リワークとB型の違い|休職中・退職後で変わる選択肢

リワークとB型の違い|休職中・退職後で変わる選択肢

「リワークとB型って何が違うの?」「復職を目指すか、B型に通うか迷っている」——そんな方へ。リワークは仕事への復帰を目指すプログラム、B型は雇用契約を結ばずに働く福祉サービスで、目的が異なります。この記事では、リワークとB型の違いを、休職中・退職後それぞれの状況に分けて、本人・ご家族向けに整理しました。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」も、B型としてご相談を受け付けています。

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目次

リワークは「復職」、B型は「働く場」。目的が違う

リワークとB型の一番の違いは、目的です。リワークは休職している会社への復帰(復職)を目指すプログラム、B型は雇用契約を結ばずに自分のペースで働く福祉サービスです。

  • リワーク:休職中の方が、職場復帰に向けて生活リズムや体調を整えるプログラム。期間に区切りがある
  • 就労継続支援B型:一般就労が難しい方が、配慮を受けながら作業に取り組む福祉サービス。期限はない
  • 選び方の目安:今の会社に戻りたいならリワーク、雇用にこだわらず働く場がほしいならB型

復職を目指すのか、別の形で働く場を探すのか——今の状況と希望によって、向いている方が変わります。どちらが上ということはありません。

リワークとは?B型とは?種類もあわせて整理

リワークとは、英語の「return to work」を略した言葉で、メンタルヘルスの不調などで休職している方が、職場復帰に向けて準備するための支援・プログラムのことです。一方、就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、体調に合わせて作業に取り組める福祉サービスのことです。

リワークには、実施するところによっていくつかの種類があります。

  • 医療リワーク:精神科などの医療機関(デイケアなど)で行う。生活リズムづくりやグループワークなど。医療費がかかる(健康保険や自立支援医療の対象になることがある)
  • 職リハリワーク:地域障害者職業センター(独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構=JEED)が、主治医の協力を得ながら行う職場復帰支援。雇用保険の適用事業所で働く在職者が対象で、費用はかかりません(公務員などは対象外)
  • 職場リワーク:会社が独自に行う、試し出勤などの復職支援

どのリワークが合うか、利用できるかは、休職の状況や主治医の意見によって変わります。まずは主治医や会社の窓口に相談してみましょう。埼玉県内の職リハによるリワーク支援は、埼玉障害者職業センター「障害のある方へのサービス」(高齢・障害・求職者雇用支援機構)で案内されています。

リワークとB型の違いを整理すると、次のようになります。

項目リワーク就労継続支援B型
目的休職した職場への復帰雇用によらない就労の場
主な対象休職中の在職者一般就労が難しい方
期間数か月などの区切りがある期限はない
実施するところ医療機関/地域障害者職業センター/企業福祉事業所
手続き主治医・会社と相談受給者証の申請

リワークは「元の職場に戻る」ことを目標にするのに対し、B型は「雇用にこだわらず、自分のペースで働く場」です。目的が違うので、どちらが良い・悪いではなく、今の状況に合う方を選ぶことになります。

休職中・退職後で変わる選択肢

選べる道は、休職中か退職後かによって変わります。次のように整理すると考えやすくなります。

  • 休職中で、復職を目指したい:リワーク(医療/職リハ/職場)が中心の選択肢になります
  • 休職中で、在籍したままB型も気になる:在籍中にB型を利用できるかは、会社の就業規則・主治医・自治体の判断によります(一律には決まりません)。くわしくは「休職中でもB型事業所は利用できる?確認すべきこと」を参考にしてください
  • 退職した・退職を考えている:復職という選択肢がなくなるため、B型や就労移行支援などの福祉サービスも候補に入ります
  • どれが合うか分からない:主治医・会社・市区町村の窓口・相談支援専門員に相談して決めます

注意したいのは、リワークとB型は「どちらか一方だけ」と決めつけなくてよい、ということです。「まずリワークで復職を目指し、難しければB型を考える」という順番もあります。ただし、順番や移るタイミングは、必ず主治医と相談しながら決めてください。体調や治療に関わる判断は、専門家でないと分からないためです。

復職ではなく福祉サービスを考える場合、就労移行支援とB型で迷うこともあります。その違いは「就労移行支援とB型の違い|どちらを選ぶか迷ったときの考え方」もあわせて読むと整理しやすくなります。

ぽちぽちの道の場合(B型として)

体調を整えながら少しずつ「働く」に近づきたいとき、B型はその選択肢の一つになります。ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。

リワークが「元の職場への復帰」を目指すのに対し、ぽちぽちの道のようなB型は「雇用契約を結ばず、自分のペースで作業する場」です。作業はパソコン中心で、データ入力やCanva、生成AIを使った作業に、週1日から相談しながら取り組めます。「復職はまだ難しいけれど、少しずつ生活リズムを取り戻したい」という方も、無理のないペースで通えます。

リワークとB型のどちらが合うか迷う段階でも、見学のときにご相談いただけます。ただし、復職や治療に関わる判断は主治医にしかできません。ぽちぽちの道では、主治医の意見を大切にしながら、無理のない通い方を一緒に考えます。まずはLINEでの相談や見学から、気軽に始めてみてください。

リワークとB型についてよくある質問

Q. リワークとB型は、何が違いますか?
A. リワークは休職した職場への復帰を目指すプログラム、B型は雇用契約を結ばずに働く福祉サービスです。目的が「復職」か「福祉的な就労」かが大きな違いです。今の会社に戻りたいならリワーク、雇用にこだわらず働く場がほしいならB型が候補になります。

Q. リワークにはどんな種類がありますか?
A. 大きく分けて、医療機関で行う医療リワーク、地域障害者職業センターが行う職リハリワーク、会社が独自に行う職場リワークの3つがあります。費用や対象が異なり、どれを利用できるかは休職の状況や主治医の意見によります。まずは主治医や会社に相談してみてください。

Q. リワークとB型は、両方使えますか?
A. 状況によっては、時期を分けて両方に関わる方もいます。たとえば、まずリワークで復職を目指し、難しければB型を検討する、という順番です。ただし利用や移るタイミングの判断は、必ず主治医と相談しながら進める必要があります。

Q. 退職したら、リワークは使えませんか?
A. リワークは「休職中の在職者」を対象とすることが多いため、退職すると使えなくなる場合があります。退職後や退職を考えている場合は、B型や就労移行支援などの福祉サービスも選択肢に入ります。自分が使える支援については、市区町村の窓口や相談支援専門員に確認しましょう。

Q. 復職とB型のどちらがいいか分かりません。どう決めればいいですか?
A. 一人で決めず、主治医・会社・市区町村の窓口など、複数の専門家に相談しながら決めるのがおすすめです。体調や復職の見通し、本人の希望によって、合う道は変わります。B型が気になる場合は、見学やLINE相談で雰囲気を知ることから始めてもかまいません。

まとめ

リワークは休職した職場への復帰を目指すプログラム、B型は雇用契約を結ばずに自分のペースで働く福祉サービスです。休職中で復職を目指すならリワーク、退職後や雇用にこだわらず働く場がほしいならB型、と状況で選びましょう。どちらが正解ということはなく、利用や移るタイミングの判断は、必ず主治医と相談しながら進めることが大切です。

ぽちぽちの道は、配慮を受けながら自分のペースで働ける、志木駅徒歩2分のB型事業所です。気になったら、見学やLINE相談だけでも大丈夫です。事業所選びの確認項目は「B型事業所の選び方チェックリスト」にまとめています。


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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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