地活(地域活動支援センター)とは?B型との違いとどちらから始めるか

地活(地域活動支援センター)とは?B型との違いとどちらから始めるか

「地活って何をする場所?」「地域活動支援センターとB型事業所、何が違うの?」「自分はどちらから始めればいい?」と迷っている方へ。どちらも障害のある方が日中通える場ですが、目的や活動内容に違いがあります。この記事では、地活(地域活動支援センター)の定義と類型、B型との違い、どちらから始めるかの考え方を、本人・ご家族・相談支援員の方向けにまとめました。志木駅から徒歩2分、IT・パソコン作業に特化した「ぽちぽちの道」も、B型としてご相談を受け付けています。

  • 見学だけでもOK
  • その場で決めなくてOK
  • ご家族・支援者と参加OK

何かを始めたい、新しい一歩を踏み出したい方へ

まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

お電話でのご相談もお待ちしております

050-3646-8350

受付時間:月〜土 9:30〜18:30

目次

地活(地域活動支援センター)とは

地活とは、地域活動支援センターの略称で、障害のある方が通い、創作的活動や生産活動の機会、社会との交流の場を得られる障害者総合支援法上の施設のことです。実施主体は市町村などで、地域の実情に応じて市町村が工夫しながら運営できる仕組みになっています(厚生労働省「地域活動支援センターの概要」)。

どのセンターも、創作的活動・生産活動・交流の促進といった基本の事業(基礎的事業)を行います。そのうえで、職員を手厚く置いたり機能訓練を行ったりしてセンターの機能を強める場合の類型の例として、国の実施要綱ではⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3つが示されています。

類型主な事業内容1日あたりの実利用人員の目安
Ⅰ型精神保健福祉士などの専門職員を置き、医療・福祉や地域との連携、ボランティアの育成、障害への理解を広める啓発などを行う。相談支援事業をあわせて実施しているか、委託を受けていることが要件概ね20名以上
Ⅱ型地域で雇用・就労が難しい在宅の障害のある方に、機能訓練・社会適応訓練・入浴などのサービスを行う概ね15名以上
Ⅲ型地域の障害者団体などが通所による援護事業を概ね5年以上続け、安定して運営している概ね10名以上

類型の内容は、厚生労働省「地域生活支援事業等実施要綱」の「地域活動支援センター機能強化事業実施要領」に載っています。実際にどの類型のセンターがあり、どんな活動をしているかは市町村ごとに違うため、お住まいの地域のセンターについては市区町村の障害福祉担当窓口で確認してください。

地活は「居場所・活動」、B型は「工賃のある作業」が中心

地域活動支援センター(地活)とB型の大きな違いは、活動の目的にあります。地活は居場所づくりや創作・交流が中心なのに対し、B型は工賃の出る生産活動(作業)が中心です。

  • 地域活動支援センター:創作活動・交流・居場所が中心で、工賃は出ないことが多い
  • 就労継続支援B型:作業(生産活動)に取り組み、その対価として工賃が出る
  • どちらから始めるか:生活リズムや居場所をまず整えたいなら地活、作業して工賃を得たいならB型が向いています

「自分が今、何を求めているか」で選ぶと、合うほうが見えてきます。どちらも、障害のある方が日中通える場である点は共通しています。

地域活動支援センターとB型の違い

地域活動支援センターは、市町村が地域の状況に応じて運営しており、雇用・就労が難しい方の居場所としての役割もあります。基本の事業は地方交付税で手当てされ、機能を強める部分が「地域生活支援事業」に位置づけられています。制度の位置づけは、厚生労働省「地域生活支援事業」のページでも確認できます。

一方、就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに作業に取り組み、その成果に応じて工賃を受け取る福祉サービスです。B型の基本については「就労継続支援B型とは?対象者・利用料・工賃をわかりやすく解説」でくわしく解説しています。

両者を整理すると、次のような違いがあります。

項目地域活動支援センター就労継続支援B型
主な目的居場所・創作活動・社会との交流作業(生産活動)と工賃
工賃出ないことが多い作業に応じて出る
活動内容創作・レクリエーション・交流などデータ入力・軽作業などの作業
利用の手続きお住まいの市町村へ受給者証の申請が必要

ただし、地域活動支援センターの内容は市町村によって幅があります。具体的な活動内容や工賃の有無は、お住まいの地域のセンターに確認しましょう。

どちらから始めるか|確認ポイント

地活とB型のどちらから始めるか迷ったら、次のポイントを確認してみてください。

  • 今の自分の状態を考える:まず外出や活動に慣れたいなら地活、作業して工賃を得たいならB型
  • 工賃の有無を確認する:収入が必要なら、工賃の出るB型が向いています
  • 利用の手続きを知る:地活は市町村へ、B型は受給者証の申請が必要です
  • 見学で雰囲気を確かめる:実際の活動の様子を見ると、自分に合うか分かります
  • 迷ったら相談する:市町村の窓口や相談支援専門員に相談すると、整理できます

「いきなり作業は不安だけど、家にこもりたくない」という方は地活から、「作業を通じて工賃を得たい・スキルをつけたい」という方はB型から、という選び方ができます。地活で慣れてからB型へ、と順番に使うこともできます。

どちらを選ぶか迷ったときは、次のように考えると整理しやすくなります。

  • まず「通うこと」に慣れたい段階なら地活:決まった場所に通うこと自体に慣れたい方に向いています
  • 作業して工賃を得たいならB型:通うことに少し慣れ、作業に取り組みたい方に向いています
  • 両方を見学して比べる:パンフレットだけでなく、実際の雰囲気を見ると違いが分かります
  • 一度で決めなくていい:地活で慣れてからB型へ、と段階的に進む方も多くいます

大切なのは、「今の自分が、無理なく通えて、少し前向きになれる場所」を選ぶことです。地活もB型も、社会とつながりながら自分のペースを取り戻すための場であることは共通しています。焦らず、合うと感じたほうから始めてみてください。途中で「やっぱり違う」と思えば、相談しながら変えることもできます。

志木市の場合(窓口・手続きの入口)

志木市にお住まいの方が地活やB型について相談したいときは、市役所の共生社会推進課 障がい者福祉グループが入口になります。市の「障がい福祉制度のてびき」のページに、所在地と電話番号が載っています。

  • 市の窓口:共生社会推進課 障がい者福祉グループ(志木市中宗岡1丁目1番1号・電話048-473-1449)。てびきでは、障がい者手帳や障がい福祉制度に関する相談先として案内されています
  • 市内の地活:令和8年度改定の「障がい者福祉制度のてびき」では、志木市社会福祉協議会が志木市総合福祉センター1階(志木市上宗岡1-5-1)で地域活動支援センター事業を行っていると紹介されています。障がい者手帳を持っている人が利用でき、教室によっては材料費がかかる場合があります(問い合わせ:048-485-1800)
  • 相談支援専門員への相談:市は「障がい者等相談支援事業」を社会福祉法人邑元会に委託しており、障がい福祉サービスの情報提供や利用方法の案内を受けられます

教室の内容や日程は年度によって変わることがあるので、利用を考えるときは志木市社会福祉協議会や市の窓口で最新の情報を確かめてください。朝霞市・新座市・富士見市・和光市など近隣の市にお住まいの方は、地活の有無や内容、窓口の名前が異なる場合があります。それぞれの市の障害福祉担当窓口に問い合わせてみてください。

ぽちぽちの道の場合(B型として)

ぽちぽちの道は、就労継続支援B型の事業所です。「居場所だけでなく、作業をして工賃を得たい」「パソコンやAIのスキルをつけたい」という方に向いています。東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、IT・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。

作業はパソコン中心で、データ入力やCanva、生成AIを使った作業に取り組めます。「地活とB型で迷っている」「自分にはどちらが合うか分からない」という段階でも、見学のときにご相談いただけます。工賃は作業内容や状況によって変わるため、詳しくは見学時にご案内します。

週1日からの通所も相談できるので、「いきなり毎日は不安」という方も、無理のないペースから始められます。まずはLINEでの相談や見学で、自分に合う場を一緒に考えましょう。地活とB型のどちらにするか迷っていることも、遠慮なくお話しください。

地域活動支援センターとB型についてよくある質問

Q. 地域活動支援センターとB型は、何がいちばん違いますか?
A. いちばんの違いは、工賃の出る作業が中心かどうかです。地域活動支援センターは居場所づくりや創作・交流が中心で、工賃は出ないことが多いです。B型は作業(生産活動)に取り組み、その対価として工賃が出ます。

Q. 地域活動支援センターでも、工賃はもらえますか?
A. 生産活動を行うセンターでは、いくらか出ることもありますが、出ないことも多く、内容は市町村やセンターによって異なります。工賃をしっかり得たい場合は、B型のほうが向いています。詳しくはお住まいの地域のセンターに確認しましょう。

Q. 地活とB型は、両方使えますか?
A. 制度上は併用が認められる場合もありますが、扱いは市町村によって異なります。両方の利用を考えるときは、相談支援専門員や市町村の窓口に確認してください。まず一方から始めて、慣れてから考えることもできます。

Q. まず地域活動支援センターから始めたほうがいいですか?
A. 一概には言えません。外出や活動にまず慣れたい方は地活から、作業して工賃を得たい方はB型から始めるのが向いています。地活で慣れてからB型へ進む方もいます。自分の今の状態に合わせて選びましょう。

Q. 地活とB型のどちらが合うか、どこで相談できますか?
A. お住まいの市町村の障害福祉窓口や、相談支援専門員に相談できます。それぞれの見学をして、実際の雰囲気を比べるのもおすすめです。ぽちぽちの道でも、見学のときにB型が合うかを一緒に考えられます。

まとめ

地域活動支援センターは居場所・交流が中心、B型は工賃の出る作業が中心、という違いがあります。まず活動に慣れたいなら地活、作業して工賃を得たいならB型、と自分の求めるもので選びましょう。順番に使うこともできます。どちらも、社会とのつながりを取り戻すための大切な一歩です。一人で迷わず、窓口や見学で相談しながら、自分に合う場所を見つけていきましょう。

ぽちぽちの道は、作業を通じてスキルと工賃を得られる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。気になったら、見学やLINE相談だけでも大丈夫です。事業所選びの確認項目は「B型事業所の選び方チェックリスト」にまとめています。


  • 見学だけでもOK
  • その場で決めなくてOK
  • ご家族・支援者と参加OK

何かを始めたい、新しい一歩を踏み出したい方へ

まずは、見学・相談から
始めてみませんか?

お電話でのご相談もお待ちしております

050-3646-8350

受付時間:月〜土 9:30〜18:30


監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

目次