「集中力が続かなくて、仕事が長続きしない」「すぐに気が散ってしまう自分に向いた作業はあるの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、集中力が続かないと感じる方に向いた作業とは何かを、決めつけずにやさしく解説します。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道で取り組める、短く区切れるパソコン作業や工夫も紹介します。
集中力が続かないと感じる方も、短く区切れる作業なら取り組みやすい
集中力が続かないと感じる方も、短く区切れる作業・興味を持てる作業・静かな環境であれば、就労継続支援B型で取り組みやすい場合があります。「集中力がないから働けない」と決めつける必要はなく、作業の選び方と工夫しだいで、自分のペースで続けやすくなります。
集中が続かないと感じる背景は、人によってさまざまです。その日の体調や睡眠、まわりの環境、生まれ持った特性などが関わっていることもあれば、作業が自分に合っていないだけのこともあります。原因を一つに決めつけず、「どんな作業なら取り組みやすいか」を一緒に探していくことが大切です。
まず押さえておきたいのは、次の3点です。
- 集中力が続かない原因は人それぞれで、自分を責める必要はない
- 「短く区切る」「休憩を挟む」などの工夫で、取り組みやすくなることがある
- 一人で抱え込まず、スタッフや相談支援員と相談しながら作業を選べる
つらさが続く場合や、ご自身の特性が気になる場合は、主治医や相談支援員に相談してみてください。ここからは、集中力が続かないと感じる方に向いた作業と、続けやすくする工夫を具体的に見ていきます。
集中力が続かない方に向いた作業と続けやすくする工夫
集中力が続かないと感じる方に向いているのは、短い時間で一区切りつく作業、自分の興味に近い作業、まわりが気にならない静かな環境でできる作業です。これらに「区切る・休む・小さく分ける」といった工夫を組み合わせると、無理なく取り組みやすくなります。
就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら生活リズムや作業スキルを整えられる福祉サービスです。決められたノルマに追われるのではなく、体調や得意・不得意に合わせて作業量を調整しやすいのが特徴です。だからこそ、集中の続きにくさに合わせた工夫を取り入れやすい場でもあります。
代表的な工夫を、下の表で整理します。どれも「こうすべき」という決まりではなく、自分に合うものを選んで試す、くらいの気持ちで読んでください。
| 工夫 | 内容 | 集中が続きにくい方への効き方 |
|---|---|---|
| 短時間で区切る | 作業を15分・25分など短い単位に分ける | 「最後まで」より「ここまで」が見えて取りかかりやすい |
| こまめに休憩を挟む | 区切りごとに短い休憩を入れる | 疲れがたまる前に休め、気持ちを立て直しやすい |
| タスクを小さく分ける | 大きな作業を細かいステップに分ける | 一つひとつが軽くなり、終わりが見えやすい |
| やることを見える化する | チェックリストや付せんで手順を見えるようにする | 「次に何をするか」で迷わず、注意がそれにくい |
| 気が散りにくい環境を選ぶ | 静かな席・仕切り・イヤーマフなどを活用する | 音や視界の刺激が減り、作業に向かいやすい |
| 興味のある作業を選ぶ | 好きなテーマ・得意な作業から始める | 「やってみたい」が原動力になり、続けやすい |
| 生成AIで取りかかりを軽くする | 下書きやたたき台を生成AIに手伝ってもらう | 「ゼロから始める」負担が減り、最初の一歩が軽くなる |
これらの工夫と相性がよいのが、パソコン作業です。パソコン作業は、入力・チェック・画像づくりなど作業の区切りをつけやすく、「ここまでできた」という達成感を得やすいのが特徴です。たとえばデータ入力は1件ずつ区切りがつき、画像づくりは1枚仕上げるごとに形が残ります。短く区切って進めたい方と相性がよい作業といえます。
なかでも、生成AIを使った作業は「取りかかりの軽さ」という点で役立ちます。文章の下書きや調べ物の整理を生成AIに手伝ってもらうと、ゼロから考える負担が減り、最初の一歩を踏み出しやすくなります。生成AIが出した内容は、そのままでは正しいとは限らないため、最後は人が確認して仕上げる進め方が前提です。
どの工夫や作業が合うかには個人差があり、同じ人でもその日の体調によって変わります。集中力が続くかどうかだけで自分に向く・向かないを決めず、スタッフや相談支援員と相談しながら、合うやり方を少しずつ見つけていくのがおすすめです。B型でできる作業の全体像を知りたい方は、関連コラム「ぽちぽちの道でできる作業内容|データ入力・Canva・生成AIなど」も参考になります。
見学で確認したいこと(集中が続きにくい方向けチェックリスト)
集中力が続かないことが気になる方は、見学のときに「短く区切って働けるか」「気が散りにくい環境か」を確認しておくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。実際の様子は事業所によって大きく違うため、パンフレットだけでなく、その場で見て・聞いて確かめるのがおすすめです。
見学・体験のときに確認したいことを、チェックリストにまとめました。
- 作業を短い時間で区切って進められるか(休憩のタイミングは自由か)
- 休憩を取りたいときに、気がねなく取れる雰囲気か
- 一つの作業を小さなステップに分けて教えてもらえるか
- 手順をチェックリストやメモで「見える化」してもらえるか
- 静かな席や仕切りなど、気が散りにくい環境の工夫があるか
- いくつかの作業から、興味に合うものを選べるか
- 体調や集中の波に合わせて、作業量や通所日数を相談できるか
- 困ったときに相談しやすいスタッフ体制か
すべてが当てはまる事業所だけが「正解」というわけではありません。自分にとって何が必要かを整理し、優先したい項目から確認していくと、見学の時間を有効に使えます。気になる点はメモにして持っていくと、当日聞き忘れずにすみます。
ぽちぽちの道の場合(短く区切れるPC作業・休憩・興味で選べる・静かな環境)
ぽちぽちの道では、短く区切って進めやすいパソコン作業を中心に、休憩を取りやすく、興味に合わせて作業を選べる環境で取り組めます。集中の続きにくさが気になる方も、スタッフや生成AIのサポートを受けながら、自分のペースで作業を進められます。
ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。集中が続きにくいと感じる方に向けて、次のような進め方ができます。
- 短く区切れるパソコン作業:データ入力やCanvaでの画像づくりなど、1件・1枚ずつ区切りがつく作業が中心です。「ここまで」が見えやすく、達成感を持ちながら進められます。
- 休憩を取りやすい:体調や集中の波に合わせて、こまめに休憩を取りながら作業できます。無理に長時間続ける必要はありません。
- やることの見える化:手順をチェックリストやメモで整理し、「次に何をするか」で迷いにくいように一緒に工夫します。
- 興味で選べる作業:文章づくり、画像づくり、データ入力、SNS投稿づくりなど、複数の作業から興味に合うものを選べます。「やってみたい」を入口にできます。
- 生成AIが相棒:文章の下書きや調べ物の整理を、生成AI(ぽちぽちAI)が手伝います。取りかかりの負担が減り、最初の一歩を踏み出しやすくなります。最後は人が確認して仕上げます。
- 落ち着いて取り組める環境:静かにパソコン作業に向かえる環境で、まわりの刺激を抑えながら作業しやすいよう配慮しています。
注意点として、どんな工夫が合うかには個人差があり、「これをすれば必ず集中できる」と保証できるものではありません。集中の続きにくさの背景に体調や特性が関わっていると感じる場合は、主治医や相談支援員にも相談しながら、合うやり方を探していきましょう。なお、ADHDなどの特性とパソコン作業の関わりについては、別のコラムでくわしく取り上げる予定です。
実際の作業の様子や、できる作業の一覧は、作業内容のページでも紹介しています。工賃は作業内容や通所日数によって変わるため、金額だけで判断せず、実際の作業や雰囲気を見ていただくのがおすすめです。詳しくは見学時にご案内します。「いきなり見学は不安」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。
集中力が続かないと感じる方からよくある質問
Q. 集中力が続かないのですが、B型で働けますか?
A. 集中力が続かないと感じる方も、短く区切れる作業や工夫しだいで取り組める場合があります。就労継続支援B型は自分のペースで働ける仕組みなので、体調や集中の波に合わせて作業量を調整しやすいのが特徴です。まずは見学で、実際の作業や雰囲気を見てみるのがおすすめです。
Q. すぐに気が散ってしまいます。どんな工夫がありますか?
A. 「短時間で区切る」「こまめに休憩を挟む」「タスクを小さく分ける」「やることをチェックリストで見える化する」「静かな席を選ぶ」などの工夫があります。どれが合うかは人それぞれなので、スタッフや相談支援員と相談しながら、自分に合うものを試していけます。
Q. 集中できないのは特性のせいでしょうか?
A. 集中が続かない背景は、体調や睡眠、環境、特性などさまざまで、原因を一つに決めつけることはできません。つらさが続く場合や、ご自身の特性が気になる場合は、主治医や相談支援員に相談してみてください。事業所では、原因にかかわらず「どんな作業なら取り組みやすいか」を一緒に考えます。
Q. パソコン作業は集中が続かなくても大丈夫ですか?
A. パソコン作業は、入力やチェック、画像づくりなど作業の区切りをつけやすく、「ここまでできた」という達成感を得やすいのが特徴です。短く区切って進めたい方と相性がよい作業ですが、合うかどうかには個人差があるため、体験で試してみるのがおすすめです。
Q. どのくらいのペースから始められますか?
A. ぽちぽちの道では、週1日からの通所もご相談いただけます。体調や生活リズム、集中の波に合わせて、無理のないペースから始められます。続けながら少しずつ調整していけるので、まずは相談だけでも大丈夫です。
まとめ
集中力が続かないと感じる方も、短く区切れる作業・興味を持てる作業・静かな環境であれば、就労継続支援B型で取り組みやすい場合があります。「短く区切る」「休憩を挟む」「小さく分ける」「見える化する」といった工夫を、スタッフや相談支援員と相談しながら試していくのがおすすめです。集中の続きにくさの背景はさまざまなので、つらさが続くときは主治医や相談支援員にも相談してみてください。ぽちぽちの道では、志木駅徒歩2分で、短く区切れるパソコン作業に自分のペースで取り組めます。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。どんな作業ができるか見に来てください。質問だけしたい方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

