「市役所の障害福祉の窓口に行きたいけれど、何を話せばいいの?」「いきなり行って大丈夫?」——そんな方へ。この記事では、市区町村の障害福祉窓口(障害福祉課など)に初めて相談に行くときに、何を準備して何を話せばよいかを、本人・ご家族・相談支援員の方向けに整理しました。志木駅から徒歩2分・生成AI特化の「ぽちぽちの道」も、相談内容の整理からお手伝いします。
市役所の障害福祉窓口では何を話す?まず結論
市役所の障害福祉窓口(障害福祉課など)では、「今、何に困っているか」と「これからどう暮らしたいか」を、自分の言葉で伝えれば大丈夫です。うまくまとまっていなくても問題ありません。職員が質問しながら一緒に整理してくれるので、困りごとをそのまま話すところから始められます。
初めての相談で伝えるとよいことを、先にまとめます。
- 困っていること:日常生活・仕事・対人関係・お金など、今いちばん困っていること
- これからどうしたいか:「働く場所がほしい」「日中の過ごし方を見つけたい」など、希望や目標
- 今の状況:障害や病気のこと、生活の様子、家族や支援者のこと(話せる範囲で)
- 聞きたいこと:使える制度やサービス、手続きの進め方など、知りたいこと
「制度にくわしくないと相談できない」と思う必要はありません。何の制度が使えるかを教えてくれるのが窓口の役割です。むしろ「何が使えるか分からないから聞きに来た」で十分に相談は成り立ちます。まずは肩の力を抜いて、困っていることを言葉にしてみてください。
障害福祉窓口とは?市区町村が相談と申請の入口
障害福祉窓口とは、市区町村(市役所・区役所・町村役場)に置かれた、障害のある方の福祉サービスや手当などの相談・申請を受け付ける窓口のことです。「障害福祉課」「福祉課」「障がい者支援係」など、自治体によって名称はさまざまですが、役割は共通しています。
ここで大切なのは、就労継続支援B型などの福祉サービスを利用するとき、申請を受け付けて利用の可否を決める(支給決定する)のは、お住まいの市区町村だという点です。事業所や病院ではなく、市区町村の窓口が制度上の入口になります。だからこそ、最初の相談先として窓口を知っておくと、その後の手続きがスムーズです。
障害福祉窓口でできることを整理すると、次のとおりです。
| 窓口でできること | 内容 |
|---|---|
| 制度の案内 | 使える福祉サービス・手当・制度を、状況に合わせて教えてもらえる |
| サービス利用の相談・申請 | B型などの障害福祉サービスを利用したいときの相談と申請の受付 |
| 手帳の相談・申請 | 障害者手帳(身体・療育・精神)の申請に関する案内 |
| 専門の相談先への橋渡し | 相談支援事業所や基幹相談支援センターなどへのつなぎ |
似た窓口に「基幹相談支援センター」があります。基幹相談支援センターは障害の種類を問わず暮らし全般を相談できる地域の中核的な相談機関で、市区町村の障害福祉窓口とは役割が少し異なります。違いは「基幹相談支援センターとは」で整理しています。どちらに行けばよいか迷うときは、まず市区町村の障害福祉窓口に電話で聞いてみると、適切な相談先を案内してもらえます。
なお、相談から実際にB型などを利用し始めるまでの全体の流れは「B型事業所の利用までの流れ」でくわしく解説しています。この記事は、その入口にあたる「窓口での初回相談で何を話すか」に絞って整理しています。
窓口に行く前に準備すること(持ち物チェックリスト)
窓口に行く前に準備しておくと安心なのは、「持ち物」と「話す内容のメモ」の2つです。完璧にそろえる必要はありませんが、手元にあると相談がスムーズになります。事前に電話で相談を予約できる自治体も多いので、行く前に一度連絡しておくと、待ち時間や必要な持ち物を確認できます。
持ち物の目安は次のとおりです。お住まいの自治体によって必要なものは異なるため、予約の電話のときに確認しておくと確実です。
- 本人確認ができるもの(マイナンバーカード・運転免許証など)
- 障害者手帳(持っている場合)
- お薬手帳や、診断書・自立支援医療の受給者証など(あれば。病気や障害の状況が分かるもの)
- 印鑑(自治体や手続きによって必要な場合があります)
- メモ帳と筆記用具(教えてもらったことを書き留めるため)
そして、持ち物以上に役に立つのが「話す内容のメモ」です。窓口では緊張して、聞きたかったことを忘れてしまいがちです。次の項目を、ひとことずつでよいので書き出しておきましょう。
- 今いちばん困っていること(例:日中の居場所がない、働きたいが一般就労は不安)
- これからどうしたいか(例:少しずつ働く練習がしたい、生活リズムを整えたい)
- 障害や病気のこと(診断名・通院の状況など、話せる範囲で)
- 同居している家族や、支えてくれる人がいるか
- 窓口で聞きたいこと(使える制度、手続きの期間、費用のことなど)
メモがあると、職員に状況が伝わりやすく、案内も具体的になります。ひとりで書き出すのが難しいときは、家族や支援者と一緒に整理したり、後述するように相談しながら言葉にしていく方法もあります。
ぽちぽちの道の場合(相談に行く前の「言葉にする」をお手伝い)
窓口で何を話すか迷う一番の原因は、困りごとや希望が自分の中でまだ言葉になっていないことです。「なんとなくこのままではいけない気がする」という段階でも相談は始められますが、もう少し整理できていると、窓口でも自分の希望が伝わりやすくなります。
そこで役立つのが、生成AIを使った「言葉にする」練習です。ぽちぽちの道は、生成AI・パソコン作業に特化した就労継続支援B型事業所で、東武東上線「志木駅」から徒歩2分の場所にあります(2026年5月開設・運営:株式会社イチドキリ)。見学やLINEでのやり取りの中で、「何に困っていて、これからどうしたいか」を、生成AI(ぽちぽちAI)も使いながら一緒に整理するお手伝いができます。窓口に行く前に困りごとを書き出しておくと、当日の相談がぐっとスムーズになります。
支給決定をするのはあくまでお住まいの市区町村ですが、その手前の「どう伝えればいいか分からない」という部分は、私たちがお手伝いできる範囲です。実際に通い始めてからの作業はパソコン中心で、データ入力やCanvaでの画像づくり、生成AIを使った文章の下書きなどに、未経験から取り組めます。文章を書いたり考えを整理したりする練習は、窓口での相談だけでなく、その先の働く準備にもつながっていきます。
「窓口に行く前に、何を話せばいいか一緒に考えてほしい」という段階からで大丈夫です。LINEでの相談や見学を受け付けています。まずは質問だけでも構いません。パソコンが苦手な方も、スタッフと生成AIがサポートします。
市役所の障害福祉窓口の相談についてよくある質問
Q. 市役所の障害福祉課には、予約なしで行っても相談できますか?
A. 予約なしでも相談できる自治体が多いですが、担当者が不在だと待つこともあります。初めての相談なら、事前に電話で予約しておくと、担当者がしっかり時間をとってくれて安心です。予約の電話のときに、持ち物も確認しておくとスムーズです。
Q. 障害者手帳を持っていなくても、障害福祉窓口で相談できますか?
A. 相談できます。手帳がなくても、困っていることを相談すれば、使える制度や手帳の申請について案内してもらえます。「手帳を持っていないと相談に行けない」ということはないので、まずは今の状況を窓口に伝えてみてください。
Q. 窓口でうまく話せるか不安です。何を話せばいいですか?
A. 「今、何に困っているか」と「これからどう暮らしたいか」を伝えれば大丈夫です。きれいにまとめる必要はなく、職員が質問しながら一緒に整理してくれます。心配なときは、困りごとを書いたメモを持参すると、緊張しても伝え漏れを防げます。
Q. 市役所の窓口とB型事業所、どちらに先に相談すればいいですか?
A. どちらからでも始められます。利用したいB型事業所が決まっていなくても、市区町村の障害福祉窓口で「働く場を探している」と相談すれば、進め方を案内してもらえます。気になる事業所があれば、見学して話を聞いてから窓口に相談する方もいます。順番に決まりはありません。
Q. 家族が代わりに障害福祉窓口へ相談に行ってもいいですか?
A. ご家族だけでの相談も可能です。本人が外出しづらいときは、まず家族が状況を伝えて、使える制度や進め方を聞くこともできます。ただし申請の手続きでは本人の意思確認や書類が必要になる場面があるため、詳しくは窓口で確認してください。
まとめ
市役所の障害福祉窓口(障害福祉課など)では、「今困っていること」と「これからどう暮らしたいか」を自分の言葉で伝えれば大丈夫です。制度にくわしくなくても、職員が質問しながら一緒に整理してくれます。福祉サービスの申請を受け付け、利用を決めるのは市区町村なので、最初の相談先として窓口を知っておくと、その後の手続きがスムーズです。持ち物と話す内容のメモを用意して、まずは肩の力を抜いて相談してみてください。
ぽちぽちの道は、窓口に行く前の「何を話そう」という段階から相談できる、志木駅徒歩2分のB型事業所です。「困りごとをどう伝えればいいか分からない」というときは、LINEでの相談や見学から始めてみてください。質問だけでも大丈夫です。事業所選びは「B型事業所の選び方チェックリスト」も参考にしてください。障害福祉サービス全体のしくみは、厚生労働省「障害福祉サービス等」にまとめられています。
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監修者
田中 眞奈美(サービス管理責任者)
介護職、生活支援員業務、就労移行支援事業所での管理者業務など、介護・福祉業界にて多彩な経験を持つ福祉のプロフェッショナル。ぽちぽちの道では、サービス管理責任者として個別支援計画の策定および支援全体のマネジメントを担う。

執筆者
徳永 崇志(職業指導員・株式会社イチドキリ 代表取締役)
岡山大学教育学部出身。株式会社日立システムズでエンジニアとしてキャリアをスタートし、株式会社リクルートで教育系SaaS「スタディサプリ」の法人営業に従事。その後、複数社で生成AIを活用したプロダクトの事業立ち上げを経験。ぽちぽちの道では、生成AI・ITを活用した生産活動の職業指導を担当。厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター」講座修了。

