「就労移行支援と就労継続支援B型、どちらを選べばいいの?」——そんな本人・ご家族・相談支援員の方へ。この記事では、就労移行支援とB型の違いを、目的・期限・働き方の観点でやさしく整理し、どちらが今の自分に合うかを考えるためのヒントをお伝えします。志木駅から徒歩2分のぽちぽちの道(生成AI・パソコン作業に特化したB型)でも、見学・相談を受け付けています。
就労移行支援とB型の違いは「一般就労を目指す訓練か、自分のペースで続ける場か」
就労移行支援と就労継続支援B型のいちばんの違いは、「一般企業への就職を目指して準備する場(就労移行支援)」か、「雇用契約を結ばず自分のペースで働き続ける場(B型)」かという目的の違いです。どちらが上ということではなく、向かう先がちがいます。
迷ったときは、次の問いで考えると整理しやすくなります。
- いまは就職に向けて準備をしたいのか、それとも体調や生活を整えながら働きたいのか
- 決まった期間(原則2年)の訓練を区切りにできそうか、期限を気にせず続けたいか
- 通うこと自体に、まず慣れていきたい段階か
「就職を目指して訓練したい」なら就労移行支援、「自分のペースで無理なく働き続けたい」ならB型が一つの目安です。次の章で、両者の違いをもう少し具体的に見ていきます。
なお、A型も含めた3つ(A型・B型・就労移行支援)の違いをまとめて知りたい方は、関連コラム「A型・B型・就労移行支援の違いとは?迷ったときの選び方」もあわせてご覧ください。この記事では、就労移行支援とB型の2つにしぼって掘り下げます。
就労移行支援とB型の2つの違いを比較
就労移行支援とB型の違いは、目的・利用期間・雇用契約・お金の受け取り方を並べて見ると分かりやすくなります。まず言葉の意味を整理します。
就労移行支援とは、一般企業などへの就職を目指す人が、訓練や就職活動のサポートを受けられる福祉サービスです。就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働きながら体調や生活リズム、作業スキルを整えられる福祉サービスです。両者を表で比べます。
| 観点 | 就労移行支援 | 就労継続支援B型 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 一般企業などへの就職を目指す | 自分のペースで働き続ける・体調や生活を整える |
| 利用期間 | 原則2年(期限がある) | 期限の定めは設けられていない |
| 雇用契約 | 結ばない | 結ばない |
| お金の受け取り方 | 原則なし(訓練が中心) | 工賃を受け取る |
| 向いている段階 | 就職に向けて準備したいとき | まず無理なく働く・通うことに慣れたいとき |
表のとおり、どちらも事業所と雇用契約を結ばない点は共通しています。大きく違うのは「就職を目指す訓練か/続けて働く場か」という目的と、「期限があるか/ないか」という点です。就労移行支援は就職という区切りに向けて準備する場、B型は自分のペースを大切にしながら続けられる場、と考えると整理しやすくなります。
工賃や利用料の金額は、事業所や個人の状況によって変わります。具体的な金額はここでは触れませんが、気になる場合は見学のときに直接たずねるのが確実です。
こんな人は就労移行支援/こんな人はB型(チェックリスト)
どちらが合うか迷ったら、いまの自分の気持ちや体調に近いほうを選ぶのがおすすめです。下のチェックリストで、当てはまる項目が多いほうが一つの目安になります。
就労移行支援が合いやすい方
- 数年以内に、一般企業などへの就職を目指したい
- 決まった期間で、就職に向けた訓練や活動に取り組みたい
- 履歴書・面接など、就職活動のサポートを受けたい
- 体調はある程度安定していて、通所のリズムをつくれそう
B型が合いやすい方
- まずは体調や生活リズムを整えながら、無理なく働きたい
- 期限を気にせず、自分のペースで続けたい
- 働いた分の工賃を受け取りながら、作業に慣れていきたい
- 通うこと自体に、まず慣れる段階にいる
どちらにも当てはまる、あるいはどちらとも言えないという場合もあります。そのときは、一人で抱え込まず、相談支援員や事業所のスタッフに相談するのがおすすめです。実際に見学して雰囲気を確かめると、言葉だけでは分からなかった「自分に合うかどうか」が見えてきます。なお、B型についてもっと知りたい方は、関連コラム「就労継続支援B型とは?対象者・利用料・工賃をわかりやすく解説」も参考になります。
迷ったら見学・相談から(B型の例:ぽちぽちの道)
どちらを選ぶか迷ったら、見学や相談から始めるのがおすすめです。実際の場所や作業、スタッフの雰囲気を見ると、自分に合うかどうかを具体的にイメージしやすくなります。
ここでは、B型の一例として、ぽちぽちの道をご紹介します。ぽちぽちの道は、東武東上線「志木駅」から徒歩2分にある、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所です(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。データ入力・Canvaでの画像づくり・生成AIを使った文章や調査のお手伝いなど、続けるほどパソコンやAIのスキルが身につく作業に、未経験から取り組めます。実際の作業の様子は、作業内容のページでも紹介しています。
「パソコンは苦手」という方も心配いりません。電源の操作や文字入力からスタッフがサポートし、生成AIも活用しながら少しずつ慣れていけます。週1日からの通所もご相談いただけるので、体調や生活リズムに合わせて無理のないペースで始められます。志木駅徒歩2分・東武東上線沿線エリアにお住まいで、自分のペースで働ける場所を探している方は、気軽に見学にお越しください。
「いきなり見学は不安」「就労移行支援とどちらがいいか相談したい」という方は、LINEでの相談から始めても大丈夫です。気になったら、見学だけでも大丈夫です。どちらが合うか分からない段階でも、お気軽にご相談ください。
就労移行支援とB型の違いについてよくある質問
Q. 就労移行支援とB型は、どちらが先に利用するものですか?
A. 決まった順番はありません。就職を目指して準備したい方は就労移行支援、まず自分のペースで働き続けたい方はB型、というように目的で選びます。B型で働いてから就職を考える方も、就労移行支援を経てB型を選ぶ方もいます。どちらが合うかは、相談支援員や事業所に相談すると整理しやすくなります。
Q. B型から就労移行支援へ移ることはできますか?
A. 状況に応じて、利用するサービスを変えることは可能です。体調や気持ちの変化に合わせて、B型から就職を目指す段階に進みたくなることもあります。手続きや進め方は、お住まいの市区町村の窓口や相談支援員にご確認ください。まずは見学や相談で、いまの自分に合う形を一緒に考えるのがおすすめです。
Q. 就労移行支援とB型は、両方を同時に利用できますか?
A. 原則として、同じ時期に複数の障害福祉サービスを併用することは想定されていません。どちらか一方を選んで利用するのが基本です。どちらが今の自分に合うか迷う場合は、相談支援員や事業所に相談しながら決めると安心です。詳しくは、お住まいの市区町村の窓口でもご確認いただけます。
Q. A型とB型の違いも教えてください。
A. A型は事業所と雇用契約を結んで働く形、B型は雇用契約を結ばずに自分のペースで働く形、という違いがあります。この記事では就労移行支援とB型の2つにしぼって解説しているため、A型を含めた3つの違いは、関連コラム「A型・B型・就労移行支援の違いとは?迷ったときの選び方」で詳しくご紹介しています。
Q. どちらが自分に合うか分からないときは、どうすればいいですか?
A. 一人で決めず、見学や相談から始めるのがおすすめです。実際の場所や作業、雰囲気を見ると、言葉だけでは分からない「自分に合うかどうか」が見えてきます。ぽちぽちの道でも、就労移行支援とどちらがいいか迷っている段階でのご相談を受け付けています。LINEでの相談だけでも大丈夫です。
まとめ
就労移行支援とB型の違いは、「一般就労を目指す訓練か/自分のペースで続ける場か」という目的の違いです。期限の有無や工賃の受け取り方にも違いがありますが、どちらが上ということはなく、いまの自分の段階に合うほうを選ぶことが大切です。迷ったら、一人で抱え込まず、見学や相談から始めてみてください。
気になったら、見学だけでも大丈夫です。どんな場所か見に来てください。どちらが合うか迷っている方は、LINEでの相談もお気軽にどうぞ。
見学前に確認したい項目はB型事業所の選び方チェックリストで一覧にしています。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

