ハローワーク・就労支援機関とB型の違い・使い分け|どこに相談する?

ハローワーク・就労支援機関とB型の違い・使い分け|どこに相談する?

「ハローワークと就労支援機関、就労継続支援B型って、それぞれ何をしてくれる場所なの?」「障害のある家族の働き方を相談したいけれど、どこに行けばいいか分からない」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、それぞれの役割の違いを比較表でわかりやすく整理し、目的別の使い分けと相談のしかたを中立に解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI特化の就労継続支援B型)の位置づけもあわせて紹介します。

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目次

ハローワーク等は「就職を探す・つなぐ」場、B型は「自分のペースで働く・準備する」場

ハローワークや就労支援機関と就労継続支援B型のいちばんの違いは、「役割の方向」です。ハローワークや一部の就労支援機関は、おもに「就職先を探す・企業につなぐ」ための窓口です。一方で、就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに自分のペースで働いたり、働く準備を整えたりする福祉サービスの場です。

つまり、どちらが優れているということではなく、目的が違うので使い分けるものだと考えると分かりやすくなります。「すぐに就職先を探したい」段階ならハローワークや就業・生活支援センター、「まずは生活リズムを整えて無理なく働く練習をしたい」段階ならB型、というイメージです。

さらに大切なのは、これらは併用もできるという点です。たとえばB型に通って働く力を整えながら、将来の就職についてはハローワークや障害者就業・生活支援センターに相談する、という進め方もできます。一つに絞らなければいけないわけではありません。ここからは、それぞれの機関の役割の違いと、目的別の使い分けを順に見ていきます。

主な機関の役割と違い(ハローワーク・就業生活支援センター・就労移行支援・A型・B型)

ハローワーク・障害者就業・生活支援センター・就労移行支援・就労継続支援A型・B型は、それぞれ役割が異なります。まず一言ずつ定義しておきます。

ハローワーク(公共職業安定所)とは、国が運営する、求職の相談や職業紹介を無料で受けられる窓口です。 障害のある方の相談に対応する専門の窓口や担当者が置かれていることも多く、求人の紹介や応募の支援、職業相談などを受けられます。

障害者就業・生活支援センター(通称ナカポツ・就ポツ)とは、就業面と生活面の相談に一緒に対応し、関係機関の橋渡しをしてくれる支援機関です。 「働きたいけれど生活面の不安もある」というときに、仕事と暮らしの両面から相談に乗り、必要に応じてハローワークや事業所などとつないでくれます。

就労移行支援とは、一般企業への就職を目指して、原則2年間の訓練を受ける福祉サービスです。 働いて収入を得る場ではなく、就職に必要なスキルや生活リズムを整える「準備の場」という位置づけです。

就労継続支援A型とは、事業所と雇用契約を結んで働く福祉サービスです。 雇用契約があるため、給料には最低賃金が適用されます。

就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら工賃を受け取れる福祉サービスです。 勤務時間や日数を体調に合わせて柔軟に調整しやすいのが特徴です。

これらの主な役割の違いを表にまとめると、次のようになります。

機関・サービス 主な役割 雇用・契約 こんなときに
ハローワーク 求職の相談・職業紹介(障害者専門の窓口もある) 紹介先の企業と結ぶ 就職先を探したい・求人を見たい
障害者就業・生活支援センター 就業面と生活面の相談・関係機関の橋渡し なし(相談・調整が中心) 仕事と生活の両面で相談したい
就労移行支援 一般就職に向けた訓練(原則2年) なし(訓練のため) 期間を決めて就職準備に集中したい
就労継続支援A型 雇用契約を結んで働く あり(最低賃金が適用) 雇用された形で働きたい
就労継続支援B型 雇用契約を結ばず自分のペースで働く・準備する なし 自分のペースで働く・準備したい

表のとおり、ハローワークと障害者就業・生活支援センターは「就職を探す・つなぐ・支える」役割が中心で、就労移行支援・A型・B型は「働く・訓練する」福祉サービスです。どれが上ということではなく、今の状況や目的によって、合う窓口・サービスが変わります。 なお、ここで挙げた以外にも、地域によっては相談支援事業所や自治体の障害福祉窓口、地域障害者職業センターなど、関わる機関があります。制度や窓口の名称・運用は自治体や地域によって異なる場合があるため、詳しくはお住まいの地域の窓口でご確認ください。

A型・B型・就労移行支援の3つの違いをもっと詳しく知りたい方は、関連コラム「A型・B型・就労移行支援の違いとは?迷ったときの選び方」もあわせてご覧ください。就労移行支援とB型のどちらにするか迷っている方には、「就労移行支援とB型の違い|どちらを選ぶか迷ったときの考え方」が参考になります。

使い分け・相談のしかた(目的別の窓口チェックリスト)

どこに相談すればよいか迷うときは、「今いちばんやりたいこと・大事にしたいこと」で考えると整理しやすくなります。就職先を探すならハローワークや障害者就業・生活支援センター、生活と仕事の両面で相談したいなら障害者就業・生活支援センター、自分のペースで働く・準備するならB型や就労移行支援が一つの目安です。下のチェックで、自分の気持ちに近いものを確かめてみてください。

次のような方は、ハローワークや障害者就業・生活支援センターへの相談が向いていることが多いです。

  • 今すぐ就職先や求人を探したい
  • 応募書類や面接の準備について相談したい
  • 障害について配慮してもらいながら働ける職場を探したい

次のような方は、障害者就業・生活支援センターや自治体の窓口への相談が向いていることが多いです。

  • 仕事のことだけでなく、生活面の不安も一緒に相談したい
  • どの窓口・サービスに行けばよいか自体が分からない
  • 複数の機関とのやりとりを整理してほしい

次のような方は、就労継続支援B型や就労移行支援の見学・相談が向いていることが多いです。

  • まずは生活リズムを整え、無理なく働く練習から始めたい
  • 期間を決めて、就職に向けたスキルや準備に集中したい(就労移行支援)
  • 自分のペースで、得意な作業をコツコツ続けたい(B型)

大切なのは、「どれが正解か」ではなく「今の自分の目的に合うか」です。最初はB型で生活リズムを整え、慣れてきたらハローワークやナカポツに就職を相談する、という併用や段階的な進め方もできます。どこに相談すればよいか迷うときは、相談支援専門員や自治体の障害福祉窓口が、状況を整理して合う窓口を一緒に考える手伝いをしてくれます。一つに絞れなくても大丈夫なので、まずは話しやすいところから相談してみてください。なお、各窓口の具体的な手続きや申請は、それぞれの窓口や相談支援専門員に確認しながら進めると安心です。

ぽちぽちの道の場合(志木駅徒歩2分・生成AI特化のB型という選択肢)

ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。今回ご紹介した機関のなかでは、「雇用契約を結ばず、自分のペースで働きながら準備する」B型にあたります。

B型のなかでも、ぽちぽちの道は袋詰めや清掃などの軽作業ではなく、パソコンと生成AIを使った作業が中心なのが特徴です。たとえば、次のような作業に未経験から取り組めます。

  • データ入力(アンケートや資料の文字起こし・表計算ソフトへの入力など)
  • Canvaを使った画像・SNS素材づくり
  • 生成AI(ぽちぽちAI)を相棒にした文章の下書き・調べ物
  • SNS投稿(ぽちSNS)づくりやブログ・文章の作成

ぽちぽちの道のようなB型は、「いきなり就職するのは不安だけれど、働く力は少しずつつけていきたい」という段階に向いた場です。続けるほどパソコンやAIのスキルが身につくので、将来ハローワークや障害者就業・生活支援センターに就職を相談するときの土台づくりにもつながります。実際にどんな作業内容があるかは、作業内容のページでも紹介しています。

「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。工賃や利用料は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。

志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアの方で、「自分にはどの窓口やサービスが合うか分からない」という方は、見学のときに作業を見ながら一緒に考えることもできます。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。

ハローワーク・就労支援機関とB型の違いについてよくある質問

Q. ハローワークとB型は、どう使い分ければよいですか?
A. ハローワークは「就職先を探す・企業につなぐ」窓口、B型は「雇用契約を結ばず自分のペースで働く・準備する」福祉サービスです。今すぐ就職先を探したいならハローワーク、まずは無理なく働く練習をしたいならB型が一つの目安です。どちらかに絞る必要はなく、B型に通いながら就職をハローワークに相談する、という併用もできます。

Q. 障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)とは何をしてくれる場所ですか?
A. 障害者就業・生活支援センターは、就業面と生活面の相談に一緒に対応し、関係機関の橋渡しをしてくれる支援機関です。「働きたいけれど生活面の不安もある」「どこに相談すればよいか分からない」というときに、仕事と暮らしの両面から相談に乗り、必要に応じてハローワークや事業所などとつないでくれます。

Q. どこに相談すればよいか分かりません。まずどうすればよいですか?
A. 迷ったときは、相談支援専門員や自治体の障害福祉窓口に相談すると、状況を整理して合う窓口を一緒に考える手伝いをしてくれます。「今いちばんやりたいこと」がはっきりしている場合は、就職を探すならハローワークやナカポツ、自分のペースで働く・準備するならB型や就労移行支援、と目的で選ぶのも一つの方法です。

Q. ハローワークやナカポツに通いながら、B型も利用できますか?
A. 状況によっては併用や段階的な利用ができます。たとえばB型で働く力や生活リズムを整えながら、将来の就職についてはハローワークや障害者就業・生活支援センターに相談する、という進め方もあります。どう組み合わせるとよいかは、相談支援専門員や各窓口に相談しながら決めていくと安心です。

Q. B型を利用するにはどんな手続きが必要ですか?
A. 就労継続支援B型を利用するには、お住まいの市区町村への申請と、障害福祉サービスの受給者証が必要です。申請の窓口は市区町村になりますが、進め方は相談支援専門員や事業所に相談しながら進められます。制度や窓口の運用は地域によって異なる場合があるため、詳しくは各窓口でご確認ください。まずは気になる事業所の見学から始めても大丈夫です。

まとめ

ハローワークや就労支援機関は「就職を探す・つなぐ・支える」場、就労継続支援B型は「雇用契約を結ばず自分のペースで働く・準備する」場で、どれが優れているということではなく、目的によって使い分けたり併用したりできます。どこに相談すればよいか迷うときは、相談支援専門員や自治体の障害福祉窓口が整理を手伝ってくれます。ぽちぽちの道は、自分のペースで働きながらパソコン・生成AIのスキルを身につけられる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。

気になったら、見学だけでも大丈夫です。実際の作業や雰囲気を見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。


見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。

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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

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