働いていない罪悪感がつらい方へ|小さな一歩の見つけ方

働いていない罪悪感がつらい方へ|小さな一歩の見つけ方

働いていないことへの罪悪感の多くは、「ちゃんとしたい」という真面目さから生まれるもので、あなたがダメだという証拠ではありません。この記事では、その気持ちを否定せずに受け止めながら、罪悪感を少しやわらげる考え方と、無理のない小さな一歩を、本人・ご家族の方向けに整理しました。

志木市にお住まいでない方も、利用できます

都内から通う方も。遠方の方は在宅で利用できる場合があります。

どこから通える? 地図を見る
志木市朝霞市新座市和光市富士見市ふじみ野市三芳町さいたま市東京都池袋ぽちぽちの道

志木市のまわりの市町のほか、東武東上線で都内から通っている方もいます。

地図:国土数値情報(行政区域データ)を加工して作成

お住まいの地域で相談するには(3ステップ)
  1. 1

    住んでいる市区町村の障害福祉の窓口へ

    B型などのサービスを使うための受給者証は、住んでいる市区町村に申請します。課の名前は自治体によって違います。

  2. 2

    相談支援専門員と一緒に考える

    どのサービスをどう組み合わせるかは、相談支援専門員とサービス等利用計画をつくりながら決めていきます。

  3. 3

    近くのB型事業所を地域から探す

    WAM NETの「障害福祉サービス事業所検索」で、都道府県を選んで地域の事業所を探せます。

目次

働いてない罪悪感は、責任感の裏返し。まず自分を責めないで

働いていない罪悪感がつらいのは、あなたが無責任だからではなく、むしろ「ちゃんとしたい」という責任感や真面目さの裏返しであることが多いです。どうでもいいと思っている人は、そもそも罪悪感を抱きません。だからまず、その気持ちを抱えている自分を責めないであげてください。

最初におさえておきたいことを、結論としてまとめます。

  • 罪悪感は「真面目さ」のサイン:気にしているのは、あなたが誠実だからです
  • 休む時期は無駄ではない:心や体を回復させる、必要な時間のこともあります
  • 「何もしていない」は思い込みのことも:生活を続けているだけでも十分な営みです
  • 小さな一歩から:いきなり働かなくても、気持ちは少しずつ軽くできます

罪悪感そのものをゼロにしようと頑張る必要はありません。大切なのは、その気持ちに飲み込まれて動けなくなる前に、「今できるごく小さなこと」に目を向けることです。次の章から、罪悪感の正体と、やわらげ方を順に見ていきます。つらさが強いときは、無理をせず主治医や相談支援員にも相談してください。

なぜ「働いてない罪悪感」がわいてくるのか

働いてない罪悪感がわいてくる背景には、いくつかの理由が重なっていることが多いです。理由が見えると、「自分が弱いせいだ」という思い込みから少し距離を取れます。

罪悪感とは、「自分が何か悪いことをしている」と感じて自分を責める気持ちのことです。働いていない状態そのものは悪いことではないのに、次のような要因が重なると、罪悪感として感じられやすくなります。

罪悪感の背景どういうことか
周りと比べてしまう同年代や友人が働いている様子を見て「自分だけ」と感じる
家族への申し訳なさ生活を支えてもらっていることへの負い目を感じる
「働くのが当たり前」という思い込み働いていない=価値がない、と無意識に結びつけてしまう
体調や事情への無理解休む必要があるのに「怠けている」と自分を責めてしまう
何もしていないように感じる予定のない一日が続き、自分を否定的に見てしまう

ここで知っておきたいのは、罪悪感が必ずしも事実を映していないということです。たとえば「何もしていない」と感じても、実際には食事をとり、家事を少しこなし、通院を続けている。それは生活を維持する立派な営みです。体調を整える時期に休むことは、怠けではなく回復のための行動です。罪悪感が強いときほど、自分のしていることを低く見積もりがちなので、「本当に何もしていないのか」を一度ふり返ってみてください。なお、「働きたくない」という気持ちそのものに悩む場合は「「働きたくない」と感じる自分を責めないで」も参考になります。

罪悪感をやわらげる小さな一歩(5つの工夫)

罪悪感をやわらげるコツは、「事実と気持ちを分けて考える」「生活の中の『できたこと』を数える」「比べる相手を昨日の自分にする」「人に気持ちを話す」「ごく小さな行動を一つ試す」の5つです。一度に全部やる必要はなく、できそうなものを一つ選ぶだけで十分です。

次のステップを、できるところから試してみてください。

  1. 事実と気持ちを分ける:「働いていない」という事実と、「だから自分はダメだ」という評価を切り離します。事実は事実、評価は思い込みのことが多いです
  2. 生活の中の「できたこと」を数える:起きられた、食事をとった、外に出た、といった小さな行動を一日の終わりに一つでも書き出してみます
  3. 比べる相手を昨日の自分にする:他人ではなく「昨日までの自分」と比べます。昨日より一つでもできたなら、それは前進です
  4. 人に気持ちを話す:家族・支援者・窓口に、罪悪感をそのまま言葉にしてみます。話すだけで少し軽くなることがあります
  5. ごく小さな行動を一つ試す:見学に申し込む、資料を読む、5分だけ調べる、など「働く」より手前の小さな行動から始めます

このとき大切なのは、罪悪感を「やる気の燃料」にしないことです。「申し訳ないから無理してでも働かなきゃ」と自分を追い詰めると、体調を崩してかえって動けなくなることがあります。罪悪感は、消えなくてかまいません。抱えたままでも、小さな一歩は踏み出せます。「働く自信が持てない」という気持ちが強いときは「働くのが怖いと感じたら|理由と、週1日・短時間から小さく始める方法」もあわせて読んでみてください。一歩進んでまた休む日があっても、それで構いません。自分のペースで、自分を大切にしながら進むことが何より大切です。

働きたいのに働けないときは、体調・環境・ブランクに分けて整理する

働きたいのに働けないときは、「体調」「環境」「ブランク」の3つに分けて、どこで止まっているのかを整理すると、次にできることが見えやすくなります。働きたい気持ちがあるのに動けないのは、意志が弱いからとは限りません。気持ちと現実のあいだに、何かが引っかかっているサインのことが多いです。

働けない理由を一言でまとめようとすると、「自分がダメだから」になりがちです。けれど3つに分けてみると、それぞれ手の打ち方が違うことが分かります。

止まっている場所よくある状態の例最初の一歩の例
体調朝起きられない・疲れやすい・気分の波が大きい主治医に「働きたい気持ちがある」と伝え、今の体調で無理のない範囲を相談する
環境前の職場で人間関係や仕事量がつらかった・合う仕事が分からない何がつらかったのかを書き出し、次は避けたい条件を3つ決める
ブランク長く働いていない・外に出る機会が少ない・面接が怖い週1日・短時間から通える場所を調べる、見学だけ申し込む

実際には、3つが重なっていることも少なくありません。たとえば「前の職場で体調を崩して辞め、そのまま1年たった」という場面なら、体調・環境・ブランクのすべてが関わっています。その場合も、全部を一度に解決しようとせず、いちばん手をつけやすいところを一つ選べば十分です。

眠れない、食事がとれない、気分の落ち込みが何週間も続く、といった状態があるときは、働く準備より先に、主治医や医療機関に相談してください。働けない辛さが強いときほど、一人で抱え込まず、人の手を借りることが大切です。

いまの状況に近いものがあれば、次の記事も参考になります。

ぽちぽちの道の場合(罪悪感を抱えたままでも、相談から始められる)

「働いていない罪悪感はあるけれど、いきなり働くのは怖い」という揺れる気持ちのままでも、相談できる場所があります。罪悪感を否定したり、「甘えだ」と責めたりはしません。まずは、今の気持ちを言葉にするところから一緒に始めます。

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、IT・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばず、自分のペースで作業に取り組める福祉サービスのことです。「フルタイムで働く」より、ずっと手前のハードルから始められます。

作業はパソコン中心で、データ入力やCanvaでの画像づくり、生成AI(ぽちぽちAI)を使った文章の下書きなどに、未経験から取り組めます。パソコンが苦手な方も、スタッフと生成AIがサポートします。「久しぶりに何かに取り組めた」という小さな実感が、罪悪感を少しずつ軽くしてくれることもあります。週1日からの通所も相談でき、その日の体調に合わせて作業の進め方を調整できるので、「申し訳なさで気力が出ない」段階からでも始めやすい環境です。

すぐに通い始めなくても大丈夫です。「罪悪感が強くて外に出るのもつらい」というときは、LINEでの相談だけでも大丈夫です。見学も、利用を決める前提でなくてかまいません。まず気持ちを話すことから、一緒に始めましょう。体調がつらいときは、主治医にも相談しながら進めてください。

働いてない罪悪感についてよくある質問

働きたいのに働けない自分は、甘えているのでしょうか?

甘えとは限りません。働きたい気持ちがあるのに動けないときは、体調・環境・ブランクのどこかで止まっていることが多く、意志の弱さだけで説明できるものではありません。どこで止まっているかを整理して、手をつけやすい小さな一歩を一つ選んでみてください。つらさが強いときは、主治医や相談支援員にも相談してください。

無職の罪悪感で、何もしていないと自分を責めてしまいます。どうすればいいですか?

まず「事実」と「評価」を分けてみてください。働いていないのは事実でも、「だからダメだ」は思い込みのことが多いです。食事や通院、家事など、生活を続けているだけでも立派な営みです。一日の終わりに、できたことを一つだけ書き出すことから始めてみましょう。

何もしてない焦りで気持ちばかりあせってしまいます。落ち着く方法はありますか?

焦りが強いときほど、大きな目標ではなく、ごく小さな行動を一つだけ試すのがおすすめです。資料を5分読む、見学を申し込む、誰かに気持ちを話す。それだけでも前進です。焦りを「無理してでも働く燃料」にすると体調を崩しやすいので、まずは休むことも大切にしてください。

家族が働いていない罪悪感で苦しんでいます。どう接すればいいですか?

「働かないと」と急かさず、まずは気持ちを否定せずに聞くことが大切です。「怠けている」と責めると、罪悪感が強まってかえって動きづらくなります。本人のペースを尊重し、見学や相談など、働くより手前の小さな一歩を一緒に探してみてください。

罪悪感が消えないままでも、B型に見学や相談に行ってもいいですか?

大丈夫です。罪悪感は無理に消さなくてかまいません。抱えたままでも、見学や相談から始められます。ぽちぽちの道では、利用を決める前提でなくても見学でき、LINEでの相談だけでも受け付けています。気持ちが揺れている段階こそ、まず話してみてください。

まとめ

働いてない罪悪感がつらいのは、あなたが真面目で誠実だからこそです。罪悪感は無理に消さなくても、事実と気持ちを分ける・できたことを数える・昨日の自分と比べる・人に話す・小さな行動を一つ試す、といった工夫で少しずつ軽くしていけます。「働く・働かない」の二択で自分を追い詰めず、休むことも大切にしてください。体調がつらいときは、主治医や相談支援員にもご相談ください。

ぽちぽちの道は、自分のペースで少しずつ取り組める、志木駅徒歩2分のB型事業所です。罪悪感を抱えたままでも、LINEでの相談だけでも大丈夫です。事業所選びは「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考にしてください。


どこに相談すればいいか迷ったら

お住まいの地域で相談するには

  1. 1

    住んでいる市区町村の障害福祉の窓口へ

    B型などのサービスを使うための受給者証は、住んでいる市区町村に申請します。課の名前は自治体によって違います。

  2. 2

    相談支援専門員と一緒に考える

    どのサービスをどう組み合わせるかは、相談支援専門員とサービス等利用計画をつくりながら決めていきます。

  3. 3

    近くのB型事業所を地域から探す

    WAM NETの「障害福祉サービス事業所検索」で、都道府県を選んで地域の事業所を探せます。

どこから通える?

志木市朝霞市新座市和光市富士見市ふじみ野市三芳町さいたま市東京都池袋ぽちぽちの道

地図:国土数値情報(行政区域データ)を加工して作成

志木市のまわりの市町のほか、東武東上線で都内から通っている方もいます。通うのが難しい方は、在宅で利用できる場合があります。

いまの状況に近いものを選んでください

志木駅まで通える

見学・体験したい

志木駅東口から徒歩2分です。

LINEで予約

通うのは難しい

在宅で使いたい

在宅就労もできます。まずお住まいの市区町村で、在宅での利用ができるか確認してください。

在宅利用とは

まだ決めていない

制度を調べている

上の①〜③の順に進めると、迷わず手続きできます。

①に戻る

監修者 田中 眞奈美の写真

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者 徳永 崇志の写真

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

目次