「特別支援学校を卒業したあと、本人に合う進路はどこだろう」——そう考えはじめたご本人とご家族の方へ。この記事では、支援学校・特別支援学校からの進路の一つである就労継続支援B型について、卒業後の選択肢の整理や在学中からできることを、本人の希望を中心にやさしく解説します。家族同席の見学ができる、志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道での相談方法もご案内します。
支援学校からB型への進路はどう考えればいい?
特別支援学校・支援学校の卒業後の進路の一つに、就労継続支援B型があります。在学中から事業所を見学・体験し、学校の先生・ご家族・相談支援専門員と一緒に、本人の希望を中心にして選んでいくのが大切です。卒業まで時間があるうちから少しずつ情報を集めておくと、あせらずに本人に合う進路を考えられます。
進路は、ご家族だけ、あるいは本人だけで決めきるものではありません。学校の進路指導の先生や相談支援専門員といった専門家の力を借りながら、「本人が何をしてみたいか」「どんな環境なら安心できるか」を中心に置いて選ぶと、卒業後の生活が続けやすくなります。B型はあくまで選択肢の一つで、すべての人に当てはまる正解ではありません。だからこそ、複数の進路を比べながら、本人に合うものを探す視点が役立ちます。
この記事で分かることを、先にまとめておきます。
- 卒業後の主な進路の選択肢と、その中でのB型の位置づけ
- 在学中からできること(見学・体験・実習・進路指導や相談支援との連携)
- 本人の希望を中心に進路を考えるときの心がまえ
- 生成AI・パソコン作業に取り組めるぽちぽちの道の特徴
順番に見ていきます。
卒業後の進路の選択肢とB型の位置づけ
特別支援学校・支援学校の卒業後には、一般就労・障害者雇用・就労移行支援・就労継続支援A型・就労継続支援B型・生活介護など、いくつかの進路があります。どれが合うかは、本人の状態や希望によって個人差が大きく、「この進路がいちばん良い」と一律には言えません。まずは選択肢ごとの特徴を知るところから始めましょう。
就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働ける就労系の福祉サービスのことです。一般企業での就労がまだ難しい方が、体調や生活リズムに合わせて、無理のない時間や日数から作業に取り組めます。作業した分に応じて工賃を受け取れる仕組みで、「いきなり長時間や毎日は不安」という方が、自分のペースを大切にしながら社会とつながれる場です。
主な進路の選択肢を、ざっくり整理すると次のようになります。なお、利用できる年齢や条件は制度や自治体によって異なるため、くわしくは学校の進路指導の先生や相談支援専門員に確認しながら進めてください。
| 進路の選択肢 | おおまかな特徴 |
|---|---|
| 一般就労 | 企業などに一般の従業員として雇用されて働く形。労働契約を結ぶ |
| 障害者雇用 | 企業の障害者雇用枠で働く形。障害に配慮を受けながら雇用契約を結ぶ |
| 就労移行支援 | 一般就労を目指して、訓練やサポートを受ける福祉サービス(利用期間に定めあり) |
| 就労継続支援A型 | 雇用契約を結んだうえで、支援を受けながら働く福祉サービス |
| 就労継続支援B型 | 雇用契約を結ばず、自分のペースで作業に取り組む福祉サービス |
| 生活介護 | 日常生活の支援や創作・生産活動などを受けながら過ごす福祉サービス |
この中でB型は、「雇用契約を結ぶのはまだハードルが高いけれど、自分のペースで作業に取り組みたい」という場合に選ばれることが多い進路です。ただし、どの進路が合うかは本人の希望や状態によって変わります。気になる選択肢があれば、いくつか見学・体験してみて、本人がどこで安心して取り組めそうかを一緒に確かめるのがおすすめです。なお、B型を利用する前には就労アセスメントという確認の流れが必要になる場合があります。くわしくは関連コラム「就労アセスメントとは?B型利用前に行う場合の流れ」をご覧ください。
在学中からできること(チェックリスト)
在学中からできることは、早めに事業所を見学・体験・実習し、学校の進路指導の先生や相談支援専門員と連携しながら、本人の希望や得意を中心に進路を考えていくことです。卒業間際になってあわてて決めるよりも、時間のあるうちから少しずつ動いておくと、本人に合う進路を落ち着いて選べます。
進路を考えはじめたら、在学中に確認・準備しておきたいことをチェックリストにまとめます。すべてを一度にやろうとせず、できそうなことから少しずつで大丈夫です。
- 卒業後の進路の選択肢(一般就労・移行支援・A型・B型・生活介護など)を、本人と一緒に大まかに知っておく
- 気になる事業所を早めに見学し、雰囲気や作業内容を本人が実際に見てみる
- 見学だけでなく、体験や実習で実際の作業を試してみる
- 学校の進路指導の先生に、本人の様子や希望を共有して相談する
- お住まいの市区町村や相談支援専門員に、利用の流れや手続きを確認する
- 就労アセスメント(必要な場合)の流れを知っておく
- 本人が「やってみたい」「これは苦手」と感じたことを、メモして整理しておく
このチェックリストは、本人が進路を選びやすくするための手がかりです。ご家族がすべてを採点して決めるためのものではありません。在学中の見学や体験は、本人が「どんな場所なら通えそうか」を知る大切な機会になります。手続きや利用の要件には個別の条件があるため、迷ったときはご家族だけで抱え込まず、学校・自治体・相談支援専門員に相談しながら進めてください。体験利用について知りたい方は、関連コラム「就労継続支援B型の体験利用とは?」もあわせてご覧ください。
ぽちぽちの道の場合(在学中からの見学・体験ができます)
ぽちぽちの道では、在学中からの見学・体験を受け付けており、ご家族同席での見学・相談も歓迎しています。卒業後の進路を考えはじめたタイミングで、本人が実際の雰囲気を見て、その場で疑問を相談できます。志木駅から徒歩2分という通いやすい立地も、進路を考えるうえで見ていただきたいポイントのひとつです。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。袋詰めや清掃といった軽作業ではなく、データ入力・Canvaでの画像づくり・生成AIを使った文章や調査のお手伝いなど、続けるほどパソコンやAIのスキルが身につく実際の作業に取り組めます。「本人がパソコンに興味がある」「将来につながる作業をさせたい」という思いに合いやすい事業所です。
在学中のご本人・ご家族に向けて、ぽちぽちの道の特徴をいくつかご紹介します。
- 在学中からの見学・体験ができ、卒業後の進路の候補として実際に作業を試せます
- 家族同席での見学・相談ができ、その場で疑問を解消できます
- パソコンが未経験・苦手な方も、文字入力からスタッフがサポートします
- 生成AI(ぽちぽちAI)も活用しながら、本人のペースで進められます
- 週1日からの通所もご相談でき、体調や生活リズムに合わせられます
- 志木駅から徒歩2分で、朝霞市・新座市など東上線沿線からも通いやすい立地です
ぽちぽちの道では、本人の「やってみたい」を大切にしています。進路は、本人・学校・ご家族・支援者が一緒に考えるものだと考えており、無理に通所をおすすめすることはありません。ご希望があれば、学校の先生やご家族と連携しながら進路を一緒に考えていけます。在学中の段階で、まずは雰囲気を知るための見学からでも大丈夫です。本人が「行ってみようかな」と思えたタイミングで、家族同席の見学にお越しください。
支援学校からB型への進路についてよくある質問
Q. 在学中でも見学や体験はできますか?
A. はい、ぽちぽちの道では在学中からの見学・体験を受け付けています。卒業後の進路を早めに考えたいときに、本人が実際の作業や雰囲気を見て確かめられます。ご家族同席での見学も歓迎しているので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 特別支援学校の卒業後、B型以外にはどんな進路がありますか?
A. 一般就労・障害者雇用・就労移行支援・就労継続支援A型・生活介護などの選択肢があります。どれが合うかは本人の状態や希望によって個人差が大きいため、学校の進路指導の先生や相談支援専門員と相談しながら、いくつか見学して比べるのがおすすめです。
Q. 進路はだれと相談して決めればいいですか?
A. 本人を中心に、学校の進路指導の先生・ご家族・相談支援専門員と一緒に考えていくのがおすすめです。進路や手続きには個別の条件があるため、お住まいの市区町村の窓口や相談支援専門員にも確認しながら進めると安心です。本人の希望や得意を大切に話し合ってみてください。
Q. 本人がまだ進路を決められなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。進路はあせって決めるものではありません。在学中に見学や体験を重ねながら、「どんな場所なら通えそうか」を少しずつ確かめていけます。見学だけ・相談だけでも受け付けているので、本人が「見るだけなら」と思えたときに付き添う形で関わると、負担になりにくいです。
Q. パソコンが苦手でもB型で作業できますか?
A. はい、ぽちぽちの道ではパソコンが未経験・苦手な方も、文字入力などの基本からスタッフがサポートします。生成AIも活用しながら、本人のペースで少しずつ慣れていけます。実際にどんな作業をするのかは、見学や体験で確かめていただけます。
まとめ
特別支援学校・支援学校の卒業後の進路の一つに、就労継続支援B型があります。卒業後には一般就労・障害者雇用・就労移行支援・A型・B型・生活介護などの選択肢があり、どれが合うかは本人の状態や希望によって変わります。在学中から見学・体験を重ね、学校・ご家族・支援者と一緒に、本人の希望を中心に選んでいくのが、卒業後の生活を続けやすくするための近道です。
進路に迷ったら、まずは家族同席の見学からでも大丈夫です。志木駅徒歩2分のぽちぽちの道で、本人に合う作業や雰囲気を、ご家族と一緒に確かめましょう。在学中の見学やご家族だけの相談も受け付けていますので、見学だけ・相談だけでもお気軽にお越しください。進路や手続きの詳しい要件は、学校の進路指導の先生・お住まいの市区町村・相談支援専門員にも確認しながら進めてください。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
- 60分個別相談
- 利用前提で
なくてOK - 準備不要
同伴者OK
B型事業所がはじめて、続けられるか不安…
まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

