ | 調べた資料、覚え書き | テーマごと |
| 受け取った物 | もらったファイル、ダウンロード | 送り主ごと |
ファイル名は「日付+内容」で統一する
ファイル名の付け方を決めておくと、フォルダの中で目的のファイルをすぐ見つけられます。おすすめは先頭に日付を入れる方法です。パソコンはファイル名の順(数字・あいうえお順)で自動的に並べてくれるため、日付を先頭にすると新しい順・古い順がひと目で分かります。
- 日付は数字をそろえる:「2026-06-13」のように年・月・日を同じ桁でそろえると、きれいに並ぶ
- 内容は短い言葉で:「請求書」「自己紹介」など、後から見て中身が分かる単語を入れる
- 記号は使いすぎない:スペースや「/」「*」などはトラブルの元。区切りは「_(アンダーバー)」や「-」が無難
- 「新しいフォルダ」「無題」は放置しない:作ったらすぐ名前を付け替える
たとえば「2026-06-13_自己紹介シート」のように付ければ、フォルダの中で日付順に並び、内容も分かります。名前のルールは細かくしすぎず、自分が続けられる形にするのがいちばんのコツです。
デスクトップとダウンロードを片づける手順
ファイルが迷子になる多くの原因は、デスクトップとダウンロードフォルダの散らかりです。この2か所は「とりあえず置く場所」になりやすいため、定期的に中身をフォルダへ移すだけで、画面がすっきりして探し物が減ります。次の手順で一度リセットしてみましょう。
- 「とりあえず」フォルダを1つ作る:デスクトップに仮置き用のフォルダを作り、散らばったアイコンをいったん全部入れる
- よく使うものだけ戻す:毎日使うファイルやショートカットだけ、デスクトップに戻す
- 仮置きの中身を仕分ける:「とりあえず」フォルダを開き、前の章で決めた分類フォルダへ移していく
- ダウンロードを空にする:見終わったファイルは削除、残すものは正しいフォルダへ移す
- ゴミ箱を空にする:不要と判断したファイルは、最後にゴミ箱を空にして完了
一度に全部やろうとすると疲れてしまうので、「今日はデスクトップだけ」「明日はダウンロード」と分けてもかまいません。片づけ後の状態をきれいに保つために、次のチェックを習慣にすると迷子を防げます。
- 新しく作る・もらうファイルは、その場で決めた場所にしまう
- 週に一度、デスクトップとダウンロードを見直す日を決める
- 同じファイルのコピーを何枚も作らない(最新の1つを残す)
- 迷ったら消さずに「保留」フォルダへ。判断は後でまとめて行う
なお、大事なファイルは整理と合わせて”バックアップ”も意識すると安心です。パソコンの中だけでなく、クラウド(オンラインの保存場所)にも置いておくと、万一の故障でも失わずに済みます。クラウドでの保存と整理は「Googleドライブの使い方」でくわしく紹介しています。
ぽちぽちの道の場合(整理しながらPC作業に慣れる)
ファイル整理は、それ自体が立派なパソコンスキルです。データ入力でも画像づくりでも、作ったものを決めた場所にきちんとしまえる人は、作業の続きにすぐ取りかかれて、仕事の質も安定します。だからこそ、整理の習慣は通いながら少しずつ身につけていけば十分です。
ぽちぽちの道でできる作業は、データ入力やCanvaでの画像・SNS素材づくり、生成AIを使った文章づくりなど、パソコンを使う仕事が中心です。志木駅から徒歩2分の事業所では、こうした作業を進めながら、ファイルの保存先やフォルダ分けの考え方も、スタッフと一緒に自然と身につけていけます(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。
パソコンが苦手な方や未経験の方も歓迎です。「フォルダの作り方が分からない」「保存した場所を毎回忘れてしまう」といった段階から、スタッフと生成AI(ぽちぽちAI)がサポートします。ファイル名の付け方に迷ったときは、生成AIに「分かりやすい名前の候補を出して」と相談する、といった使い方もできます。実際の作業内容を見ると、どんな場面で整理のスキルが役立つかがイメージしやすくなります。電源やマウスなど、もっと手前から始めたい方は「パソコンの基本操作」もあわせてご覧ください。
「自分のペースで、PC作業に少しずつ慣れたい」という方は、まず雰囲気を見るところからで大丈夫です。週1日からの通所も相談でき、見学・体験やLINEでの相談を受け付けています。整理のコツも、実際の作業を通して身につけられます。
ファイル整理についてよくある質問
Q. パソコンのファイル整理は何から始めればよいですか?
A. まずはフォルダを3〜5個だけ作り、種類ごとにファイルを仕分けるところから始めるのがおすすめです。最初から細かく分ける必要はありません。新しく作るファイルを決めた場所にしまう習慣がつくと、散らかりが自然とゆるやかになります。
Q. デスクトップがアイコンだらけで整理できません。コツはありますか?
A. 仮置き用のフォルダを1つ作り、散らばったアイコンをいったん全部その中へ入れるのがコツです。そのうえで毎日使うものだけデスクトップに戻し、残りは分類フォルダへ仕分けます。一度に全部やらず、日を分けても問題ありません。
Q. ファイル名の付け方にルールはありますか?
A. 先頭に「2026-06-13」のような日付を入れ、その後ろに短い内容を書く付け方が探しやすくおすすめです。日付の桁をそろえると自動できれいに並びます。スペースや特殊な記号は避け、区切りはアンダーバーやハイフンにすると無難です。
Q. ファイル整理が苦手でも、パソコンの仕事はできますか?
A. できます。ファイル整理は通いながら少しずつ身につけられるスキルで、最初から完璧にできる必要はありません。ぽちぽちの道では、保存先やフォルダ分けの考え方をスタッフと一緒に練習しながら、データ入力や画像づくりなどの作業に取り組めます。
Q. 整理したファイルが消えないか心配です。気をつけることはありますか?
A. 大事なファイルは、パソコンの中だけでなくクラウド(オンラインの保存場所)にも置いておくと安心です。整理とあわせてバックアップを意識すると、万一の故障でも失わずに済みます。Googleドライブなど無料で使える保存場所から始めるとよいでしょう。
まとめ
パソコンのファイル整理の基本は、「フォルダで大きく仕分ける」「ファイル名にルールを決める」「デスクトップを置き場にしない」の3つです。完璧を目指さず、新しく作るファイルから決めた場所にしまうだけでも、迷子はぐっと減ります。整理も立派なパソコンスキルなので、苦手でも少しずつで大丈夫です。
ぽちぽちの道は、PC作業に未経験から慣れていける、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「どんな作業をするのか見てみたい」と思ったら、見学・体験やLINEでの相談から始めてみてください。事業所選びのポイントは「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考になります。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

